159: ham ◆sneo5SWWRw :2020/04/06(月) 23:48:20 HOST:sp1-72-7-187.msc.spmode.ne.jp
ご要望通り、自分の世界線書きます。
元々、>>135で書きたいと言ってますしね。
まずは自分世界線でのミッドウェー砲撃の前日譚です。

戦後夢幻会ネタ ham世界線 第一次ミッドウェー沖海戦 前日譚

憂鬱世界でそれぞれ一生を終えた転生者たちは、突如として史実世界へと転生した。
しかも史実世界から昔の自分に転生した者も現れるという事態に。
転生者は太平洋戦争の回避に挑もうとしたが、憂鬱世界と違い、転生も合流も遅かったこの世界では、戦争の流れを止めることは最早不可能であった。
ここに来て転生者一同は一転して、「誇りある講和」「より良い負け方」「栄光ある敗北」をスローガンとして目指し、西側No.2に納まるという方針に変更。
④計画では転生者の三川軍一の手によって、駆逐艦や潜水艦といった小艦艇の一部を変更する等して、ちょこちょこと地味にであるが、改変を進めていた。
そんな中、1940年の演習中に、2列縦陣で砲撃訓練をしていた日向で史実より早い第5砲塔の爆発事故が発生。
日向は史実通り火管から突然電流が流れ砲塔内に燃焼ガスが逆流。火薬庫の注水で助かったが、事故はそれだけではなかった。
暴発時に砲身内に入っていた砲弾が発射され、なんと2列縦陣の隣に居た伊勢の5,6番砲塔の中間部分に命中。
これにより、日向は事故に逸早く気づいたわけだが、伊勢はこの被弾で第5砲塔の砲身が折れ、第6砲塔で破孔を生じた。
この伊勢型2隻の惨事に頭を抱えた海軍だが、この事故を好機と見たのか、某ブラウザゲー好き転生者により、航空戦艦化計画が提案される。
もちろん、完全な趣味であるので夢幻会としてもスルーしたかったが、元通りに直すとなると、ドッグを占有する時間が航空戦艦化より長くなるという問題があり、時間も労力も無いのがネックだった。
特に伊勢が修理を行う呉工廠では111号艦(大和型4番艦)の起工が予定されていることから、短時間で終わらせるために航空戦艦化が選択された。
同時に、倉崎翁をリーダーとした各社の航空技術者の転生者たちの結社「蒼空会」の手によって、12試複座水上偵察機の競作において、愛知で瑞雲が開発された。
海軍から正式採用を勝ち取り、零式二座水上偵察機、秘匿名称「瑞雲」と名付けられたそれは、伊勢型航空戦艦に載せられることとなった。
そんなわけで改装を終えた伊勢型2隻は41年4月10日に第12航空戦隊を編成。史実転生者の角田覚治を司令官に迎えて、猛訓練に望んだ。
9月にはドッグから出た千代田を加えた12航戦は、ミッドウェー砲撃に参加することとなった。
事前の計画では、駆逐艦2隻に加えて真珠湾攻撃後の霧島と5航戦を用いることを想定していたが、真珠湾攻撃という激戦を終えた機動部隊にそこまで余力が有るのか?という不安要素が有った。
なんとか寡兵で砲撃と空襲が出来ないかと頭を悩ませた黒島先任参謀が、ふと猛訓練をする伊勢型の姿を見て、閃いた。
水上機とはいえ、砲撃も空襲も出来る航空戦艦。あれならば寡兵で出来るのではないか!そう考えた黒島はすぐに計画をまとめて山本長官に提出。あれよあれよという間に計画は実行に移された。

ミッドウェー島砲撃部隊
司令官 角田覚治少将(旗艦:日向)
第十二航空戦隊第一小隊:日向、千代田
第七駆逐隊:潮、朧、漣、曙
給油艦:尻矢

伊勢は、ウェーク島攻略支援のためと、さすがに戦艦2隻では被発見率が上がる危険から、外された。
千代田についてほ、給油設備を有していることから、尻矢との合流失敗時の保険として参加となった。

一方で、米軍側では、こちらでも史実に無い変化が起きていた。
きっかけは、ウェーク島に航空機を輸送する際のキンメルとハルゼーの会話だった。
「足手まといなんか要らねぇよ」と言って戦艦の同行を拒んだハルゼーを心配したキンメルは、彼を支援するために後発するレキシントンを連れるニュートン隊に戦艦を1隻同行させることとした。
最も日本に近づくハルゼーをすぐに支援できるようにというキンメルなりの親友への配慮だった。
ニュートン隊は、スパイから輸送計画を秘匿するため、南東の演習用海域へオクラホマ級戦艦2隻を連れて出撃し、水平線の向こうで分離した後、ミッドウェーへ向かった。
当初は同型艦がドッグ入りしているアリゾナを送ろうとしたが、分離直前に荒波でアリゾナが軽微の損傷を生じたため、分離予定だったオクラホマ級のネバダに変更された。
かくて、ミッドウェー沖にて、史実に無い、そして世界で類を見ない異色の戦艦同士の戦いが開かれようとしていた。

以上、前日譚終了です。
完全に趣味が入っていますが、ご容赦を。
戦闘は後日に。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2020年04月14日 22:57