562: 加賀 :2021/10/10(日) 21:04:35 HOST:softbank126140144004.bbtec.net
「ども!青葉ですぅ!! またの取材、ありがとうございます!」
「……あれから二週間しか経ってないけど?」
「いやぁ、ミッドウェー海戦の資料が意外と高評価を得まして……それで長門さんからついでに第二次ソロモン海戦と南太平洋海戦も取材してこいと……あっ、これが許可証で
す」
「……確かに長門の印鑑であるリスがあるのは気に食わないわね……」

 リスの花押を使用する長門の印鑑なので確かに長門からの命令なのであろう。瑞鶴は初めは断りたかった。しかし、横から思わぬ横槍があったのだ。

「良いじゃないか瑞鶴。別に減るもんじゃないだろ?」
「ちょ、ちょっと加賀……」

 そう横槍を入れたのは瑞鶴の私室でバリバリと煎餅を喰う加賀海軍大将である。本来なら『瑞鶴』を旗艦とする第三艦隊司令長官の筈であるが今は参謀長の松田少将に仕事を押し付けてサボっていた。

「ほら、海軍大将も許可を出しているんだから喋りましょうよ~」
「あんたねぇ……」
「勿論、報酬はタダとは言いません……」
「ッ!?」

 そう言って青葉は瑞鶴に一枚の写真を渡し瑞鶴は驚愕する。それは風呂上がりの加賀海軍大将を捕らえた写真だったのだ。

「十枚セットでどうです?」
「買ったわ」
(鼻血を出して満面の笑みで笑ってる人には……ちょっと怖いけどまぁいいや)

 写真を見て鼻血を出しながら笑顔の瑞鶴にドン引きする青葉だがまぁ仕事は仕事である。

「それじゃあお願いします」
「んっんー。さて何処から話そうかな……」

 そして瑞鶴は語り出すのである。

563: 加賀 :2021/10/10(日) 21:05:43 HOST:softbank126140144004.bbtec.net
プロローグ的な部分。これを入れて四話か五話構成になるかも(予定は未定
ズイズイは変態になったズイ


瑞鶴「許さんズイ」

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最終更新:2021年10月11日 22:21