227: 194 :2022/01/18(火) 21:15:30 HOST:ai126188248182.59.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その12 交戦開始フェーズ3


北方の水上打撃艦隊と神崎島艦隊が激突しようとしていた少し前・・・
超低空飛行で空母打撃群へと向かっていたレイ達に、友軍からの通信が入った。


F-15Jイーグル・いちご(以下いちご)「レイー!イッチー!」

レイ「いちごちゃん!?」

いちご「F-2の飛行隊を連れて来たよ。支援したいってさ」


いちごのセリフに戸惑う二人。確か通常部隊は、決戦に備えて可能な限り戦力を温存する方針だった筈。
なのに、何故ここに来ているのか。
確認すると、いちごの他にF-2が8機こちらに向かってきた。


~BGM・ジパングより 戦闘『みらい』~


F-2隊・隊長(以下バード1)「こちらバード1。お嬢さん達への支援に来た」

イッチ「大丈夫なのー?確か戦力を温存しろって言われてなかったー?」

バード1「・・・確かに、上からの命令はそうなっている。だが・・・少女達だけに戦わせる事を納得している者は、この隊には居ない!」

バード1「しかもお客様達が率先して戦っているんだ。俺達も戦わなければ、共に人類を守る資格はない!」

バード1「・・・まぁ、攻撃そのものは比較的安全なASM-2による攻撃だがな。敵空母への道を切り開く!」

レイ「・・・了解。感謝します!」

バード1「よしお前達!戦女神達を勝利へと導くぞ!対艦ミサイル、発射用意!・・・・・バード1、発射!」

バード2「バード2、発射!」

バード3「バード3、発射!」

228: 194 :2022/01/18(火) 21:16:00 HOST:ai126188248182.59.access-internet.ne.jp
8機のF-2から計32発のASM-2が発射される。シースキマー飛翔で超低空で敵艦隊へと突進していく。レイ達はそのすぐ後ろに遷移し、突進を再開する。
一方の敵空母打撃群だが、窮地に陥っている水上打撃艦隊を支援しようとしていたのだが、それ故にASM-2の発見が遅れた。
発見された時には、先頭を行くミサイルフリゲートロ級まで後200mの所に迫って来ていた。
そのASM-2だが、20発がダイブモード・12発がポップアップモードで敵空母打撃群への突入を開始。
各艦艇は迎撃を開始するが、早くも最初の数発がロ級をはじめとする艦艇に直撃していた。
ステルス防空巡洋艦へ級の1隻は、迎撃の最中に奇妙な反応を探知していた。航空機やミサイルに比べて、明らかに反応が小さい。一体これはなんだ?
その答えは数秒後にやって来た。海面ギリギリの超低空から飛来してきた『ソレ』は、ミサイルとは比較にならない機動で急上昇。真上から対艦ミサイルを撃ち放ってきたのだ。


レイ「私達人類の怒りの一撃・・・その身で受けてみろ!!」


乙世界の人類の怒りの一撃。今まで良い様に叩かれてきた人類の反撃の嚆矢が、今ここに炸裂した。
放たれた2発の対艦ミサイルは、狙い違わずへ級の艦橋とVLSに直撃。攻撃減衰の能力を無効化して直撃した一撃は、艦橋内部にあるコアを粉々に破壊し、VLSのミサイルを誘爆させた。


ゴゥッ!!


致命的な一撃を喰らったへ級は、VLSと艦橋から大爆発を起こして轟沈。自艦隊最強の防空能力を誇る艦の呆気ない撃沈に、他艦艇が動揺する。
すぐさま距離を取って爆発から逃れたレイ。回避機動を取りつつ、今度はすぐ近くにいた駆逐艦ハ級に残りの対艦ミサイルを叩きつける。
真上から艦橋を破壊され、速射砲に直撃した一撃が砲弾を誘爆させる。こちらもあっと言う間に撃沈した。
全くの未知の存在に驚愕しながらも、F-2のミサイル攻撃を凌ぎ切った各艦艇は、レイに向かってミサイルとCIWSによる迎撃を開始する。


レイ「そんな迎撃ッ!!」

229: 194 :2022/01/18(火) 21:16:30 HOST:ai126188248182.59.access-internet.ne.jp
各艦艇から激しい砲火を浴びせられるが、全て紙一重で躱され、直撃しない。
レイは決して真っすぐ飛ぶ様な事はしない。回避機動中にこまめに腕や足を動かす事で、反作用を利用した細かい回避行動をとっている。いわゆる宇宙飛行士の船外活動での姿勢制御方法と同じ。
ガン〇ムでAMBACと呼称されている姿勢制御方法だ。
敵艦艇は懸命に迎撃を行うが、従来のミサイルや航空機とは次元が違う機動にCIWSが追い切れていない。その為、銃弾は空しく空を切るばかり。
ミサイルでの迎撃も有効では無かった。追尾に手間取る上、右腕に装備されたバルカン砲で逆に撃ち落としすらしてくるのだ。しかも近接信管が作動して炸裂しても、手持ちのシールドや
戦娘を保護する簡易防護膜(蒼空邪軍の技術の一部解析により実用化)に阻まれ、有効打とならないのだ。
また、横合いからイッチがASM-1や爆弾を浴びせる事で援護し、その結果更に迎撃能力が低下するという悪循環に陥っていた。
しかも戦娘の継戦能力に関しても、格闘武器の他に超大陸世界が艦隊と特使を派遣する直前に実用化に成功した、亜空間弾薬補充システムにより更に継戦能力が増している。
これは専用の亜空間から予備の弾薬を直接補充する技術で、各武装の予備弾薬を合計3セット分装填しておく事が出来た。例えばASM-2なら、合計12発という事になる。装填時間も1秒程と短い。
その為、迎撃しようとしても回避されるばかりでなく、隙を見て対艦ミサイルで反撃すらしてくるのだ。これまでの艦艇では勝てる筈も無かった。
そうこうしている内に、もう1隻のステルス防空巡洋艦へ級も轟沈。明らかな劣勢に、大型空母リ級をはじめとする僅かな残存艦艇は潜行して撤退しようとし始めた。


レイ「逃がさない!!」


レイは盾を構えつつリ級に突撃。接近を感知したリ級は慌てて迎撃を図るも、レイはその迎撃をあっさり回避。艦橋のガラスを突き破って艦橋内部に突入。
この艦のコアと思わしき女性型生命体が驚愕の表情を浮かべ、赤い爪を形成して攻撃しようとするが、それより先にレイの専用武器・高周波ブレード付き日本刀・「斬邪丸」(本人命名)で首を切り落とした。
レイが艦橋から離脱すると同時に、リ級の艦橋が爆発。次々と誘爆を引き起こし、遂には艦載機用の燃料及び弾薬に引火。大爆発を起こし、大きなきのこ雲を残して沈没した。
離脱したレイが周りを見ると、残っていた残存艦艇の多くもイッチの攻撃で撃沈しており、逃れる事に成功したのは、ほんの僅かな数にすぎなかった。
初勝利にハイタッチを交わすレイとイッチ。と、少し離れた海域から轟音が響き渡った。
大和の砲撃で、既に戦闘力の多くを喪失していた超ド級戦艦チ級が爆沈。こちらも巨大なキノコ雲を残して波間に消えた。
こうして、後に「東日本沖海戦」と命名されたこの海戦は、人類側の圧勝で幕を閉じたのだった。

230: 194 :2022/01/18(火) 21:17:00 HOST:ai126188248182.59.access-internet.ne.jp
以上です。戦娘達の初実戦と相成りました。え?チート過ぎる?いやいや、一騎当千以上な存在だからこんな物かと(ヲイ)
新キャラとして、F-15J「いちご」が登場しました。まぁ今回はちょい役ですが(汗)。設定の方はいずれ。
核兵器使用以外での初勝利に、乙世界の日本中が沸き立つ事になります。次回はその辺りの描写となると思います。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。

247: 194 :2022/01/19(水) 13:37:05 HOST:ai126248012128.9.tss.access-internet.ne.jp
間違いを見つけたので、修正を。

228
  • 誤 発見された時には、先頭を行く砲撃フリゲートイ級まで後200mの所に迫って来ていた。
  • 正 発見された時には、先頭を行くミサイルフリゲートロ級まで後200mの所に迫って来ていた。

  • 誤 各艦艇は迎撃を開始するが、早くも最初の数発がイ級をはじめとする艦艇に直撃していた。
  • 正 各艦艇は迎撃を開始するが、早くも最初の数発がロ級をはじめとする艦艇に直撃していた。

wiki掲載時に、修正をお願いします。

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最終更新:2022年01月24日 22:34