308: 弥次郎 :2022/05/17(火) 22:25:23 HOST:softbank126041244105.bbtec.net

憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編証言録「フラグメント・スクランブル」



「モルフォの中央処理装置、元手が判明しました。
 だいぶ記憶の読み取りに抵抗しましたが……」
「で、どこのどなた様?」
「キリヤ・ノウゼン。所属はギアーデ帝国。そこの帝室付きの近衛騎士だったようですね」
「それなら、ギアーデ連邦に問い合わせてみるか……」

  • ペイル・ライダーことキリヤ・ノウゼン(の脳みそのコピー)、モルフォから取り外され、色々と調査を受けた結果身元が判明。



「……参ったなぁ、彼女に知られてしまうよ」

  • キリヤ・ノウゼンの生存と確保の報告を受け、エルンスト。センシティブすぎる情報に頭を抱える。



「ああ、ルルーシュ……」
「姉上……!?」
「助けてくれ……」

  • シンの異能への対処のため、またコーネリアのメンタルケアのために来訪したルルーシュ、サンマグノリア共和国の洗礼でやつれた姉に驚きを隠せない。




「その、ヴィークトル殿下、困ります…」
「そうとは言わず、少しだけ、少しだけ調べさせて---痛ッ!何をする六歳児!」
「恐れながらヴィークトル殿下!地球連合から来られた方々!特にアンドロイドに手を出さぬように阻止せよと仰せつかっておりますので!」
「レルヒェ!主君に手をあげるか!」
「これは殿下の御父上からの命でもあります!」
「ぐっ……」

  • ロア=グレキア連合王国第五王子のヴィーカ、連合のアンドロイドに興味津々で隙あらば口説いてばらして解析しようとして、レルヒェにそのたびに阻止される。




「民間からと軍人も合わせてやっと1000人……」
「軍人でようやく50人。そして技術職を除くと30名といったところですね」
「……人が集まっただけ、よしとしましょう」
「はい。パイロットや無人機管制を行うハンドラーとしての訓練---の前に、軍人としての能力を持っているか確かめなくては」
「……そう、ですよね、所詮は失業対策ですしね……うふふふふふ」
「少佐!?お気を確かに!?」

  • 軍民問わず有志を募ったものの、集まったのは1000人程度という状態に悲観しながらも前向きであろうとするレーナ。前途は多難であった。



「ミリーゼ少佐から聞かされていましたが、随分とずさんな管理ですね……と」
「我々に侵入を許す程度ですからね」
「……ありました、エイティシックス達の証言にあった特別偵察任務の資料です」
「スキャン後サンプルは持ち帰りましょう。それ以外は念のため元のように」
「スキャンモード、スキャンモード」
「電子的な侵入は?」
「問題ありません。データのコピーは順調です」
「痕跡は残さずに」
「了解」

  • 国軍本部の「機材室」のアンドロイドたちの暗躍。エイティシックス達の証言を裏付ける資料が次々と回収された。



「というわけで、集合無意識に干渉してしまっている彼の能力を、貴方の力で何とかしてほしいというわけね」
「状況は把握した。だが……なぜここまで悪い状況が重なっているんだッ!イレギュラーにも程があるだろう!」
「マーフィーの法則。悪いことはなぜか重なる。そういうことじゃないの?」

  • 星暦惑星に到着したルルーシュ、ブレンヒルトから情勢を聞き出して思わず絶叫。

309: 弥次郎 :2022/05/17(火) 22:26:23 HOST:softbank126041244105.bbtec.net


「自分の誕生日を覚えていないエイティシックス達がいるとは……」
「共和国のデータベース上からも削除されているようです。
 一部のエイティシックス達は覚えていましたが……すでに世代としては最後の世代。
 生まれて間もなく戦争が始まり、強制収容所に収容されていたので、そういった概念も知らなかったようです」
「実年齢さえも怪しくなってくるなこれは…」

  • エイティシックス達の実態調査の一幕。重要なアイデンティティーさえも奪われている事態に愕然とすることに。



「……ということができますが、どうしますか?」
「どう、したら……」
「急ぎではありませんので。エマ准尉の決心がつきましたら、いつでも申し出てください」
「はい……」

  • アンジュ・エマ、身体に残る傷などを処置によって綺麗に消せると聞かされて。



「なんかこうして勉強していると、学校に逆戻りしたみたいだよね…」
「ああ、雰囲気は違うが、似たようなもんだよな」
「がっこうって、何?」
「あー……クレナはそうだったな」

  • 学校というものに形は違えど初めて入学するクレナとそれを取り巻く戦隊面々。




「なんだ、この犬…」
「かわいいね!」
「ファイドだ」
「ファイドって……同じ名前つけたのか?」
「いや、こいつもファイドなんだ。本体は作業機械として働いていて、こいつとリンクしている」
「……どういうこと?」
「つまりさ、中身が同じってこと?よくわからないけど」
「ああ」

  • 原作スピアヘッド戦隊、そしてシンに懐くファイドの大型犬を模した別ボディ。情操教育も兼ねた戦隊付きのペットとなることに。



「ああ、ライデン……!無事だったんだね!」
「ばあちゃん、久しぶりだな」

  • 匿われていた老婦人と再会したライデン。老婦人は自ら86区に出て自らにできること探す道を選んで、教員となっていた。



「サンマグノリア共和国に正義の鉄槌を!」
「虐げられたエイティシックス達に救いの手を!」
「不当に奪われた人命のためにも報いを!」

  • 各国で盛り上がりを見せるサンマグノリア共和国への怨嗟の声。皮肉にもその中心には国外にいた共和国人がいた。




「俺みたいな白系種も受け入れるのかい」
「この国の白系種の行いがクソみたいなことは事実ですが、必ずしも人種が人間性とイコールではありません。
 自ら動いた貴方の行動は称賛されることはあれど、避難されるいわれはありません。歓迎しますよ」
「そうかい」

  • 整備士のレフ・アルドレヒト、共和国から抜け、連合の傘下に入ることになる。



「足回りクソ、主砲クソ、機体の耐久性や剛性など装甲面クソ、OSクソ、搭乗者保護を含む安全性クソ。
 クソじゃないところを探す方が難しい」
「工業系の学校の実習でもこんなものを出したら赤点だろうな」
「これが自称優良種の技術の結晶ねぇ……まあ、生身の歩兵よりはまだマシなのが唯一の救いかね?」
「作業用としてならバーレットの方がまだ有能だな。あっちはAIさえ更新すれば使えないこともない」

  • 回収されたジャガーノートの分析を行った地球連合の技術班の意見。

310: 弥次郎 :2022/05/17(火) 22:27:05 HOST:softbank126041244105.bbtec.net
以上、wiki転載ご自由に。
SSとかの合間にこういうのがありましたよって感じです。
もう一つくらい作れそうな気がしますねぇ。

青盤付属のドラマCDを聞いたら、なんというか、エイティシックス達ってほんと扱いは悲惨だったんだなって…
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最終更新:2023年08月23日 23:17