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銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその八十三


マシュは何となく起きてしまい酒瓶やゴミの散らばり酔い潰れ死屍累々の宴会場を後にし夜の常世神宮を当てもなく歩き回っていた。
夜の常世神宮には煌々と周囲照らす篝火や灯籠灯り以外には灯りがなく月や星がよく見える。
明日からは艤装の調整が始まりその後には自分の、艦娘【霓】としての進水式、その数週間後の十月には任務への試験投入が控え、
十一月にはこちら側の出雲に出向きティアマトの娘としてお披露目予定である。
ゲート側のフェル達ももう少しすればゲート側イゼイラへ特殊な精死病の治療手段を携え向かう予定であった。

しかしマシュはその予定の中で十月の任務に頭を悩ませる。
秋刀魚祭りってなんだ秋刀魚祭りって、後艦娘全力で秋刀魚漁って。
姉にキリシュタリアにトトロットにオリュンポスの双子も当然の様にしてるし…。
同じ月に先輩が放り込まれていたトリロジーまで至った西洋お盆祭りよりはマシだろうと考えることにした。
実際の所、鎮守府のイベントは中々にトンチキな内容な上にその内チェイテピラミッド姫路城に連れていかれるだろう。


マシュが復活してからそれはそれは大騒ぎであった。
オルガマリーや消えた筈のロマン、死んだ筈のダ・ヴィンチちゃん(大)。
至ったが故にその存在そのものが消え去った筈の宮本武蔵。
ブリテン異聞帯で交戦したモルガン…いや、自分と共に2000年前の妖精國を旅をしたトネリコ。

感極まりモルガンがトトロットにしがみつき泣き喚くわ。それでトトロットの首が絞まり青くなるわ。
オリュンポスの双子と武蔵が共に駆け寄り合い泣き出すわ。
ダ・ヴィンチとロマン前にしてマシュが泣き出すわ。赤の星の勇者なキリシュタリア見てオルガマリーが頭抱えるわ。
兎にも角にもカオスであった。

そしてそのまま電や大和の執り成しで常世神宮の宿泊施設へ移動しマシュ復活の宴会と相成った。
来れる者は皆呼んだ結果、神崎提督と赤い髪で耳の尖った提督の義娘始め家族一同、マイケル・ウィルソン・Jr.、
銀連日本の柏木夫妻にゲートのフェルさんや鳩サンとかその辺などそこそこ色んなのが集まった。
そんなこんなで始まった宴会の中【これまでのマシュサン】などというフェルさん(ゲート産)が撮り溜めていた記録映像と共にマシュがイゼイラに出現、
ヤルバーンがティエルクマスカ銀河を離れ地球へ希望を求め飛び立つまでとか、
地球に来た時の騒動とか日本での体験や日本の政治的案件()でマシュぶっ倒れて【とてつもないマシュ】になるまでが語られた。
それを聞いてカルデアの面々は頭を抱えていた。現代日本であることじゃねえだろと。

まあ知人が世界超えて、星の開拓者ってレベルじゃねえぞってレベルで世界と銀河超えた上に異星文明と接触、
日本の憲法に係る騒動が原因で聖剣ぽいのや救世主の血の付いたのぽいのと混ぜ混ぜして角と尻尾生えて神性得て軍艦の魂となりましたとか訳分かんないだろう。
マシュが星の開拓者で星を渡るもので女神の神核を…とか呟きながらオルガマリーの頭から煙が吹き出てた。
ロマニは鳩さん前に「アイエエエエ! ハトサン!?ハトサンナンデ!?」とハトサンリアリティショックで汗だくだくでした。



マシュが彷徨ってると常世神宮の中庭へと出た。
見上げれば柔らかな月の光が降り注ぎ夜の闇で蒼く染まった景色は神秘的ですらある。
その景色に見惚れていると何処からか声が聞こえマシュはそちらの方へと導かれる様に歩みを進めた。

その先では中庭に面する廊下に腰掛ける二人の人物の姿があった。
月を見上げ盃を呷る神崎と日本酒の酒瓶を持ち空になった盃に酒を注ぐモルガンの姿。
何の接点もない筈の二人が並んでいるがどうにも様に成っている。その光景に何故かマシュの胸は締め付けられる。
神崎博之提督。今日会うのが初めての人物であり自分(マシュ・キリエライト)の姉電の夫、だけの関係の筈…。


「あの者達を受け入れてくれたことに感謝を…。」

「数にすれば大した数じゃない精々両手に届くか届かないかくらいだ。」

「いえそれでもです。トトロットとまた会えるとは思いませんでした…あの子とも…。」

「座礁していた所をあの祭神が保護し神核の中に眠らせていたあの子を見つけたのはリシュリュー、
育てたのはウォースパイトだ。礼は彼女達に言ってくれ。」


そんな会話をする神崎とモルガン。
二人は会話を続ける。


「それから…貴方が遠き果てでも私の妖精國を記憶に残していてくれたことも…礼を言わせて下さい。」


モルガンの言葉にマシュは疑問を覚えた。

115:635:2022/09/28(水) 07:09:33 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


「(妖精國を覚えている…あのゲームの六章のことでしょうか…?)」

「色んな意味で忘れられないさ…ま、あの國の裏を知ってしまえば尚更。」

「妖精円卓領域…でしたか、あり得る筈のないとされた私達のことが汎人類史に相当するような世界の人々に広く認知され記憶されているとは不思議なことです。
そう言えば貴方のことをマシュに言わなくて良いので?」


モルガンはその妖精眼で神崎を見つめる。ウソなど許さんとばかりに。


「貴方の数多の前世の一つがカルデアの【ブーン!ブーン!】誰です!…マシュ?」


突然の音に振り向くモルガン、その先には自分のPVMCGが急に振動してアワアワとするマシュ。


「はわ!はわわわわ!?」


その姿に毒気を抜かれるモルガン、対してその慌てっぷりがどことなく吹雪や電ぽい…マシュは間違いなく電の妹つまりは特型の末妹なのだなと思う神崎であった。
マシュはPVMCGを色々弄くり漸くバイブレーション機能を停止させる。
そして二人の方を向くと何となく申し訳なさそうだ。


「あの…すいません…ゼルクォートに入れてた朝晴新聞のニュースアプリの通知機能が動いていた様で…。」

「ぜるくぉーと?にゅーすあぷり?それは一体…?汎人類史にそんなものありましたか?」

「あのですねモルガンさん…これはティエルクマスカ連合という異星の文明の産物でして。」


ちんぷんかんぷんといいた感じのモルガンにPVMCGについて教えるマシュ。
まあ異星文明の産物なぞ超古代ギリシャ文明除いて汎人類史に存在なぞ影も形も無かったというか近年異星知性体と接触してないししょうがない。
マシュにPVMCGの説明を聞いて感心したような様子のモルガン。


「念話、結界、投影魔術などを高度かつ誰にでも扱える様にしたそのがそのぜるくぉーとというからくりですか…。」

「はい、これは科学技術の産物ですが。」

「そして官報や新聞、本、時事などがどこでも読めるのがそのあぷりという内臓されたからくりと…。」

「いえアプリは…なんと言えばいいんでしょう…?」

「PVMCGで走らせられる魔術の一つと思えばいい。」

「あ、そうですね。」

「成る程、それは複数の魔術を記憶させた杖の様なものなのですね。」

「試しに新聞でも造成してモルガンに見せてみたらどうだ?」


アプリの説明に悩むマシュに助け舟を出す神崎、その言葉に頷き朝晴新聞(ゲート世界版)を仮想造成するマシュ。
その光景を見て感心した様な様子のモルガンだがマシュは新聞を広げ宇宙猫と成り果てた。
マシュの様子に怪訝な顔をする神崎はマシュの横から新聞を覗き込み神崎は達観したような顔、
モルガンは神崎とマシュを見て珍獣でも見たような顔をしている。

116:635:2022/09/28(水) 07:10:25 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


【ゲート日本市民団体連合及び一部の野党超党派議員連合、日本国憲法九条を神とする宗教立ち上げ】


マシュはティエルクマスカ銀河猫だった。神崎はまあいつも通りかと溜息をついた。モルガンは向こうの世情など疎いので何が何だか。
記事を読め戦争を否定する平和憲法九条を含む全憲法を銀連日本の内政干渉改憲から守り、銀連日本をあるべき姿に導くため、
銀連日本が道を誤った原因であり政教分離を否定した銀連日本の神々との戦争に勝利するために信仰集め憲法九条の神に降臨させるとかなんとか。
その為に九条を崇める宗教…仮に九条教とでも言おうか。
それを憲法改正許さず政教分離の為に日本の国教とすることを改憲で憲法に明記することを野党の一部が党是とする主張している。
これらを現役の国会議員とかが。
後、マシュは九条の神の御使いとか聖女とかまだ主張してる。


「え、あの…政教分離するけど国教を政治で定めるとか、内政干渉否定して内政干渉するとか、戦争しないのに戦争するとか…全部矛盾が…。」

「発言矛盾とか大体安定の日本の左巻きでリベラル名乗ってる連中だ。本を読むならば現代にそんなのごまんといるのは分かるな?」

「はい…でも実際にこうして自分に関わる主張とかされてるとなると。」

「まあ気持ちは分からんでもない。俺だって出来れば一生関わりたくないがな…。」


そんな中記事を読んでいたモルガンが顔を上げる。


「この者達は本当に九条なる神を降臨させようとしているのですか?」

「いやそもそも九条の神などいないしそいつらに信心などないから神性も得ないだろう。ただ日本という国を叩くための道具。
実際に降臨などしても事が終われば用済みだろうよ。」

「それではケルヌンノスを殺したはじまりのろくにんと同じではないですか…。」


モルガンの問に神崎は答える。


「ではマシュも…?」

「骨の髄まで利用するだけ利用して顧みることもなく、良心の呵責もなく捨てるだろうな。」

「つまりあれらは妖精國の妖精と同じ…?いやそれそのもの…?」

「………。」


分かってることだと言わんばかりの神崎の言葉、実際に聞きマシュの身体が強張る。
そんなマシュをモルガンは抱きしめマシュは弛緩する。
モルガンの脳裏に映るのは友人とか娘とかの最期の姿とか、あの妖精共とか妖精共とか妖精共とか。


「マシュ、安心なさい。これ以上友人を妖精國の者共に奪わせませんとも…貴女は私が守ります。」

「モルガンさん…。」

「マシュ…出来れば貴女には以前の名前で…。」

「モル…いえトネリコさん…ありがとうございます。」

「後、取り敢えず呪っておきます。」

「!?、あ、あの!殺人とか駄目ですよ!?」

「私、魔女ですから。そこそこ死なない程度にすっごい不幸になる呪いを施します。」



「妖精國の妖精でないのだが…。」

117:635:2022/09/28(水) 07:11:47 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp












後日、鎮守府の執務室には鎮守府の新聞読んでビミョーな顔をする神崎とその横で茶を啜るモルガンの姿があった。


「モルガンの呪いとティアマトのビミョーな呪いが連鎖反応したか…?」


神崎は呟き、モルガンは素知らぬ顔だ。
記事の内容であるがマシュを襲おうとしたり外国に引き渡そうと主張した人間らを襲った悲劇?の内容であった。

マシュを捉えようとしていた左巻きの市民団体の幹部が飛来したホールチーズ(5kg)に頭ぶつけて意識不明。
同じ団体の人間がタンスの角に小指ぶつけて片足複雑骨折して歩行不可能。
外国にマシュを引き渡すべきとか言ってた野党議員が飲酒無免許で党の施設に突っ込んで党の人間多数重軽傷&施設全焼引き起こした。
野党支持者が万引きして現行犯逮捕され所持品検査したら野党議員の贈収賄の証拠が出て連鎖逮捕。
大きな不祥事起こして謝罪会見で変な語尾が付いた会見で批判殺到して以降も国会でも変な語尾外れないわ、
痴情の縺れで国会で刺されるわ、、豆腐の角に頭ぶつけて頭蓋骨陥没とかで「貧弱ゥ貧弱ゥ!」と話題沸騰。
しかし何故か死者は出ていない。
後、何か桃や塩の結晶でダメージを受ける体質になってた。

マシュに魔の手を伸ばそうとした左巻きやアカい政党に重軽傷者や逮捕者が多発中、
ゲート日本のネットではティアマトの警告もあったので「祟りだ!」「呪いだ!」「いやドリフだろ?」「いや桃や塩でダメージ受けるからあいつら怨霊とかそっち系になってんだよ」と大騒ぎであった。
なおそれでも主張曲ずに銀河連合日本とゲート日本政府に責任転嫁を行っていると記事に書かれている。なお証拠なぞない。


「ティアマトの警告もあったというのにやはりどれだけのことを経験しても性根が変わらない妖精でしたか…。」

「いや肉体的には普通の人間だぞ…というか中身見たのか?後、妖精呼びはこの世界の妖精にもの凄く失礼だぞ。」

「……………………では、世の中には女性を名誉男性と称するのがあるそうなのであれらは名誉妖精國妖精ということで。」

「おい見たのかよ…そして新しい区分を作るな。」

118:635:2022/09/28(水) 07:12:28 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ。

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最終更新:2022年11月14日 22:51