248:635:2022/12/01(木) 07:03:49 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp

銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第五話「ウマと馬がいないとこで話は進むようです」



「…ですからあの怪物と関係あるウマ娘を匿うトレセン学園に対し早急に強制査察を行うべきです!」

「(こいつらブッコロしてやりマショウカ…。)」


国会議事堂、夜遅くに野党のダダで招集された議会で閣僚として参加してるフェルさん凄く不機嫌だった。
元々眠くなると凄い攻撃的になるのでしゃあない。
ついでに参加してる自保党の議員も野党の独壇場に辟易としている。
ちなみに府中の巨大物体や西ノ島の巨人の正体、トレセン学園に現れたという新しいウマ娘の情報も分かるのではと話題だ。
なのでワクワク動画やウマチューブなどでも生配信されているがワクワクしながら動画見てたら野党の独演会を延々と聞かされ落ちるものも多数発生中。


:ウマ娘マダー?
:野党の独演会見に来た訳じゃないんだが
;セイちゃんつまんないので横になりますね
:↑残念だがセイちゃんは俺の横で寝てるよ
:セイちゃんはトレセンにいる定期


トンチンカンなこと言って正義という自己陶酔に酔ってるオッサンオバサンとか見ていて楽しいものではない。
ちなみに夢幻会は転生して何度目かも知れぬ光景を強制的に見せられて目が死んでる。
続く主張に東條や辻は溜息吐く。


「(ついでにトレセン学園を強制閉鎖すべきってさあ…。)」

「(キュウジョウキュウジョウ喚くくせに法律とかどう考えてるのでしょう…。)」

「(挙げ句に落ちてきたアレに重力子兵器通用しなかったのに倒せって…その上どう考えても府中で大量破壊兵器使用することになるんだぞ。)」


どう見ても先の自業自得なフェミニスト達の末路の復讐企んでいるとしか思えない。最早お前ら何言ってんだである。
その上にフェルさんや突撃バカから府中にいる御方達、夢幻会員も良くする某スマホゲーの皆のトラウマの同位体とか伝えられて泡食っている。


「そしてこの場に出現したウマ娘を参考人として連れてきて罪を暴くのです!!」


晴れ晴れとやりきった表情をする野党議員、与党はおろか同じ党の一部からも着いていけねえと冷たい視線送られているのに気づいていない。
過激なフェミニストモドキこそ人間の範疇にない力で一掃されるという法治国家としてどうなのかという状況で一掃されたがこれらは未だに残っている。
大きな実害出した訳でもないので民主主義国家として駆除出来ないのは歯がゆい所でありそこら辺分かってやってるのもいる。
まあ、大半は自分は大丈夫という根拠のない自信からであるが、それが終わりを告げる時が来た。


「それは私達に対する宣戦布告と捉えても良いのでしょうか?」


議場に降りる透き通る声にギョッとする議員達。
見上げると夜には開かれず誰もいない筈の傍聴席に人影がある。
銀の髪に二つの巨大な角、赤い瞳、上代の白い衣を纏う美女である。


「(来ちゃッタ――――!?)」

249:635:2022/12/01(木) 07:04:40 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


絶叫しそうなのを既の所で堪えるフェルさん。
誰もいない筈の場所に明らかに地球人類どころかティ連種族ですらない存在がいることに皆が騒ぎ出す。


:誰だよ?
:知らねえよ
:角とトカゲの尻尾あるなティ連にあんな種族いたっけ?
:俺の知る限り知らん


警備員が駆け込んで来る。
それも先の西ノ島での何かよくわかんないもの出現に伴い重ロボットスーツまでも用意された精鋭だ。
彼らが駆け込みその女性を取り囲みスタン兵器を向ける。


「大人しくするんだ!」


重ロボットスーツを着た警備員が拘束しようと腕を伸ばすと女性にロボットスーツのアームを掴まれた。


「クッ動けない!?」


どう見ても唯の成人女性にしか見えない存在はアームをそのまま押さえつける。
地球の重機すら足元にも及ばないフルパワーでアームを動かすがびくともしない。


「えい!」

「「「え………?」」」

:ロボットスーツの手がもげたー!?
:あれって脆いんですねやはり日本製は欠陥
:↑あれティ連のやぞ?
:パヨクは去れ


そんな気の抜けた掛け声と共に女性が手に力を込める。それだけで重ロボットスーツのアームが簡単にもげた。
呆然とする中の人とその場の人々。信じられない光景に全員が呆気にとられ静寂がその場を支配する。
一瞬間を置き混乱が場を支配する。


「何なんだ一体!?」「一体あれは!?」


野党などは先程の威勢は何処へ行ったのか我先にと逃げようと議場の扉に殺到した。
一部は転倒し後続の人間にお構いなしに踏み潰され、密度で流体と化した人の波に立ったまま潰される。


「逃げろ!!」「化け物だ!!」「扉へ急げ!!」

「開かないぞ!!」「誰だ鍵掛けたの!?」


しかしそれ程のことして辿り着いた扉は固く閉ざされたままだ。
議場にふんわりと降り立ちふんすと豊かな胸を張りドヤ顔をする女性、その女性を議場に設置されたカメラが捉える。


「取り敢えず聞かない人が出ないよう扉は封じました。」

「総員対象から離れろ!!非戦闘員を背に壁を作るんだ!!」


それによりさらなる恐慌を議員達を襲い、警備員達は女性から離れ議員達を背に壁を作るが全員の背に嫌な汗が流れる。
場の空気は一触即発、だが状況は女性が圧倒的に有利であり本気を出せばこの場の全員が即座にこの世とおさらばするのは想像に難くない。

そんな最中フェルさんは焦りに焦っていた。マズイ、まず過ぎる。
先程の野党の発言を日本の総意とでも女性に捉えられれば凄まじい被害が発生する。
というか下手すればこの場で【国会総辞職バビロニア】ばかりか【星間都市山脈日本沈没】が発生しかねない。
議員席に座っていたフェルは手を上げ叫ぶ。


「ギちョ―――――!!」

「ッ!はいッ!柏木迦具夜君!!」

「ワタクシ柏木迦具夜はこの件につきまして説明を行いたいと思いマ―――――ス!」


何とかまだ冷静さを保っていた議長はフェルの声に反応し咄嗟に打開策があると見抜く。


「柏木迦具夜君の動議にご異議ありませんな!?無いですな!?無いと言え!!」


議長の押しに全員がコクリと頷くのを確認するとフェルは足早に議員と女性の中間地点である演台に駆け上がる。
そしてフェルは息を大きく吸って吐き心を落ち着けると手元のPVMCGを操作しゼルモニターを造成する。
それに映るのはどう見てもゲームの映像だが、議員や警備員達は目の前の女性と映像を比べる。

250:635:2022/12/01(木) 07:06:11 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


「コチラにおわす御方は先のゴーストウィニングサンの事件のその顛末。
フェミニストサン達の失踪とあのヒト達がコワされたことに関わったとされる方と同じ創造主…神サマなのデス!!
ちなみに府中上空にあるものや出現したウマ娘とされる方も関係者なのデスヨ!!」


誰かが「神…」と咀嚼する様に呟き、先にアレな発言した議員達が顔を青ざめる。
先のゴーストウィニング号を死に追いやり、ウマ娘らに手を出そうとした者らの末路思い出したからだ。


「その名はメソポタミア神話の創世神の創造主ティアマト兼創造主日本の国御魂?サンなのデス。国御魂ってなんなのか知りまセンガ…。」


ちなみにと続けるフェルさん。


「このゲームの創造主ティアマトの同位体でこのゲーム世界実在して彼女が世界滅ぼしかけたことも確認されてオリマス。
それで現在は平行宇宙の日本で創造主されてるトカ。」

:世界滅ぼしかけた?
:えっとあのゲームでティアマトで滅ぼしかけたってことは…
:実在したのか…
:ヤバくね…(汗)
:というかあの世界の実在確認済みって…(汗)
:みんなそれよりも日本で神様やってるってなんだよ(宇宙猫)


フェルの言葉にフンスと再度胸を張る女神様。
議員達は世界を滅ぼすって…ゲームの神様って…という反応。
そしてフェルはティアマトに問いかける。


「それで創造主ティアマト、本日はどの様な要件デ?」

「釘を刺しに来ました。」

「釘を刺しに…?」

「はい、先程の暴言です。お母さん、あんな暴言許しません。」

「「「「(やっぱりそれか―――――!!)」」」」


ティアマトの言葉に顔を更に青くし卒倒しそうなトレセン学園強制査察だの閉鎖だの叫んでた議員ら。
それ以外の者達はテメーの責任かと目を向ける。


「あの様な暴言しようとするならばお仕置きをします。」

「お仕置き…ぐ、具体的には…?」

「全力で、それこそ神代のマルドゥークの時くらいに祟ります。」


キッパリと言い切るティアマトに戦慄する。


「それより凄く悪い子ならば二度と地獄へ行くことも天国へ行くことも転生も出来ない様に異界を彷徨う存在に堕とします。
それより少し悪い子ならば…。」

「少し悪い子ならば…?」

「ラフム(ヤクザ=サン)に生み直してあげましょう。」

:ラフムに
:生み直す
:ラフムって何?
:↑みんなのトラウマ製造機
:野党が皆アレになるのか(戦慄)


フェルさんと夢幻会以外、ラフムとはなんぞやと疑問符。

251:635:2022/12/01(木) 07:07:08 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


「ラフム…あのラフム(化け物)なのデスカ…!?」

「はい、ラフム(ヤクザ=サン)です。」


戦慄するフェルといつも通りのティアマト、会話が成り立っているようで成り立っていない。
そしてさて、というティアマトに全員が身構える。


「これで釘は刺しました。一度言えば余計な事はしないと信じてますので私は帰ります。では。」

「ちょ!?創造主ティアマト!?」


ティアマトは足元に原初の海を広げるとフェルさんの呼び止めに応じずズブズブと沈んで帰っていく。
残されたのは警備員と議場の片方に集まった議員達、そして演台のフェルさんだけだった。
と、思ったらティアマトが暴言吐いてた野党議員の近くに姿を現した。


「あ、そうそう。参考人招致ですが私が出ましょう、そうしましょう。無論質問者は貴方方で。」


それを聞いて顔を青くした議員達。


「あ、いえ!大丈夫です!疑念はすっかり解消されたのでもうトレセン学園に強制査察や強制閉鎖はしないので!しないので!!来ないで下さい!!」

「そうですか。では今度こそ帰りますね。」


再び水の中に沈むティアマト。
完全にティアマトの姿が消えた所で全員が膝をつく。


「「「「何なんだ…ア「ああ、もう一つ伝え忘れてました。」レ!?」」」」

「「「「また出た!?」」」」

「ウマの子らに手を出した場合デメテルがどれだけ食べても満たされぬ飢えを与えます。それか大陸級破砕機構の刑です。では…。」


再び水の中に消えるティアマトを見て夢幻会の面々は呟く。


「流石にもう来ないよな…。」

「大陸級破砕機構の刑ってなんだよ…。」

「向こうの嶋田さん、あれや他のも相手にしてるのか…。」

252:635:2022/12/01(木) 07:07:40 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ。

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最終更新:2023年01月14日 10:17