641 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/25(土) 18:43:02 ID:softbank060146109143.bbtec.net [70/110]

憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編設定集【ジャガーノート改】


ジャガーノート改

形式番号:M2A3
原型機:RMI「M1A4 ジャガーノート」
全長:6.0m
全高:2.4m
基本重量:8.4t
動力:エネルギーパック
乗員:1名

武装:
57mm滑腔砲
12.7mm重機関銃(実弾もしくは鎮圧用ゴム弾を発砲可能)×2
ワイヤーアンカー×2

オプション:
背部高圧放水ユニット
マウントアーム部鎮圧用シールド
対人グレネードランチャー(催涙・閃光・スリップ各種)
後部牽引ユニット

概要:
 ギアーデ連邦などにおいて誕生した、サンマグノリア共和国のフェルドレス「ジャガーノート」の改良型。
 対レギオンを主眼とするのではなく、対人・対低脅威を主眼とし、歩兵や砲兵と共に行動を行う豆戦車として発展改良されたものである。

 元々、サンマグノリア共和国の86区を制圧した地球連合軍は、当然ではあるが同地域に配備されていた“無人機”「ジャガーノート」を接収した。
当然ながら駄作も駄作、蓋も碌に締まらない単なる桶ということもあり、地球連合では使う予定のない在庫を抱えることになった。
言うまでもなく地球連合においてはMTなどを大量に無人機として揃えており、これらを員外装備として使う余地さえなかったのである。
ただ、後学のためであり、またあまりにもひどい有様の産物ゆえに逆に戒めになると保管されていた。

 転機が訪れたのは、星暦惑星各国がこのジャガーノートに着目したことにある。
 地球連合においてはAIさえも「改良するより資源として使った方がいい」という結論を下していたのであったが、それは要求が高すぎた故であった。
 そして、原作でもあったように非人型パワードスーツとして再設計することで、星暦惑星各国が求める歩兵随伴の戦力としての価値を見出すこととなった。
能力的には小型のレギオンの相手をするのが限界ではあるが、逆に装甲歩兵などからすれば十分であった。
対戦車砲や迫撃砲、MLRS、あるいは歩兵の運用する火器の運搬などをするには十分な踏破能力があり、いざとなれば歩兵以上の火力で支援もできるのである。
 斯くして、地球連合が確保し持て余していた在庫は各国へと引き渡され、改装の上で運用されることとなった。

 改装の結果としては、14mmクラスの銃弾、あるいは榴弾などへの耐久性を獲得。
 さらに設置圧の強すぎる脚部構造の見直しとOSの更新、全体としての材料の見直しなどで外見こそ同じようで別物に変化した。
また、動力や駆動系もレギンレイヴ系のモノを導入することで、牽引に必要な馬力や踏破能力を高めることに成功した。
唯一といっていい売りであった軽量さと機動力などはそのままであり、低脅威向けの軽フェルドレスとして改めて完成を見た形となった。

 皮肉なことであるが、このジャガーノートが活躍したのは、治安維持や低脅威戦となったサンマグノリア共和国制圧戦においてであった。
全体の重量としては非常に軽く、尚且つ対人などを想定すれば十分な装甲と火力を有し、小回りも効くために85区内で動かしやすかったためである。
特に重量級のフェルドレスを主力としていたギアーデ連邦やロア=グレキア連合王国などはこれを重宝することになった。

 最も、サンマグノリア共和国の軍がもはや軍という名の素人の集団であり、銃を撃つことさえもまともにできないため、戦闘にさえ発展しなかったケースも多かった。
大方の場合武力を以て威圧すれば即座に降伏してしまうばかりであり、それはゲリラ化すると思われた市民でさえも同様であったためである。
 その後、サンマグノリア共和国の治安維持や暴徒鎮圧などにおいては本機が活躍することとなり、それはエクソダスまで続くこととなった。

642 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/25(土) 18:43:44 ID:softbank060146109143.bbtec.net [71/110]

武装解説:
  • 57mm滑腔砲
 オリジナルでも使われていた主砲。工業精度や機構などの改良がおこなわれて、スペック向上を果たしている。
 ただし、もっぱら相手とするのは斥候型あるいは近接狩猟型などの小型種に限定される。
 これは装甲歩兵に随伴し、装甲歩兵にとって脅威となる対象を排除するため豆戦車的な運用がされるためである。
一応は戦車型などに対しても側面や背面を狙うことで有効打を与えることもできなくはないのであるが、基本的には推奨されていない。


  • 12.7mm重機関銃
 ガンマウントアームに搭載されている重機関銃。
 これは共和国で運用されていた際に装備されていたものと大差はなく、小型種の撃破乃至牽制を主眼としている。
弾幕形成のため、連装型にして合計4丁を携行することで支援能力を向上させたモデルも存在する。

 サンマグノリア共和国制圧戦においては、鎮圧用のゴム弾を発砲するタイプが装備されて実践投入がされた。
殺すことを疎んだのではない。殺す価値もない相手に銃弾はもったいないという判断からであり、政治的な要求の結果でもあった。
まあ、それでも直撃すれば生身の人間など軽く骨折くらいはするが、死にはしないので安いものである。


  • ワイヤーアンカー×2
 胴体部に装備されている原型機と同じ装備。
 障壁を上って越えたり、あるいは対象に打ち込んで引っ張るなど多様な使い方ができる。


  • 背部高圧放水ユニット
 サンマグノリア共和国制圧戦において、主砲の代わりに一部で搭載された装備品。
 牽引するタンクから供給される水をその砲身から高圧で噴射し、暴徒鎮圧などを行うために使われる。
当然殺傷能力はなく、あくまでも威嚇や装備の碌にない市民を追い散らすために使われるものである。
制圧戦においてやけっぱちになったサンマグノリア共和国国民が火を放つなどしたため、消火に動員されたのはご愛嬌か。


  • マウントアーム部鎮圧用シールド
 機体前面にマウントアームを介して構えられる大型の鎮圧用のバリスティックシールド。
マウントアームの馬力があまり強くないため、シールド下部には車輪がついており、それによって滑らかに移動する。
 対人想定のため、防御性はさほど重視しておらず、30mmクラスまでの銃弾を弾く程度でしかない。
それでも暴徒の鎮圧やバリケードの突破などにおいては十分な耐久性を発揮することができた。
人を制圧するには大きさや威容といったものが最も有効なのであるから。


  • 対人グレネードランチャー
 胴体部もしくは砲塔部に装備される対人装備。
 催涙弾や閃光弾、あるいは地面を滑りやすくする薬剤をばらまくスリップグレネードを発射し、暴徒の行動を抑制あるいは鎮圧する。
 対レギオンにおいては、炸裂弾もしくは焼夷弾を装填して使うことができるが、あくまでも補助的な役目が大きい。


  • 後部牽引ユニット
 後部に新たに設置されている牽引用のユニット。
 対戦車砲や自走砲、輸送コンテナなどを接続することによって、歩兵の装備などをけん引することができる。
特に装脚型の輸送ユニットを接続した場合においては車両では難しい地形でも容易く踏破することができるようになる。
装甲兵の随伴を務める豆戦車あるいは非人型パワードスーツとしての面目躍如といったところか。

643 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/25(土) 18:44:18 ID:softbank060146109143.bbtec.net [72/110]
以上、wiki転載はご自由に。
ふと思いついたので改良されたジャガーノートを。
多分戒めと皮肉を込めてジャガーノートと呼ばれ続けるだろうなって。
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最終更新:2023年07月09日 21:12