476 名前:銑鉄[sage] 投稿日:2023/04/05(水) 21:59:59 ID:p477224-ipngn200410kanazawa.ishikawa.ocn.ne.jp [6/10]
年度末、年度初めでスレを見れない内に大分進んで話題が変わってしまっていますが、、
物騒でブラッディな話題が続いているので、気分転換に>>132で投稿した機体の別バージョンです。


一式艦上”複葉”戦闘機 英国海軍仕様

全長:9m
全幅:9.5m (折り畳み時 5.0m)
発動機:金星 1350馬力
最高速度:520km/h
航続距離:1600km
武装:ホ5 20mm機銃×2(機首×2)

 日本海軍が採用した一式艦上複葉戦闘機(一式複葉戦)を英国海軍が採用したものである。

 地中海での戦闘で活躍した一式艦上複葉戦闘機を見た英国海軍は日本側に英国仕様に変更した機体の購入要望をだした。
日本側は、なぜBoBで活躍した零戦でなく一式複葉戦を希望するのか首をかしげつつも※1要望を受け入れ仕様策定会議を行った。

 仕様策定会議の場にて、英国海軍の新鋭空母のエレベーターの横幅が6.7mしかないという衝撃的事実を知らされ、今後の事を考え頭を抱えると同時に
零戦でなく一式複葉戦を希望したのは主翼の折り畳みを考慮しての事と納得した。

 納得はしたものの、一式複葉戦は複葉化で全幅を縮小し、折り畳み翼を不要とする事で軽量化を狙った機体であり、その機体に折り畳み翼する事はそれなりの
性能低下を招く事となった。

 英国海軍仕様は胴体は基本的に日本仕様と変わらず、計器類が英国機に準じた物へ変わっている。大きく変更されたのは折り畳み機構が追加された主翼で
折り畳み方法は下翼が英国機のフルマーに似た形で、下翼の全翼幅スロッテッドフラップは折り畳みに際してフルマーの様に上へ跳ね上げる為に分割されている。
上翼が同じ複葉機の零式観測機に似た形になっている。
主翼に装備されていたホ5 20mm機銃は折り畳み機構追加によってスペースが圧迫された為廃止され、武装は機首のホ5 20mm機銃2門のみとなった。

 日本仕様と比較し性能が低下した点もあるが、同じ複葉機のシーグラディエーターどころかシーハリケーンと比較しても十分な高性能機であり英国海軍の
主力戦闘機として活躍した。※2

※1 BoBで活躍した為、零戦の購入などに関する交渉は英国”海軍”でなく、英国”空軍”主体でが行う事とされ、英国海軍は交渉に参加できなくなっていた。

※2 主力戦闘機となったのは性能もあるが、それよりも英国では航空機の製造、配備は英国”空軍”が管轄しており、英国海軍は質、量ともに希望する分を
   入手できなかった(英国海軍曰く「連中(英国空軍)は必要な時に必要な物を提供した試しが無い」)事が大きい。日本海軍を通して日本から購入する分には
   英国空軍は介入できず、英国海軍が希望する機体を希望する数量、(予算が許せば)手に入れる事が出来た為である。

※フルマーの折り畳み翼はwikiの写真ですが、こんな感じです
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%98%E3%82%8A%E7%95%B3%E3%81%BF%E7%BF%BC#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Fairey_Fulmer.JPG


501 名前:銑鉄[sage] 投稿日:2023/04/05(水) 23:55:21 ID:p477224-ipngn200410kanazawa.ishikawa.ocn.ne.jp [7/10]
476の機体が英国海軍に正式採用された世界線での後継機?です。


試製複葉戦闘機

全長:10.2m
全幅:6.1m
発動機:ロールス・ロイス マーリン 2重反転ペラ装備
最高速度:610km/h
航続距離:1400km
武装:ホ5 20mm機銃×4(上翼×4)

 英国海軍の要求仕様に従って日本側で試作された複葉戦闘機である。試作の費用は英国海軍から出ており、発動機やプロペラ等も英国海軍から提供されたものを使用している。

 6m強の全幅の複葉機で2重反転ペラを装備し、武装は複葉機の上翼にあるという機体で英国人の要求仕様に従うと日本人が設計しても”英国面”に満ち溢れた機体が出来上がると
言われた機体であるが、英国面な機体らしく、個々の要求は真っ当な物であった。

 試作意図の大前提は、英国海軍空母の横幅6.7mのエレベータでも主翼を折り畳まず運用できる戦闘機を得る事あった。主翼の折り畳みを許容するなら、
(問題だらけではあるが)自国のシーファイアや米国機のF6FやF4Uが存在し、英国海軍があえて要求仕様を出して試作するならば、そこを重視したのである。
前述の機体という保険があったからこそ、できた選択でもある。

 全幅は左右の余裕をとって6.1mとされたが、この全幅で単葉の艦載機は不可能であり複葉機として設計が進められ、そして短い翼幅でトルクを抑え込む為に
2重反転ペラを装備する事となり、相応の航続距離を求めた結果、下翼は全て燃料タンクとなってしまい、武装は上翼に装備するしか場所が無くなってしまった。

 個々の要素は真っ当なのに組み合わせた結果として完成したこの機体を見て、ちょっと転生経験がある日本人は
「素晴らしい・・・まるで英国面が形となったようだ!」といたとかいわなかったとか。

シーファイアに比べれば着艦時の事故率は各段に低くなるであろうこの機体を採用するかしないかで揉めているらしい??
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最終更新:2023年06月18日 22:32