47:635:2023/02/11(土) 00:34:15 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp

銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第十一話「ウマと馬は漸く落ち着いたようです」


某所、肩を落として去っていく成り立てのおウマさんを見送るおウマさんズ。


「良かったので?」

「何のことだい皇帝陛下?」

「惚けないでください、シンザン!!あの子は貴女の子孫だ!!
いくらあちらの世界の人々のあの子を縛る強すぎる願いを断ちあの子の心残りを精算させる為、
向こうにの世界向かわせるためとはいえ日本競走馬の悲願達成を褒めて貰いたかっただけあの子に斯様な仕打ちをするなど!」


神馬と謳われた存在に噛みつく皇帝に対し神馬は諭す。。


「ありゃ頑固だよ。虹の橋渡る時に例え戻れたとしてももう戻らないと決めてたんだよ。
幽霊は二人もいらない。あの子の魂そのものである新しく生まれたウマ娘の為にね…。
ああでもしなきゃあいつは戻りたくても、戻れるチャンスがあっても戻らんかっただろうさ。」




「…まあそんなこったろうとは思ったのです。」

『はい、そんな訳なのです。』


カフェテリア、電とウマ娘さん達の目の前に大型のゼルモニターが造成され先程の会話の映像が流れてた。
現在その画面に映るは緑の理事長秘書でもウマ娘でもなく『幻の』と冠されるおウマさんが一人。
その後には『神馬』や『三冠馬』…ゴーストウィニング号とのレースをしたおウマさんの一部が縛られてる。


『どうも皆さん、錦を飾ってくれた一族の末や子孫であるゴーストウィニング号さんの現状に心を痛めてまして。
心を鬼にしてゴーストウィニング号さんを無理やりこじつけしてまでこちらに送り出したんです。』

「色々言いたいことありますが…バカなのです?」


呆れかえる電、なおこの場にはウマ娘総出で追いかけっこの挙げ句、
長距離を武器にしたメジロマックイーン号に回り込まれ、トウカイテイオー号に差され連れて来られた当のゴーストウィニング号もいる。
そんなゴーストウィニング号はご先祖様の真意知って申し訳ないやら嬉しいやらで変な表情になってる。
『神馬』が「いっそ殺せー!」とか顔を赤くして叫んでる。
やはり表情豊かな感じはゴーストウィニングにそっくりとそれを見てナイスネイチャはやはりこいつら親子…と思った後、
親子…いや祖母と孫というには世代離れてるし…と疑問符浮かべてたりする。


「あれが…『神ウマ娘』シンザン…。」

「隣が『三冠バ』セントライトかい…全盛期の姿のホンモノをこの目で見られるとは…。」


エアグルーヴやヒシアマゾンなどはそんな話をする。
『神ウマ娘』も『三冠バ』も彼女らからすれば伝説の域なのでしょうがないだろう…二人共縄で縛られてるが。
そしてハルウララが『幻の』おウマさんに質問する。


「ねえねえ、たづなさん。ゴースト号さんのご先祖様達はいじめた訳じゃないの?」

『いじめていた訳ではありませんね。後、私はたづなという名前ではありません。』

「ありがとう。でもどう見てもたづなさんだよね?ウマ娘の耳と尻尾生えてるけど。」

『いえ…私の名はトキノミノルですが。』


またも出る伝説の名前に驚くウマ娘達。
『幻のウマ娘』トキノミノルといえば映画に成るほどに有名なウマ娘だ。
こんなのがホイホイいるのかと驚くウマ娘達であった。
で、一部のウマ娘が『たづなさんトキノミノル疑惑』言い出すのだが。


「私はウマ娘ではありませんよ。」


その背後に突如としてトレセン秘書の駿川たづなが出現し絶叫する当のウマ娘、最早ホラーである。
そしてたづなはカフェテリに来た理由を電に伝える。


「そうそう電さん。」

「何でしょう?」

「トレセン学園警護の為の艦娘の皆さんが到着されまして、電さんに会ってみたいとのことです。」

48:635:2023/02/11(土) 00:35:07 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp




「さて今回の事件の発端となった情報流出についてだが…。」


場面は変わり府中のトレセン学園の理事長室、そこではURA及びJRA関係各所をオンラインで繋いでのテレビ会議中であった。
パソコンをプロジェクターに繋いで、ではなく手元の政府から支給されたURA関係者用のPVMCGでゼルモニターを造成してだが。
そのモニターで最大のものには情報の流出元となった人物の親であるJRA理事の一人が項垂れている。
因みに推し馬はオグリキャップとサイレンススズカ。
オグリキャップは青春がブーム真っ只中、サイレンススズカはその時現地にいて脳がやられたらしい。
そして何故か当然の様に語りだすゴールドシップ、おウマさんゴールドシップから電達の補助依頼された超大陸産である。


「ほいほい、ゴルシちゃんが調べたトコ情報の管理についちゃ問題ないぜ。寧ろJRAの情報管理規定から見ても十分過ぎる程よ。
こりゃ寧ろ流出させたせがれいじりの方が悪質だな。
親の手帳からシュレッダーに掛けたゴミ箱の中身まで漁った上に違法機器使ってパソコンに不正アタックチャンス!までしてるからな。
関係各所と宝島まで回って胴体着陸(ハードランディング)させようとしたのを不運(ハードラック)と踊(ダンス)させやがって…。
後でトレセンの上の母ちゃんに言いつけてやる!」


自分でじゃないんだと思う理事らであったが口に出さない上にゴールドシップの言うトレセンの上の母親は洒落にならない。
今回の事件、通称中央トレセン学園侵入事件の影響はURA及びJRAに対して大きな被害を齎していた。
まず警察の要請により本日と近日予定されていた競バ、競馬問わず東京競馬場と大井競馬場のレースが軒並み開催中止が決定、
合わせウマ娘・競走馬ファン交流イベントも延期、若しくは中止された。
また各トレセン学園も臨時休校となりウマ娘らは学園内での待機が指示された。


「有難うゴールドシップ。さて…JRA理事長とも事前に話あったが情報流出は情報流出であるからして責は問わねばならない。
これについてはURA及びJRA理事長及び理事の給与及びボーナスカット。
該当理事については本人が直接の情報流出元でなく寧ろ被害者であることを考慮。
先の給与カットに加えある程度の給与返納と自宅謹慎程度が妥当と思うのだが如何だろか?」


今回の情報流出に関する罰としては余りにも軽いのではないかという意見が他の理事は元よりその理事からも出る。
事件の社会的影響を考えればそういう意見も出る上にその理事も競馬ファンとして自分を許せなかった。
懲戒免職も覚悟してたし、なお情報流出させた息子は炎上した上に警察のご用となっている。


「いや待って欲しい。出現したサイレンススズカ号やオグリキャップ号らから今回の件で我々への制裁があるのだ。
それを以て彼への罰となり得ると私は判断した。」


その制裁というのがURAとJRA、何より競馬ファンである理事への絶大な罰であった。


「実は事件の直前まで実質責任者である駆逐艦電からURA・JRA主催レースへの参加の提案があったのだが…。
我々への制裁としてこの提案の取り下げ、
及び出走依頼があってもサイレンススズカ号らのURA・JRA主催の公式レースへの出走を拒否するとの申し出があった。
つまりは淀を走るライスシャワー号や府中を走るサイレンススズカ号…笠松のオグリキャップ号も我々は見れないということだな…。
同じウマソウルを持つウマ娘との競争も話に上がっていただけに残念なことである。」


愕然として力なく膝を着く理事とざわめくモニターの向こうの関係者。
特に理事はファンであるニ頭の出走の可能性を自らの息子が潰したも同然なので精神的被害がデカい。
更なる追い打ちをゴールドシップが放つ。


「映像見せて貰ったけどあのスズカ、マジモンのJRA・G1で秋の楯ゲッツだったり、
皇帝・日本総大将・英雄相手に逃げ切ってんかんなー。マジやべーぞあいつ…ってこれ公開しなかったんだったなメンゴメンゴ。」


見たい映像も見れない事実にJRA理事(スズカ・オグリ推し)は見事なorzを披露していた。
そんな理事を他所に話は続く。

49:635:2023/02/11(土) 00:36:06 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


『そういえば秋川理事長、マスコミについてはどうなされるおつもりで?サイレンススズカ号達への取材を求めてますが。
そもそも我々にそんな権限も何もありませんが。』

『競馬新聞や良識ある一部メディアは兎も角、我々JRAへも報道の自由を振りかざしての取材させろの一点張り…。
日本に錦を飾ったゴーストウィニングに対しての仕打ちの時から何も変わってません。』

『ゴーストウィニングと言えば彼が居た牧場にも今回の件で突撃してましたな…。
ゴーストウィニングを死に追いやったのと変わらない運動家共々纏めて粉砕されたようですが。』


いい気味だと理事の一人が言うと他の者達も賛同する。
マスコミへの対応についてやよいは答える。


「サイレンススズカ号達はマスメディアからの取材は断固拒否というか競馬記者など競馬に理解ある者除きかなりのマスコミ嫌いなようだな。」

「そりゃそーだろ。オグリ号はしっかりとブームん時のマスコミの取材方法全部覚えて話だぜ?それで嫌いにならない訳ないべさ。
ベロちゃんも覚えてるそうだし…ウマ娘に例えるとどんな取材方法だったか事細かにいなり寿司やでちゅねの悪魔に説明してたぜ。」

「「「「………。」」」」


理事達、記憶にあるオグリキャップ号への取材を馬ではなくウマ娘に置き換えてみる。


『犯罪だな…。』

『ギルティ。』

『うむ…。』

『守護らねば…馬もウマ娘も…。』


なんか決意してる理事達に対しやよいとゴールドシップは話をする。


「とりあえずトゥインクルの記者とゴーストの懇意にしてる局でも呼べばいいんじゃね?」

「まあ無難か…。」

「だけど…。」「なあ…。」

「「濃いんだよなあ…(月刊トゥインクル某記者)。」」


引かれやしないか心配である。

50:635:2023/02/11(土) 00:37:01 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年07月02日 16:10