銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第十四話「ウマと馬に関する記者会見が進んだようです」



「スペシャルウィーク号さんからゴーストさんの主さんのお父さんは行方不明との報告受けてまさかとは思いましたが…。
それに気づいて探し出すとは…兎に角御二人共お手柄なのです。」


永久の夕陽が照らす海に電は居た。側に額に流星を持つ鹿毛の馬と黒鹿毛の馬を従える。
二頭は得意げに嘶くが電の次の言葉でギョッとする。


「まあ、後で勝手にコッチ来たことについては叱りますが…後、主さんからのお怒りは甘んじて受けるのですよ。」


その言葉にシュンとなる二頭に対し電は歩みを進める。


「私達の世界ではあの時の震災の犠牲者の方々のご遺体は島に流れ着き私達が彼岸に渡して輪廻の輪に戻った筈なのです。
然らばなぜこの世界でアナタはそこに居なかったのか…。」


電の眼前には今直ぐにでも起き出しそうな男性の身体、しかしそこに命の火はない。
その男性の躯の上にあるは帰りたいと同じ言葉を壊れたオルゴールの様に繰り返し呟く魂。
生前の理性はなく最期のことを繰り返すことしか出来ない。
死んでもなおその身体と共に愛する者の下へと帰ろうとする。
その時電のPVMCGが通信を告げる。


「…こんな時になんなのです…。通信元は…この世界の柏木さん?」

『もしもし電ちゃん今大丈夫?』





彼の祭神の名が柏木の口から告げられた途端にワクワク動画にウマウマ動画にウマチューブにツブヤイターにウマッターに同じ言葉(コメント)の数々。
それを見て顔を引き攣らせる記者は流れるコメントを柏木に見せる。


『柏木長官…その神様の名前出た途端にこの状況なんですが…そのケルヌンノスについて…その詳細についてお聞きしても…?』

『えっと…電ちゃん…え、本質的にはあの艦娘になったマシュちゃんが戦った異聞帯のケルヌンノスとほぼ同じ…?』


┌────────────────────────────────────────────────────────────┐

          許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ   許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
 【神とかバカスwww】               許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
      許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ                  許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
              許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ            許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
           許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ    許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
 許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ                    許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
      許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ   【おい何で皆そんなこと言ってんのwwww?】 許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
  許されよ 許されよ 我らが罪を 許され                     許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
     許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ    【おい、何か言えよ】      許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ  
 許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ      許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ      許されよ 許されよ 我らが罪を 許されよ
                                                     許されよ 許され…あいつらの罪は 許さなくていいです 

└────────────────────────────────────────────────────────────┘

『やべッ…!?』


大穴から溢れ出す様に溢れる同じ言葉。
その光景に自分のふと漏らした言葉の重大さに気付く柏木であったがもう遅い。
虹の向こうに渡ったゴーストウィニング号を保護したのが世界を滅ぼす呪いを振りまいたあの祭神と同じと知れ渡った。
知らぬ者も多いが彼の神の引き起こした事象…此度の来訪神であるデメテルやティアマトと同様の存在だったら…、
という但し書きで知る者から伝えられた途端、お遊びの、煽るような言葉なぞ一部を除き尽く消え失せた。
誰だって死にたくない、呪われたくない、あのトレセン学園に侵入した者達の様な悍ましい成れの果てにはなりたくない。

549 名前:635[sage] 投稿日:2023/04/02(日) 12:11:11 ID:119-171-251-75.rev.home.ne.jp [5/24]

そしてそれが下されるならば未だに改心しない活動家やらマスコミが原因だろう。
自分と全く関係ない赤の他人どころか害悪でしかない存在と同一視され、その責任を負わされるなどたまったものではない。
皆一様に自分が可愛い…故に言葉を紡ぐ。
許されよ 許されよ…と、まあこちらのマスコミやらなんやらのことなので『我らが』と言ってるのか教えられた言葉だけ繰り返しているのか定かではない。


「何アレ…。」


バーのゼルモニターの画面を埋め尽くす同じ言葉を見て竹島棲姫は呟く。
昨日のトレセン学園程ではないが斯様な言葉が突如として画面を埋め尽くすのは軽くホラーである。
それを見てなんじゃこりゃという目で画面を見るウマ娘達。

ちなみにおウマさん達バーの舞台で何やらゴソゴソとしている。何でもライブでもして歌でも歌おうということらしい。
URAやJRAに罰はあれど流石にファンにはエサくらいは…というので電の許可の下、
カレンチャンやニシノフラワーなどSNSに影響力あるウマ娘の助力も得て生配信するとか。
なお配信機材の準備にカノープスが居るのは言うまでもないが加えゴーストウィニングとゴーストウィニング号と主さんがいる。


「悪意を悪意とも認識せず、己のしたことも省みることなどしない存在の國の言葉だよ…。」

「えっとタイシン知ってるの?」


吐き捨てる様な言葉、その言葉を出したのはナリタタイシン。そのナリタタイシンにウィニングチケットは尋ねる。
ぽつりぽつりと話すナリタタイシンの言葉に顔が引き攣っていくウマ娘やトレーナー達、
まあ、人間の悪意とか見た上にあの國の真相知ればそういう反応にもなろう。
超大陸艦娘や竹島棲姫はまあ事前情報として教えられているので特に大きな反応はない。思う所はあるが。
そんな中で謝罪の声が出る。


「なんか色々とすみません…。」

「いやすまんね…ウチの國が…。」

「あ…ゴメン…霓とトトロットは…。」


マシュとトトロットである。二人の謝罪に困ったのはナリタタイシン、どいうことなの…というのが他の者達で当人らが説明した。
短期間であるがそこで過ごした或いは出身だという言葉に困惑とかより実在したのかという戦慄の方が大きかった。
そしてまたマシュが謝って、ウマ娘が謝って、トトロットが謝るという永久機関。
準備していたおウマさん達とウマ娘らそんな現状にどうすんべと顔を見合わせる。


「この空気の中ライブ出来るかな?」

「どうでしょう…?」

「もう少し待ってみましょうか…。」

「えーやらないの!?」

「霓さんの歌とかも聞いてみたいです。」

「やらないとは言ってないんだけど…。」


それを聞いたカレンチャンがぶーたれてニシノフラワーが残念そうな顔している。
その間もモニター内で進む記者会見であったがティ連広域情報省のスタッフや映像記録員、ワクワク動画と乙名史以外に碌な質問がない。
挙げ句、記者の一人が公共の電波でとんでもないこと言い出した。

550 名前:635[sage] 投稿日:2023/04/02(日) 12:11:52 ID:119-171-251-75.rev.home.ne.jp [6/24]

『柏木長官、ティ連の力を以てそのケルヌンノスとかいう神を騙る存在を殺してでもゴーストウィニング号を奪還すべきではないでしょうか?』

『何を言って…。』

『ゴーストウィニング号も日本国民ならばそれを守るのが政府の仕事でしょう?
ああそれともゴーストウィニング号だけでなくウマ娘は日本国民でないと?』

『誰かそいつ口塞げ!!』

『後、神とかいう訳の分からない存在を信仰する向こうの日本を処理するのが我が国の責『(# ゚Д゚)ダマレ!!』ムゴ!?』


広域情報情報省スタッフや映像記録員、ワクワク動画の記者らがその記者を取り押さえられ映像が途切れた。




「疲れた…。」「マサトサン、お疲れ様デス。」

「たく…あいつのせいで最悪想定せなならなくなったんだぞ…。」


会見強制終了後に政府の好意で都内の自宅にそのまま直帰した柏木は疲れていた。
いきなり記者の一人があんなことを言い出した為に最悪の場合すら想定しなくなったからだ。


「イナズマちゃ…じゃなくてケラーイナズマがその創造主ヌン?を取りなしてくれてどうにかなったからイイデスガ…。」

「代わりに抗議の意味込めて使者派遣するってな…どうしろってんだ…。ま、御本人来るより混乱少ないか…?」

「日本のカミサマだから舐められると日本のカミサマの沽券に関わるノス、ダトカ…。」

「誰派遣するのか今からもう怖ええよ…。」


そんな中、ハンガーに掛けられた柏木の上着でスマホが鳴る。


「なんだよお…白木か…あん…トレセン学園のチャンネル見ろって…。」

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最終更新:2023年07月05日 22:30