銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第二十話「ウマと馬の濃い一日だそうですその4」


電が去った後暫くしドアを出た柏木とフェルは近づいてくる複数人の走る足音を聞いた。


「チョーカントフェルサンイタヨ-!!」

「でかしたテイオー!」


ズサーという音と共に廊下の角から飛び出して来たのはサイレンススズカ除くチームスピカの面々。
チームメンバーのゴールドシップは前に出る。


「おう柏木長官サマにフェルさんサマに頼みたいコトあんだけどよ。」

「な、何だ!?」


ドンという感じで前に出るゴールドシップに気圧される柏木。


「おウマさんとウマ娘で模擬レースとライブしたいんで許可貰えね?」

「え、そんなこと?」


予想外の、それこそなんてことないレベルの頼みに肩の力が抜ける。
隣のフェルと目を合わせ頷き合う。


「いやべつにそれくらい大丈夫だろ?俺の許可なくても。なあフェル?」

「エエ。」

「いいんだな?ホントにいいんだな!!」


いやに念を押すゴールドシップに押され柏木とフェルは頷いた。


「ゴールドシップ!音声と映像の記録も取りましたわ!!」

「ヒュー!マックちゃん用意いいなあ!完璧で無敵なゲッターしてるぜ!ついでに責任者として連れてくぜ!」


その言葉に麻袋出すスペシャルウィークにウオッカとダイワスカーレット。

530 名前:635[sage] 投稿日:2023/07/07(金) 07:14:10 ID:119-171-230-44.rev.home.ne.jp [23/26]


「ゴールドシップさん!麻袋の準備も出来てます!」

「スペ先輩俺たちも手伝います!」「ええ、逝くわよウオッカ!」

「ちょ!?ちょちょ、モガ!?…。」

「ゴールドシップ号は責任取ると言ったが一応お伺い(物理)と責任者(物理)立てねえとな。
後、スズカとライスも連れて行きたかったがどこに居るか分かんねえだし…誰か来る前にズラかるぞ!!」


アワレ突撃バカ夫妻はウマ娘パワーで麻袋に放り込まれ連れ去られてしまった…。


「ウソでしょ…。」

「はわわわわ誰かに伝えなくちゃ!?」


偶然通りかかったゴールドシップらが探していた筈のサイレンススズカ・ズとライスシャワー・ズはチームスピカの凶行を目撃していたり。
なお居なかった理由が我慢しきれず走りに行ってしまった大逃げサイレンススズカを追いかけサイレンススズカ号が差し、
ライスシャワー号とライスシャワーがさらに差してどうにか止めさせられたとか…最近の府中の風物詩である。



「電、終わったか?」

「電お姉さんお疲れ様です。」


学園の応接室を出た電は暫し歩いていると声をかけられる。
そちらを向けばゼルモニタ―開いたマシュとトトロットにトウカイテイオー号とメジロマックイーン号…と。


「今終わった所なのです…で横の溶けてるデジタルさんは一体…。」

「ふへえ…えへへへ…そんな私が推されるなんて恐れ多い…。」


溶けてるアグネスデジタルの姿があった。


「どうもデジタル号さんからデジタルさんへ強い推しがあったようですわ…。」

「慣れない推しによる推しの過剰供給でこうなったみたいで。」

「それでここまで逃げてきて。」「ここで力尽きたみたいです…。」


なんと言って良いのか分からない電であった。


「そういえば電お姉さん…今、この世界の事象情報データバンク見てたんですが…。」

「何かあったのです?」

「どうもゲートでこの世界と繋がっている世界の方々が私達の存在に対し懸念を抱いているようでして…。」


そう言うとマシュはゼルモニターを見せる。
ゼルモニターに出る事象情報には異星や電の知らぬ世界の存在から侵略を受けた世界の高官の発言などが乗っている。


「こっちの日本政府が手を出さなければ安全と言ってくれてるみたいだけどなあ…。」

「異世界や異星の存在など信用出来ないは何かされる前に排除すべきでは?と…。」

「分からない感情ではないのです。自分らの経験元にすればその意見もあり得るでしょうし。気持ちのいいものではないですが。」

「どうしましょう?」

「放っておきましょう。ココに手を出すには各々の世界は遠すぎ手出ししようとすればこの世界の日本やティ連が止めるでしょう。
下手を打って別のティ連と戦争に成りうる様な事態は避けたいでしょうし。まあそれでも手出しするならば容赦しませんが…。」

「ぴゅい!?あれ…ここ何処ですか?」


そう言うと電から背筋がゾッとするような冷たい空気が流れ出てそれに反応してアグネスデジタルが起きた。

531 名前:635[sage] 投稿日:2023/07/07(金) 07:14:53 ID:119-171-230-44.rev.home.ne.jp [24/26]




起き上がり暫く混乱していたアグネスデジタルであったが落ち着くと電に問いかけた。


「そういえば電さん…先程三女神様達がおっしゃていたことですが。」

「デジタルさん…あの溶けた状態で聞いてたのです…?」

「はい!三女神様といえどもそれがウマ娘ちゃん…いえおウマさんという推しならばその推しの声はいつ如何なる時もデジたんは聞き逃さないのです!!」


電に問いかけ、反応にえっへんと胸を張るアグネスデジタルだが急に真面目な顔をする。


「あれは亡くなった妹さんの限りない優しさを詠んだお兄さんの詩…自分も妹の為にそうあろうと願い、そして幸を願った自分の全てを賭けてでも…。
あの異界での出来事を三女神様は見ていらしたのでしょね…だから三女神様は諳んじたのでしょう…宮沢賢治さんの永訣の朝を…。」

「………。」

「対州ちゃんのウマ娘ちゃんたちを想う怒りとその原因を私も観ました…だから想ったのです。例え危険だとしても対州ちゃんの為に何かをしてあげたいと…。
…そしてゴースト号ちゃんはそんな私達…そして何より心よりそう思う程自分の心を育てたゴーストちゃんを喜んで己の全てを捧げたたのです。
あの時、ウマ娘ちゃんたちもゴースト号ちゃんも兄であり妹でした…三女神様から見てもそうだったんだと思います、いえそうだったらいいですね…。」


アグネスデジタルは後ろに腕を組み何処か遠くを思うように見つめる。


「そしてウマ娘ちゃんとゴースト号ちゃんは真っ白い雪なのです。この恐ろしい乱れた空(世界)にある美しい雪の一雫。
…なんて考えたりもします。まあ私の妄想なんですがね!アハハハハハ。」

「私は笑いませんわ。」「ボクも笑わない。」

「ぴゅぃ!?」


一転して滑稽に笑ってみせるアグネスデジタル、その手を取るトウカイテイオー号とメジロマックイーン号。


「アグネスデジタル…そう想うキミのその心を大切にしてあげて…。」

「テイオー号の言う通りそしてその考えに至れた貴女の豊かな教養をこれからも養い続けて下さいまし…。」

「はわわわわ!?光栄でししゅ!?」


尊みから舌を噛んでしますアグネスデジタル。
その時だった焦った様なサイレンススズカとサイレンススズカ号とライスシャワーとライスシャワー号が駆け寄ってきたのは。


「電ちゃん大変よ!」

「柏木さん達が連れ去られちゃった!」

「何ですと!?直ぐに警戒線と検問の手配を「ストップ!ストップ!」。」


サイレンススズカとライスシャワーの言葉に仰天する電は直ぐ様警備に連絡入れようとしてサイレンススズカ号に止められる。


「連れ去ったのはチームスピカだよ!理由は分からないけど…。」


ライスシャワー号の言葉に落ち着く電だが別な反応示す人物が一人、アグネスデジタルだ。
大量の冷や汗をかいているその姿を見てマシュは何かに気づく。


「あの…もしや何かやらかしました…?」

「あ…あのですね…私の伝手でトレセンOGさんとかURAやJRAの関係者の方と連絡取りまして…。」

「取りまして…?」


いつの間にかその場の視線が集中していてたじろぐアグネスデジタルは観念した。


「ウマ娘ちゃん達に招集掛けてトレセンに居るおウマさん達にも声かけて回って…するそうなんですよ…。」

「何を…?」

「その…ゴーストウィニングさんとゴーストウィニング号さんが走るレースとウィニングライブを…皆さんの目の前で…。」

532 名前:635[sage] 投稿日:2023/07/07(金) 07:16:25 ID:119-171-230-44.rev.home.ne.jp [25/26]


その言葉に急ぎPVMCGを立ち上げる電であったが立ち上げたゼルモニタ見て固まった。


「………ヤベエのです。」


何が…と思う全員。


「レース終わってウィニングライブですが公式でないのでライブ専用曲じゃなくて希望曲で始まったのですが…初っ端ゴーストウィニングさん…。
強風なオールバックで逝ったのです…。」


電の言葉にゴーストウィニング何やってんだと思う全員であったが…ゴルシすら振り回すあの天然爆裂ウマ娘ならやりかねないとも思う。


「そこで竹内さんに怒られて別の曲として渋々と皆知ってるからと『炎』にしたのです。」

「あのそれって……燃え盛る道の途中で出会って手を離した…。」

「なのです。関係者に大ダメージなのです…。」


恐る恐る聞きいたサイレンススズカは顔を引き攣らせる。


「そしてゴーストウィニング号さんも歌ったのですが…。」

「「「「ですが…。」」」」

「ネットのCMで流れてたの聞いて気に入ったのしか覚えて無い筈なのです…電も練習に付き合ったので…。」

「あの何を歌ったの…?」


今度は恐る恐るライスシャワーが聞くと電が深刻そうな表情で返す。


「『Burn My Soul』……なのです。」

「名前からしてもうアウトだよ!?」


トウカイテイオー号が叫ぶ。


「君(竹内騎手)と燃え尽きて神様に見捨てられて業火に焼かれる…。」

「芽吹く生命(ウマ娘)に祝福あげて、抱えきれないほど花(G1)摘んで(飯崎さんを)迎えに行って、神話(ゴーストウィニング)に祝福あげるの…?」

「なのです…しかも元ネタが侵略受けた設定の歌なので警備増員の艦娘に戦娘さんに流れ弾で被害が出てるのです。
ついでにゴーストさん含めウマ娘さんにも特効でウマ娘・競馬関係者も脳が焼かれ含め『炎』のダメージもあり死屍累々…。
どうしましょうとゴドルフィンバルブ号さんから連絡が…。」

「電さん取り敢えず参りましょう。」


メジロマックイーン号の言葉に頷くと全員が移動を始めた。

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最終更新:2023年07月07日 14:29