212 名前:635[sage] 投稿日:2024/04/26(金) 18:25:37 ID:119-171-251-20.rev.home.ne.jp [8/11]

銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその一一〇


銀河連合日本<ゲート日本はナヨ様の血を引いてるんだよ!!ついでにフェルさん日本人の血引いてます。
Ω ΩΩ< な、なんだってー!!


ナヨ様が明かした驚愕の真実()がゲート日本内閣総理大臣の胃壁を破壊し、
ゲートイゼイラ人の情緒と感情を破壊し脳を焼いてから更に数週間、十月も半ばに入った頃のこと。
世の中では日本人排斥論が幅を利かせ日本人を狙った犯罪やテロが増加、
日本企業の工場や会社が襲撃受けるなど銀河連合世界より帰国した各国首脳はその対応に手を焼かれていた。
銀河連合日本の国力と軍事力の差を並行宇宙の自国から懇切丁寧かつ決して敵に回すなよ!!振りじゃねえからな!?と念を押され、
実際にその差感じとりゃそら保護(穏当な表現)しているゲート日本の人間を排斥するの止めようとする。
同じ西側でもドイツは行ったの国防相な上に上が止める気なく寧ろ助長しているので他のEU加盟国が※をこめかみに浮かべている。
そのドイツ市民(違法移民含)は隣の悪魔に魂を売った(彼ら主観)のフランスと小競り合いを毎日の様に続け、
その度にフランス軍、そして善良なフランス国民(転生者)の皆様に叩き返されているが。

加え暴走止めようと奔走しているのは国力や技術格差だけではない。
日領独逸…銀河連合日本領となった旧ドイツ連邦が言語から文化民族的にも徹底的に民族浄化を受け、
日本化を推し進められていれば顔を青くするというもの。
意趣返しの有無はともかく好き好んでやっている訳ではなく霊脈から霊的防御までズタズタになった当地を霊的に鎮定を可能にするのに完全に日本にするしかなかいからだ。
無論日本地方の日常文化レベルのものは存続を許されているがキリスト教は兎も角、
リベラルだの環境保護だのといった戦前からの続く日本に仇なす政治的活動は全て禁止されている。
すればどうなるか…逮捕拘禁ならば良い方、テロとしか思えぬ行動を取らば死刑も行われた。
最悪の場合では艦娘…それも守護天使となった彼女らが出張り塩の柱だけが残ったケースもある。



その10月のある日のゲート日本の地方都市の喫茶店、子供から老人まで幅広い世代の客がいる。
常連客はふと天井を見上げると吊り下げられた灯りが微かに揺れる。
最近地震が多いなと呟く。

カランカランと鐘が鳴り喫茶店のドアが開く。
その音に常連客が視線を向ければ皆あっけに取られる。
幼いと言っていい容姿の少女とそれより幾分年上と思しき少女、二人とも街を歩けば十人が十人振り返る美少女、しかも白い髪。
老人の黒髪混じりの白髪と違う真っ白な髪だ。
それよりも視線を集めるのはその頭から垂直に伸びる笹穂の様な耳だがティ連の何れの種族にも当てはまらない。
二人が何かを探すようにキョロキョロと店内を見渡すとお座敷からおーいとこっちだと手を振る人物が一人、
幼い方の少女と同じ年代と思しきサンバイザーを被り水干を着た少女。
その周囲にはこの辺の人間も慣れてきたゼルモニターが幾つも浮かんでいる。
その少女の下へ白い髪の二人は歩みを進めると隣に座る弓道着を着た女性が目に入りその前には大量の食器がうず高く積まれている。
白い髪の二人は靴を脱ぎ座敷に上がると水干と弓道着の二人組の前に座る。


「リューちゃんに赤城、待たしたな。」

「待っとらんでこちとら報告纏めんのと赤城の腹満たすのに時間使とったからな。」


水干と小さい方の白い髪の少女二人が口を開くと出てくるのはコテコテの関西弁。
もうお解りだろう、艦娘の龍驤とおウマさんのタマモクロスだ。
もう片方の白い方オグリキャップは弓道着の方の赤城の方を指差し店員に同じものを同じ量でと言って店員の目を白黒させていた。
その間にタマモクロスは出されたお手拭きで手を拭くと軽いオススメをとオグリのついで店員に注文、店員が下がると声を低くし龍驤に問う。


「で、ここいらの元締めの山の社の方どやった?」

「ここは大元やなかったんやけどあんまよろしくない…これやったら祓戸抱えとる金剛辺り連れて来るべきやった。」

「さよか…。」

「で、タマちゃん達が調べた周辺の社は?」

「県社もとより主だった村社や郷社、行けるトコは無格社まで回ってみたんやけどこれトーシロの仕業やな…。」

「素人の仕業やて?」

「せや、カレンのやつにSNS調べてもろたらそこ経由で広まった平和主義共のお遊びやった。」

「お遊びでやっていいことちゃうやろ?」


龍驤が眉を動かしせやなとタマモクロスは答えると店が先ほどより大きく揺れる。
嘆息しながらタマモクロスは話を続ける

213 名前:635[sage] 投稿日:2024/04/26(金) 18:26:19 ID:119-171-251-20.rev.home.ne.jp [9/11]


「呪術とか風水だとかの意味合いない配置な上、龍穴だとかの位置関係無く無差別に置かれて神域穢しとる。
全く関係のない寺社仏閣にまであったからな…。」

「その素人のせいで地脈が汚染されて大変なことになっているんやけど…。」

「過疎やら観光やらでそれら社の祭りも長らくご無沙汰やら儀式として成り立ってないやらでなあ…それ以前のも溜まりに溜まって祓えとらん…。
デメテルのおかんはもう少し早ければと言うべきか間に合ったと言うべきか。」

「そこは間に合った言うべきやろ。秘技で世界樹なんて特級の楔を日本列島にブチ込んだお陰で今のトコ安定してるんやから。」

「小さいけど地震て形で影響出とるしなんとかってレベルやけどな…。」


タマモクロスと龍驤は溜息を吐き、その背後にはつけられたテレビのニュースがBGM代わりに流れる。
内容はゲート日本の内閣総理大臣始め使節団が本日帰国の途についたという内容だがまあ御高説という名ばかりの便所の落書きにも劣るものを垂流足ている。
それをオグリキャップはぼんやりと眺めながら一心不乱に眼前の料理を掻き込む赤城に問う。


「提督らも帰国の途についたが向こうで何か問題は無かったのか?」

「パクパクムシャムシャズズズ……けふ……問題というレベルではありませんがカルデアのサーヴァントの幾人かが有志によって祀られたそうですよ。」


事も無げにとんでもないことを言う赤城、カルデアのサーヴァントの一部は神であるために荒ぶる前にと日本式に祀り鎮められたとか。
その話を聞いて微妙な顔をするタマモクロスと龍驤。


「ホント日本人は日本人やな…。」「ま、いつものことやな。」

「えっと…モルガンさんが養子迎えたとか、ナヨクァラグヤ帝の脳ニューロン入った…っ!!」


言いかけた赤城と龍驤がほぼ同時に外に視線を向け、タマモクロスとオグリキャップの耳と尾がゾワゾワと逆立つ。
赤城とタマモクロスは瞬間的に近くに居た客を全員無理矢理頭を下げさせ、
龍驤は幼い子どもらを抱きかかえ床に倒れる。


「全員伏せろぉぉぉぉ!!」


龍驤が叫んだ次の瞬間喫茶店の窓ガラスが割れ何かが放物線を描き何かが入ってくる。
その何かをオグリキャップは受け止め抱え込むとそのまま蹲る。
そして蹲った次の瞬間、喫茶店内を襲う轟音と爆風。
発生源はオグリキャップの居た所だった。


「ぺっぺっぺー…何なんや一体…?」


電灯が落下し窓ガラスが吹き飛び酷い惨状になった店内。
龍驤が口に入ったものを吐き出しながは子供を抱えたまま立ち上がる。
赤城とタマモクロスも同様に立ち上がるとその体から電灯のガラスの破片やらが大量に落ちるが二人に怪我をした様子はない。
そして発生源のオグリキャップだが…大した怪我もなくけほっと煙吐き出し身体中煤だらけにしながら立ち上がると手の中の筒状の物体を見る。


「これはパイプ爆弾か…。」


オグリキャップが呟くとタマモクロスが指差す。


「リューちゃんアレや。」


タマモクロスが指差す方向を龍驤が見る。
あそこには確かこの辺での共産主義だか社会系だかの市民団体の支部があった筈だが煙が上がり人だかりが出来ている。
人だかりからは石や瓶が投げられ、瓶が建物に当たると火柱が昇る。
そして中からは慌てて人が出てくるが足が縺れ倒れ取り、火達磨になったらしている。
そんな者らを周囲の人間は下碑笑みでゲラゲラと笑っている。
明らかに日本人ではない容姿。


「まーた外国人か…。」


呆れた表情で見つめる龍驤、周囲の一般人もまたかという表情をしている。
慣れたくはないがあの衝撃の発表からこっち数週間に渡り日本国内での一部の外国人や活動家による暴動や犯罪が連日の様に発生している。
まあ大体は不法滞在者とかその辺であるが…。
あの日本でと衝撃と共に日本の失敗と諸外国のマスメディアは喜々として取り上げたがその諸外国内でも日本排斥運動と連動して暴動が発生している。
なお、対象は一般人だけでなく不法滞在者側だった筈の日本人活動家や運動家にも向けられ、寧ろそちらの方が凄惨を極めた。
外国人参政権だの外国人の権利だの訴えて自分等側だったのが日本政府側の立場のイゼイラが国政に影響力出そうだからとあっっさりと反対側に鞍替えしたからだ。
活動家らにとっては日本政府に反対するならば主張正反対に変えるのは立派な理由なのでたちが悪い。


「龍驤、鎮圧しますか?」

「いや、押っ取り刀で警察来る前に自警団がどうにかするやろ。」

214 名前:635[sage] 投稿日:2024/04/26(金) 18:26:58 ID:119-171-251-20.rev.home.ne.jp [10/11]


その光景に赤城はどうするかと龍驤に問うが龍驤は介入を否定する。
すると直ぐに明らかにやたらゴツイ軍用車両みたいな自動車やエアカーがやって来ると中からゴツイロボットスーツ着た者らが何人も降りてくる、ここら辺の自警団だ。
それを見ると外国人らは蜘蛛の子散らす様に逃げ出していく。

一部では重装備化が成されたが日本の警察に対応しきれる訳もなく警察だけでは足りぬと日本人とイゼイラ人からなる自警団が結成され活動、それらとの衝突が活発化しつつあった。
参加する日本人には若者も多く己等にイゼイラ人の血が流れるという事実に熱狂している。
現在まで夢も希望も無かった所に宇宙の大国の血を引くというか実質現在まで続く帝政イゼイラという誇れるものが現れればそうなるもの。
ある種の民族主義の隆盛であった。
そんな彼らに感激したゲートイゼイラやヤルバーンは彼らを支援、日本の法規制の枠内で運用出来る装備などを提供され、
一部では地方自治体の警察組織より良い装備をしていたりする。

そんな自警団の手で外国人犯罪者らは次々に捕縛されたいく。
自警団は火器やスタン兵器など持たないが防御力や機動力、力の差で勝てる筈もない。
ついでに火達磨になった人間や建物の消火もしているが取り敢えず火を消すことや周囲の延焼防ぐの優先したりして些かぞんざいな扱いと言わざるを得ない。
それでも一命は取り留める程度の処置はしているが。


「辛うじて生きてるレベルの処置やなあれ。」

「奴さんらがそもそもの遠因やし適当になる気も分からんでもないからなあ。」

「まあ、ティ連基準の救命処置行うと罪に問われる可能性ありますし。」


それらを聞いたオグリキャップの感想。


「そこら辺全て込みでしているのでは?」


オグリキャップの言葉に龍驤達は同意する。
民族の迫害とナショナリズムの高揚…さしもの日本人といえ半世紀以上かけて抜いてきた牙が再び生えるというもの。
いや悪辣さ加減では敵に手加減するは無作法というもの…と戦前どころか大陸と事を構えた千年前に遡るやもしれない。

海外からの日本人や日系企業の引き上げでは、
足元を見られ工場やらが安く買い叩かれてはいたが帝政イゼイラの血を引く己等と違う者らに全て渡す必要はないと日本からの部品や他国からの輸入ルートも全て断った上で工場も何もかも売払いっていたりする。
悪人顔で手に入れた者らが悟っても後の祭り以前と同じ操業など出来るはずもない。


「急激な民族主義の発揚…あの頃思い出すわ。」

「あの頃と違いマスメディアは煽ってませんが…ね。そういったことの中心はSNSでしょう。」

「寧ろ別方面であの頃と変わらんわ。無責任な政治家もな…。」


龍驤と赤城の会話を聞きながらタマモクロスは天井を見上げると半分だけ残った電灯が地震で揺れた。


「はあ…デカいことおこらないんやけど…。」







「うん…うん…そう、ゴースト号が…ゴースト号行った世界と違うけど主さんも気を付けて…。」


それから二月後…学校の校舎と思しき場所でヒトと異なる耳と尾を持った少女が深刻そうな顔でゼルモニターに話しかけている。


「おりょ…?ゴーストじゃん。」「なにかあったのかしら?」


そこへ通り掛かった白い髪と茶色い髪の少女が通信の途切れたゼルモニターの前で溜息を吐いている少女に声を掛ける。


「ゴーストどうしたん?」「何かがあったの?」

「あ、ネイチャにスカイ…。うん…主さんから。」

「あれ?飯崎さんてたしか…。」

「うん、電ちゃんからの連絡でゴースト号のことで向こうに渡ってる。」

「それでなんの連絡?」

「ゴースト号が招集受けたって。」

「「招集!?」」


戦争、二人は最悪の事態を想像する。


「ううん…主さんやネイチャ達も経験したっていう東日本…あれ程じゃないけどゴースト号のいる世界と繋がった世界の釧路で大地震が起きたから少しの間釧路に災害派遣されてるって。」

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最終更新:2024年04月26日 18:58