出典はテラカオスバトルロワイアル十周目、すなわちカオスロワオリジナル。主催待望の存在でもある。
 会場全域にテラカオス化を促すナノマシンがばらまかれ、まだ候補者は何名か生存している。
 それはつまり、今期のテラカオスは一人ではないということ。

 また、長らく謎であった救済の予言の正体は、今期のようにより強大な大災害を防ぐためのテラカオス強化計画であったことが発覚した。

 貧乳歌姫から産まれたツバサが予言の鍵である勇者=理性を持ったテラカオスと見なされているため、彼女を護衛するイチリュウチームがテラカオス以外は揃っている都庁に辿りつけば世界は救われると思われたが、アナキンですら望んでいない新たなテラカオスの出現など、トントン拍子には進まない様子。

テラカオス・ディーヴァ→残滓として復活(後述)


 2日目3時59分に埼玉県庁前の道路で、佐村ガウスフレミング02・天海春香・はるかさんを喰った風鳴翼から孵化した。
 姿と精神は風鳴翼がベースとなっているようで、顔は彼女のものであり、身体も貧乳。そして厨二病すら引き継いだ。
 ダース・ベイダーいわくこれは『幼虫』であり、主催者陣営が想定していたエネルギーの3分の1程度の力しかないらしい。
 それでもバーダックに純粋な力以外は自分以上だと言わしめる程の存在であり、さらなる強化のためにあえて風鳴翼名義で全国に指名手配をされた。喰った相手の能力を奪う力を継承しているため、並の参加者が討伐に向かうと逆にテラカオスの強化に繋がるわけである。

 自分が多くの人々を救済するのだという使命感にとりつかれており、従来のテラカオスとは似つかぬ性格。
 しかしその救済方法は捕食であり、自分に喰われた者は消化されるのではなく浄化され、腹の中という争いの無い至高の楽園で生き続けると信じ込んでいる。
 名前の由来は翼を含め四条貴音や結月ゆかり、天海春香のような歌を唄う少女たちの血を多く受け継ぐため。(歌姫……ディーヴァ)
 自分自身でのりのりで命名し、その勢いのまま埼玉県庁周辺の参加者は一人残らず喰われて楽園に導かれ、続いて荒川において彼女の首を狙いに来た参加者集団を暴食する。
 その後、己自身がカオスの化身であるが故にカオスの権化である拳王連合軍に興味を持ち、次に救済すべき者達(しょくざい)としてターゲットに定め大阪に向かうことに。
 道中で強盗や怪獣に襲撃を受けるも全て返り討ちにし、捕食。その際、あのセガールですら敗れるほどの驚異的戦闘力を持っていることが明らかにされた。
 静岡県にて身に宿す四条化細胞の導きにより絶体絶命のピンチであった多木を救出(捕食?)しようとするも間に合わず、多木は命を落とし、彼自身の遺言に従って多木の死体でらぁめんを作って食べた。
 その際、四条化=テラカオス候補者を喰らったことで力が増し、テラカオスとしての完成への道を確実に登っている。
 何事もなければ次の放送までに拳王連合の滞在する大阪にたどり着けたが、名古屋にて二アラ軍団の襲撃で搭乗していたガオウライナーを失う。
 一方の二アラ軍団は全員返り討ちにしてまとめてオードブルにして捕食した。
 現在はガオウライナーに代わる乗り物をもとめて名古屋をさまよっている模様。
 しかし空腹は耐えきれなかったのか、ちょろっと動いておやつがわりにホワイトベース組のほとんどをその胃袋に収めた。
 その際にシグナムとも交戦するが、一部の能力を破壊される以外はダメージも無く勝利。
 さらにそのまま急襲してきた真竜VFDを一瞬で返り討ちにし、ジョンスとラーメンマンまで捕食し更なる進化を遂げた。
 真竜の捕食数が増えた関係で、厨二病を捕食衝動が上回ることが出始めた。厨二病で名古屋で足止めを食らっていたことを考えると、これも強化なのだろうか。
 さらにネオ・クライシス帝国の面々も捕食し、ますます手が付けられないバケモンとなった。
 魔法少女となった霧切の願いの結界から沖縄まで吹き飛ばされ、残された対主催は僅かながら対抗策を考える時間を得られたといえるが……

 しかし、ディーヴァがあずかり知らぬところで実は対抗策が用意され始めた。
 一方はディーヴァが真竜を食らったこと知り、様々な条件が重なった都庁が生み出した竜殺剣。
 もう一方は、ディーヴァが真竜を食らったことこそ知らないが、偶然DMCが手にした竜殺剣。
 取り込み過ぎている関係上、本家真竜以上にこの特効武器はディーヴァの脅威となることだろう。
(なおあくまでこれらは『ディーヴァ』に対しての特効武器であり『テラカオス』そのものには有効ではない)

 ネオ・クライシス打破後、霧切の張った結界が邪魔で本州に迎えないので沖縄で立ち往生していたディーヴァ。
 てつをを喰ったせいか空腹がそれなりに収まったのか捕食本能より厨二病が上回ったせいか、救世主らしい登場の仕方などを考えたりしていた。
 これまでの所業を知らないと実に微笑ましいことをやっていたが、そんな彼女の前に強敵テラカオス・ディーヴァ・シャドウが現れる。
 シャドウと名付けた敵を前にこいつだけは救済(捕食)するわけにはいかないと本能的に察知し、戦いを挑む。
 なおシャドウ交戦中=ディーヴァが動けない、つまりは他の参加者は束の間の平和を実感できるかと思えばそうはいかなかった。
 大阪に既にばら撒いていたフロワロは主であるディーヴァの進化に合わせて変色。
 ディーヴァ不在の中で、華は強対主催の命を易々と刈り取る凶悪さを見せた。

 スペック上は凌駕しているシャドウを経験と機転で追い込むも、それ自体がシャドウを死者スレに導き、一部でも支配することで大幅強化してしまった。
 底知れないシャドウの前に敗死するも、消失直前に魂の三分の一を切り離すことで次に生まれるテラカオスに託した。
 ディーヴァ自体は消えたが、日本のどこかで復活するだろう。
 またシャドウ自体を弱体化させ、死者スレの掌握のリソースを削るなど参加者を間接的に援助した。


 なお、翼時代からの持病である厨二病が悪化しており、某ジャンプアニメOP曲をアレンジした歌を歌う、乗り物のデザインに拘るなど性格がますますアグレッシブかつカオスになっていた。

 まだ不完全であり、本来のテラカオス最大の能力『全ての死者の能力を使用可能』は習得していないが、消失するまでで下記の者の能力を得ている。
 しかし魂の大半をシャドウに奪われた結果、復活した時には下記の能力は全て喪失した。
+ 開示する
○風鳴翼・ぼのぼの
 能力は捕食と再生、強耐性。特定の相手を喰うことで、その者が持つ特殊能力や耐性を奪うことができ、かなりの速度で自己再生が可能。
 再生速度は大ダメージ程度なら30分、致命傷を負わされた場合は誰かを捕食することで瞬間的に再生速度が上がるようだ。
 風鳴翼の時点で、闇以外のあらゆる属性に強耐性を得ており、さらに闇堕ちしたはるかさん達を喰うことで闇にも耐性を得た。
 光属性のみ、レストの手で一時的に弱点属性に変えられていたが時間経過で元に戻り、とうとう完全耐性を持つに至った。

○佐村ガウスフレミング02
 能力は電撃・振動能力と近接格闘術。両手をフレミングの法則に構えた後は、非常に多彩なえげつない攻撃をしかけることが可能。
 ほぼジョン・フレミングの能力だが、単純にテラカオスの肉体に変わっただけで技の威力も跳ね上がる。
 さらに、ガウスの一秒ずつなら停止した時間で行動できるザ・ワールドやフリーズと同系統の能力まで継承していた。
 02より書き手の能力(メタ発言が許される)も継承していたことが判明するが、判明直後シグナムの手でこの能力だけ失ってしまう。
 どうせ能力破壊するなら、もっとも厄介な捕食の方を破壊しろよとか言ってはいけない。

○はるかさん
 能力は分裂と巨大化。自分の意思で好きなように増殖したり、巨大化したりすることが可能。
 非常に強力ではあるが、本体が一定のダメージを負うと使用不可能に陥るようだ。
 また、「アハハ」という独特な笑い方も継承されている模様。

○天海春香
 目立った能力はないが、その怪力を引き継いだ。


 誕生後に手に入れた能力

 ○ダルメシマン&ゼブラ
 前者から人間の一京倍の臭覚、後者から優れた聴覚と声を武器にする力。戦闘能力の向上はかくや、真に恐ろしいのは臭いと音に対する探査能力が大幅に拡張され、ディーヴァから逃れることが非常に困難になった点だと筆者は考える。
 匂いと音に敏感になった結果、強者の匂いをかぎ取ってそこを正確に襲撃することも可能となったようだ。

 ○リグル・ナイトバグ→虫を操る程度の能力。
 ○城茂(仮面ライダーストロンガー)→電撃能力自体はフレミングと被るが、地を這う電撃・エレクトロファイヤーが使用可能に。
 ○ヒッポリト星人 地獄のジャタール→触れただけで敵をブロンズ像に変える能力。
 ○トレバー・フィリップス→薬物中毒者だったため、薬品耐性(弱)を手に入れた。
 ○ムートー→核物質を主食にする怪獣だったため、核物質耐性(強)を手に入れた。明言されてないが、得意とする電磁パルスも継承された可能性もある。

 ○ニアラ×7
 真竜が持つ際限のない捕食衝動を七匹分継承。その結果、より凶悪な食人鬼と化した。
 各種スキルなども継承しているものと思われ、真竜の惑星捕食のサインである猛毒華フロワロを咲かせる能力も奪っていたことが判明。
 なおフロワロは赤→青→黒→白の順で毒性が凶悪になっていく。
 ニアラが通常咲かせられる赤フロワロは毒性は比較的低めで、ある程度の強さか毒耐性を持つ者なら軽く踏み散らせる。
 しかし黒は毒耐性持ちですら長時間花粉を吸いこむことは厳しく、白に至っては毒無効レベル以外の者は華を見た瞬間に即死する。
 現在こんな厄介な華を咲かせながらテラカオス・ディーヴァは拳王連合軍を追っている。関西方面のキャラはとばっちりもいいところである。
 そして後に、大阪に咲いていた赤フロワロは上記の青をすっとばしていきなり黒くなった。
 黒の特性は実は腐食。この華により、大阪方面は事実上の死の街と化した。
 ちなみにはるかさんと同じくクァハクァハという妙な笑い方もちょっと引き継いでいた。

 ○VFD
 上記ニアラと同じく、真竜の強靭な牙と翼を継承。
 牙の威力はニアラの方が上なので特筆することはないが、問題なのは翼の方である。いくら元が風鳴翼だからといって、本当に翼を生やすとは誰が予想しただろう。
 これによりとうとう上空からの索敵及び、高速移動まで可能となってしまった。

 ○ジョンス・リー&ラーメンマン
 高い格闘能力を持つ二人から、流派の異なる格闘技をそれぞれ継承。
 フレミングの能力とあわせ、より接近戦に強くなったものと思われる。
 光太郎戦では、この三者の能力をあわせた格闘技を披露した。

 ○お空、クライシス皇帝、光太郎
 それぞれから、核攻撃と核(無・万能)属性吸収能力、闇属性吸収能力、弱体化キングストーン(何もしなくても徐々に能力上昇)を継承。
 皇帝から得られた闇吸収はともかく、お空の核能力と光太郎のキングストーンはもはや説明不要のやばさだろう。
 既に各種属性に強い耐性を持ち、無属性吸収ともなれば、いよいよもって物理攻撃しかディーヴァには有効打とならない。
 さらに光太郎を喰ったことにより、上記真竜たちの能力、フロワロの破壊力も飛躍的に上昇。
 現存する参加者のほとんどを腐食させるに足る威力を持つ黒フロワロとなってしまった。
 なお、後述のツバサの件を察するにキングストーンの力だけはシャドウも奪えなかった可能性がある。

『ツバサ』 (テラカオス・ディーヴァの残滓)

 貧乳歌姫敗北後神奈川県にて復活し、物置組に保護された。
 姿形は指名手配時の貧乳歌姫(銀髪にした風鳴翼)そのままだが、復活の弊害として捕食などの能力を失い、さらにはある程度の記憶まで失って人格に凶悪さや厨二病ぶりがなくなってしまっている。
 その代わりに完全TC耐性とTC(とナノマシン)吸収能力を手に入れ、テラカオス化が進行したクリスを殺すことなく人間に戻すことができた。
 復活間際の夢の中で10期世界の古代において最初のテラカオスであった平賀才人から世界を救うためにテラカオス因子を集めるように言われている。
 尋問を行ったLにより、名前が残滓というには可哀想ということで便宜上『ツバサ』という名前を与えられた。

 千葉県にて狂信者の天子の追撃を受けるまでは同行者の死を悲しむだけの無力な少女でしかなかったが、天子に殺されそうになるイチローを前に覚醒。
 実はてつをの魂はディーヴァが戦いに敗れシャドウに魂の大半を奪われる寸前にツバサにキングストーンを投げ込んでいた。
 それによってキングストーンの力と歴代の適合者の記憶を継承。変身を可能にした。
 姿こそ限定解除状態のような白を基調としたシンフォギア装者のようだが剣としてリボルケインを持ち、イチロー以外は高い防御力で圧倒していた天子を撃破する。
 ただ戦闘力を手に入れただけでなくキングストーンの意思との対話を介して産みの親の業を教えられ、救済心が暴走したディーヴァと自分は違うと言い切った。

 現状では暴走していないテラカオス=救済の予言にある『不屈の勇者』の一人とも言え、 今後彼女の記憶や人格がどうなるかは不明だが、世界を救う善き方向にも世界を滅ぼす悪い方向にも変わるのは参加者の対応次第であるのは確かである。

 因子吸収能力によりフォレスト・セル以上にリスクのない候補者の浄化を期待されたが、反射能力と持つユーノだけは例外的に助けられないことが発覚した。
 あと因子のおかげで生きながらえている草加も。
 そして、彼女の能力もとい願いが後述の悲劇を招くことも。

テラカオス・安倍


 ナノマシンも使用せず、登場時には既にテラカオス化していたため正式な目覚めた時期は不明。
 カオスロワ1期主催者であった安倍総理が、積年の恨みから開花させたテラカオス化である。
 ディーヴァと同じく、自我をしっかりと維持している。
 自我と目的を見失わずテラカオス化した影響か、テラカオスとして強靭な肉体とサーシェスよりは冷静な思考力を持っている。
 さらに孵化した際のテラカオス(風鳴翼)の欠片を体内に取り込むことで、四条化。翼がため込んでいた各種耐性を引き継いだ。
 この時点では劣化ディーヴァと言えるが、各地の対主催が疲弊しきっている状態なのでこれでも十分な脅威だろう。

 なお、思考回路は純粋なカオスロワの運営(目的のない大量殺戮)と自身の強化のため、5期のテラカオスに近い。

 さらに後述のサーシェスの触手を吸収することで『環境に適応する』能力を継承した危険性があるため、中堅程度の実力者ではまず勝てないであろう相手となった。
 ディーヴァに特効武器が用意された今、弱点のないこの安倍が最大の強敵となったのかもしれない。
 と思いきや、沖縄でそれ以上の敵が現れた。
 でも、あいつ倒したら俺もっと強くなれるんじゃね?的なノリで九州ロボを操作して沖縄に向かう。
 なんとなく、サーシェスの次くらいに殺し合いをエンジョイしてる感がある。

 そして沖縄の敵に対して勝率を上げるために聖帝軍先遣隊を捕食しようと追い詰めるが、霧切が魔法少女化することで四条化細胞に対する特攻属性を持っていたために敗北。
 さらに先遣隊を直接討つために九州ロボから離脱したことが仇となり、今度は五大幹部と特務機関員に追い詰められる。
 全ての能力を駆使して攻撃を凌ごうとするが、ジャック・Oのマルチプルパルスで蒸発。僅か放送一回分の天下であった。
 その直後、死者スレで悪魔将軍に狙わえるが自らシャドウの影に飛び込むことで魂の消滅は防いだ(?)。

 テラカオス化による特殊能力は『同化』であり、貧乳歌姫の捕食による能力獲得に似ているがこちらは捕食によるプロセスはいらないらしい。
 これにより普通は取り込む際に自我を失う危険が伴うと思われる四条化細胞やサーシェスの細胞を取り込み、さらにはココというファクターがいるにも関わらず九州ロボのファクターにもなれた。
 一方、霧切が特攻能力を持ったので四条化細胞を取り込んだのが仇になった気がしないでもない。
 ナノマシンを介してテラカオスにならなかった件も自滅できない危険なテラカオスとしてジャックにみなされてしまい、細胞の一辺も残さず消されることに繋がってしまった。
 また死者スレでは悪魔将軍の手による魂の消滅を恐れてシャドウの影に飛び込むが……


テラカオス・サーシェス


 激しい闘争心が、アリー・アル・サーシェスを更に進化させた結果生まれてしまった、第三のテラカオス。

 実は爆発エフェクトいびきや触手髭などはテラカオス化が進行することによって生まれた能力ではなかった。
 その能力の本質は『環境に適応する』ことであり、言ってしまえば永遠の進化。上記のテラカオス達以上に凶悪な能力だったのである。
 これにより、絶対的なテラカオスキラーであったハクメンやウルトラマンの秩序や光の力にさえ耐性を作り上げたといえば、それがどれだけ恐ろしいかがわかるだろう。

 猛威を振るい、イチローチームとドラゴンズに大打撃を与えるが、この無敵に思える能力にも弱点はあった。
 環境に適応するまではある程度の時間を要し、そのために寄生能力(人質)などを発現したものと思われるが、それを無視した攻撃には脆いのだ。
 事実、翠香やイチローが本気を出せば、進化の前に一撃で葬り去ることは可能であった様子。
 最期は人質としていたホルスの黒炎竜に零距離から炎を浴びせられて、炎に耐性を得る前に爆散した。
 闘争を優先し、テラカオス・ディーヴァのように強敵との戦いに備えて予め各種耐性を揃えることが出来なかったことが敗因の一つだろう。

 だが、爆散したサーシェスの形見の髭(触手)をとある人物が拾ってしまい、その人物を殺害した安倍に吸収された。


テラカオス・リリカル

 高町なのはがユーノからテラカオス因子を引き継いでしまったことで生まれてしまった第四のテラカオス。
 なのはは因子の適性が低く、本来はテラカオス化しない参加者であった。
 しかし先にテラカオス化していたユーノが、前述のツバサから治療の際に当たって図らずも彼女の中に眠っていた四条化細胞の因子を吸ってしまい、さらにブリーフ博士から特効薬を受け取る前のユーノと性行為をしてしまったせいで因子を本人たちの知らないうちに渡してしまった。
 その結果、かつての翼の如くテラカオスしないはずの彼女の肉体が四条化細胞により作り替えられ、あまつさえテラカオスに進化直前だったユーノの精を受けたせいでテラカオス候補者に。
 そして仲間だったイチリュウチームと袂を分けた直後に、テラカオスに進化してしまう。
 かつてテラカオス化したユーノがなのはに対してそうだったように、暴走時に恋人のユーノ以外は攻撃してしまう模様。

 能力としてはテラカオス化ユーノの能力をそのまま引き継いでおり、魔力・エネルギー系の攻撃は反射して倍返しする。
 では物理なら問題ないかと思いきや、ユーノごしにツバサから奪ったゲル化能力(バイオライダーの力)を行使できるようになり、レベルを上げて物理で殴ればいいわけでもない。
 すなわち防御力面ならほぼ無敵の存在と化してしまった。

 なのはの突然のテラカオス化はブリーフ博士を殺害したことも相まって、対主催に取って最悪の展開であることには違いあるまい。
 レイジングハートを破壊され、ますますテラカオス化は進行。
 ヤンやメディア達を瞬殺するが、ユーノを人質にとられてしまい九州ロボへと連行されてしまう。
 その場でココとメフィラスからこの世界の真実を一部改竄された状態で聞かされ、
 新たな首輪という強制力も手伝い主催者への協力=黒き獣を討伐し完成したテラカオスになることを決意する。
 そして沖縄での決戦。
 上述の通り、なのはの防御能力は参加者全体から見ても上位であり、またシャドウを殺せばユーノとの幸せな未来が待っていると
 思い込んでいるため、ただでさえ高い能力を十二分に発揮してシャドウ相手に優位に戦闘を進める。

 しかし、ほぼ無敵に見えた彼女の防御にも弱点はあった。
 早い話がベジータと同じく、毒(状態異常)耐性を持っていなかったのである。
 それでも毒を伴う物理、魔法攻撃ならそもそも受け付けなかっただろうが、シャドウが持ち出した毒はロワ中でも最上位の猛毒。
 攻撃の意思を持たない(カウンターを発動できない)フロワロの毒の前に無念の敗北。
 腐りながら、ユーノと共に最後の口づけをしながら息を引き取った。



テラカオス・ディーヴァ・シャドウ→シャドウだったもの→黒き獣シャドウ

 厳密にはテラカオスではないだろうが、物語の重大なキーとなりそうなのでここに書く。
 突如、空からディーヴァのいる沖縄に現れた正体不明の敵。
 この世界を滅ぼすエネルギーにして大災害の大元の原因であるTCエネルギーを纏った存在であり、不定形な姿だったがディーヴァの姿を模倣(色は影のごとくどす黒い)することで実体化する。
 ディーヴァを模倣したのは姿だけではなく、捕食で手に入れた力やサタンサーベルまでコピーしており、描写を見る限り単純な実力はディーヴァのそれを上回っていると思われる。
 目的は不明だがおそらく破壊であり、さらに有害なTCをいるだけでばら撒いているので沖縄の崩壊が始まっている。
 素の実力も高いようだが何より厄介なのは本編オリジナルエネルギー・TCであり、アナキンたちの話によるとTCはあらゆる耐性や障壁を通過して汚染することであらゆるものを破壊してしまう。
 これを吸収できるのがテラカオスだけであり、少量でもキャラ崩壊し、多量に浴びればあらゆる理不尽級の対主催でも死亡する。チートの権化である長門すら乳もぎ魔になる有様だったので下手をするとテラカオスキラーにして今期最強格のハクメンですら危ういかもしれない。
 よって対抗できるのはテラカオスであるディーヴァと安倍総理だけである。

 これだけの力を持ってるが、生まれたばかりなので経験がないために貧乳歌姫にギリギリまで追い詰められてしまう。
 しかし、その結果死者スレにたどり着いてしまい、擬似的なテラカオスとして復活。
 進化に合わせて知力も上昇し、貧乳歌姫の能力に加えて死者の技と、死者そのものを意思を奪って復活させて召喚することも可能。
 これらの力によって貧乳歌姫を撃破する。

 目的は本能に従い、TCによる破壊と創造……ある意味テラカオスらしい。
 死者スレも掌握されて対主催詰みじゃね? と思えるが欠点もある。
 死者スレを完全には支配できてないので死者全員の力が使えるわけではなく、貧乳歌姫に消耗させられたためにリソースの大半を失い、余計時間がかかっているとのこと。
 死者召喚も現状では一度に三人が限界である。
 また貧乳歌姫の力を奪った弊害でそれを拒む霧切結界を突破できず、エントロピーが貯まるまでは召喚した死者を除いて本州へ侵攻できないことである。
 竜殺剣も弱点だろう(使用にはその前にTCを突破する必要がある)。
 とはいえ現状ではどのマーダーよりも驚異なのは変わらず、もし霧切結界が破られる前に対策ができなければ大災害を迎える前に参加者は全滅である。

 現在は分離した貧乳の魂を死者三人に追わせて、自身は今後のために沖縄で休息&死者スレ掌握中であるが、死者スレでのカルナ+死者たちの奮闘と、元完成形テラカオスである混沌の騎士の妨害によって思うように捗ってない様子。
 ちなみに混沌の騎士のような完成形のテラカオスは性質上能力・魂共に取り込めないことが発覚した。

 暇つぶしも兼ねて混沌の騎士にこの殺し合いの真相を教え、自分は人の業によって産まれるきっかけが与えられたことを語った。
 彼自身の意見では殺し合いの大元はサーフではなく、テラカオスを巡って対立を起こした古代グンマーと古代ミヤザキの蟠りのせいであると言っている(双方が争わねばカオスロワに頼らない解決方法が現代でできたかもしれない)。

 結界を生みだした霧切が死ぬか規定の時間にならないと動けない身なので、沖縄に鎮座しているが何もしていないわけではなく、影による死者スレ攻めと並行して「役に立たないとみなした」魂を砕き、それを素材にドラゴンネットワークに振りまくための呪い(TCで脳を破壊するウィルスのようなもの)を作り出す。
 さらに狂信者に囚われたオシリスに偽装し、大量の竜を殺すと同時に不信感を抱かせる罠で竜同士の連携を断つ奸計を行った。
 じわじわとだが本州攻めの準備を進めている。

 物語の展開によってはまた名前が変わるかもしれないが、レストなどによると大災害が具現化した精霊のようなものらしい。
 真実を明かしたノーデンスによると大災害を補佐する存在『黒き獣』であることが確定した。

 その後、本人も締まりが無いとして改名し『黒き獣シャドウ』を名乗るようになった。
 名前を気にするあたり、翼さんの名残が見て取れる。
 しかしこの改名、実は死者100名強の魂を粉砕したエネルギーで行われている。とてつもない無駄遣いである。
 そりゃあ混沌の騎士もキレる。
 しかしその強さはふざけておらず、ディーヴァから奪った真竜の力でなのはすら抹殺。
 ダメージこそ大きいが、霧切結界も消滅し本土へ猛毒を急速に展開しており生存者からすれば大ピンチな状況と言える。

 そして二日目も終わろうという頃、シャドウは主催者や対主催の面々に畏れられながら沖縄でリリカル戦の傷を癒していた。
 そこに、まさかのニアラからのメテオ奇襲を受ける。
 完全に想定外の事態に困惑するも、ディーヴァ経由でニアラは取り込んでいるため問題ないと抹殺を決意。
 某野球選手を尖兵として召喚するが、なんとそれは一撃粉砕される。さらには自身のブレスをも跳ね返されるというありえない状況に追い込まれた。
 実はこのニアラは一定時間蒼への耐性を手に入れていたレストが化けていたものであり、そのニアラらしからぬ強さからすぐに正体も見破ってみせた。
 相手が切り札としていた天変地異もなんなく耐えきり、その圧倒的な強さを改めて見せつけることとなった。
 実際のところ、蒼は無耐性状態ならテラカオス以外の全てを殺し、奪ったフロワロはリリカル戦を見ればわかるがテラカオスをも殺す。
 両方に耐性のある接近戦の得意なテラカオス以外に私は倒せんとシャドウは言い切ったが……
 レストはセルの力により完璧ではないが蒼耐性、そして自前の猛毒耐性と剣士なのに拳で殴ってることの方が多い(接近戦得意)という、一応の条件に当てはまっていた。
 先の完璧とも言える能力故の慢心、隙を突かれてスキママルチプルパルスさえ真っ青なとんでもない威力の左ストレートを受けて、テラカオス以外に右腕をぶっ飛ばされるという屈辱を味わう。
 これは真竜の再生力ですぐに回復し事なきを得たが、ここで真打登場。
 救援に駆け付けた榛名とまどか、巫女コンビの連携に押され、しかもまどかは耐性より強力な蒼貫通能力をひっさげてきていた。
 戦闘技術が未熟なまどかの攻撃はシャドウも次々に回避するも、敵も榛名がまどかをかついで超回避という拮抗状態にもつれ込んだ。
 そして勝負を決める為にお互いが溜めた必殺攻撃を放とうとするが……

 ここに来て、ずっと機を窺っていた死者スレ住民からの猛反撃を受け本体までダメージを負う。

 これによりシャドウは身動きがとれなくなり、取り込んだ能力もすぐには切り離せなくなる。
 その状態のまままどかが放った竜殺剣の一撃により貫かれ、消滅することとなった。

 まさかのテラカオス以外による黒き獣の討伐であるが、死者をエネルギーとしてしか見ていなかったことは大きな敗因の一つだろう。
 さらにまどかは予言を超えた存在であるとノーデンスも口にしており、
 生者と死者の二重攻撃、グンマ―とミヤザキの巫女の連携等も考えれば、現代は既に予言外の現象が起きているともいえ、黒き獣はテラカオスにしか倒せないというのもあくまで当時の状態では……ということなのかもしれない。
 シャドウも自身は摂理の一部に過ぎないと言い、またレストや榛名もシャドウの能力(蒼)を警戒こそすれ、化身の蒼は大災害の蒼に比べれば遥かに隙があるとも考えており、あくまで補佐役で倒せる相手だったのかもしれないが、そうだとするとシャドウの最期の口ぶりからして第二第三のシャドウが現れる可能性は残っている。



テラカオス・ゼロ

 シャドウが回想にて語った、古代の大災害を防いだ英雄にして10期世界で最初のテラカオスになった男・平賀才人@ゼロの使い魔。
 参加者・主催として参戦していない人物だが、テラカオス及び予言関連で重要な人物なのでここに書かせてもらう。

 古代に起きた大災害発生時に、ルイズやタバサと共にこの世界にいたようだが、そこでジェダイが大災害による滅亡回避のための苦肉の策として用意したカオスロワに参加させられてしまい、そこでテラカオス化してしまう。
 一方、最期まで自我は残っていたようであり、ルイズらを救うためにテラカオスとして大災害を止めて散る運命を受け入れ、TCホールの暴走を止めて死亡し、勇者として讃えられた。

 彼の死亡後、また次の大災害が起こらないとも限らなかったので、古代グンマーと古代ミヤザキでテラカオスの研究が行われる、
 そしてより強大な大災害を防ぐ手立てとしてテラカオス強化プラン(現在の救済の予言)が作られた。
 ちなみに長らく他の節以上に謎だった予言の「不屈の精神を持つ勇者」の節とは、決して鋼のメンタルを持った参加者ではなく、世界を救った勇者である平賀才人のようにTCを浴びても(テラカオス化しても)キャラ崩壊しない不屈の精神をもっているように見える「TC耐性者」であることがわかった。

 ところが大災害による自然消滅こそ是と思い始めた古代グンマーと、何が何でも世界を存続させるべきだという意見を持った古代ミヤザキの間で思想が対立。
 戦争状態に陥り双方が滅亡、彼が守ったハズのルイズも死亡してしまう。
 この事態に嘆いた神によってストロング・ザ・武道などのひと握りの選ばれた人材を除いて記憶を封印。大災害やテラカオス関連の情報が地上からほぼ消えてしまう。

 だが神による情報統制にも抜け穴があり、古代人として封印されていたタバサを古代ミヤザキの末裔であるサーフが偶然目覚めさせてしまい、先の戦いで才人とルイズを失ったことによって人類の愚かさに絶望したタバサは全てを支配したいサーフの甘言に乗り、才人とルイズを取り戻すために野望に協力する。
 これによって何がやりたいのかわからないまま死亡したタバサの企みもようやく判明。
 世界を滅ぼせるだけの大災害、それを引き起こすTCホールのエネルギーを全部吸収できれば世界を網羅したも同然なのである。
 サーフがニルヴァーナにて死亡した(ように見えた)ため、彼に代わってテラカオスを生み出して制御し、才人を復活させようとしていたものだと思われる。
 シャドウも言っていたが、頑張ったあげくに自分や恋人は死ぬわ、生き残った友人も遠い未来で暴走の末に死亡するわ、どこまでも報われねえ……


 あくまで参加者ではなく、大昔に登場した人物なので殺し合いには直接関わらないが、残滓として復活したテラカオス・ディーヴァの夢の中に出現。
 彼女に世界を救う力があると教え、テラカオス因子を集めるように教えた。

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最終更新:2020年05月20日 00:02