Thief: The Dark Projectは、Looking Glass Studioが開発し、Eidos Interactiveが販売した、Windows向けのFirst-Person Stealthゲーム。Thief1、T1、TDPとも呼ばれる。Thiefシリーズの最初のゲームで、Cityと呼ばれる中世のスチームパンクな架空の都市が舞台。プレイヤーが操作する主人公はプロの泥棒で、名前はGarrett。自分の技術を活かして生計を立てているうちに、邪悪な策略に巻き込まれてしまう。ゲームエンジンにはDark Engineが使用され、発売時にはソフトウェア産業に新しいアイデアと技術的な成果をもたらした。
Thiefは一人称視点を採用した最初のステルスゲームであり、ステルスゲームのシステムに光と音の要素を導入した。開発初期に、アクション指向のゲームにするという計画が変更されてステルスに焦点を当てることになり、開発は不安定に進行したが、最終的なデザインはFirst Person Shooterに戦闘を避ける要素を組み合わせたものになり、デザイナーはこれを「First Person Sneaker」と呼んだ。
ゲームは商業的に成功し、後のステルスゲームに影響を与えたと言われ、また、最も偉大なゲームの一つとして数えられることもある。Thiefには二つの続編が存在する。Thief II: The Metal AgeとThief: Deadly Shadowsだ。後者はLooking Glass Studiosの倒産の後、Ion Stormによって開発された。また、現在Eidos MontrealがThief 4を開発中である。
