1等許可区のさらに下に存在し、地下へと伸びる階層状の区画。
マグノシュタット国民の内、
国民等級が最下位の5等にあたる者たちの居住区。
納税義務をはたせない
非魔導士がその対象となっており、約20万人が生活している。
マグノシュタット内に存在する様々な
魔法道具の原動力である
魔力の生産場とされ、そこにいるだけで自動的に
魔力が少しずつ吸い取られる仕組みになっている。
常に
魔力を吸い取られている状態のため疲れやすく、身体の弱い者は長く生きていられない。
地下であるため昼と夜の区別がないが、外の世界が夜中の時間になると、魔導士による人数の点検作業が行わる。
その際に
マクバラー(魔力切れ間近)と判断されると中央の穴から最下層の死体処理施設へと突き落とされてしまう。
脱走を企てた場合は、その地区の住民全てが死刑となる。
働かずとも国から無償で水や食糧が与えられ、酒や煙草などの嗜好品、薬なども手に入るほか、先天性の重病などを除けば病も魔導士に治癒してもらえる。
その為か、
ムスタシム王国時代よりは随分マシになったと言われており、死亡率もムスタシム王国時代よりも低いという。
様々な理由はあるが、不自由な暮らしながらも表面上は現状を受け入れ、日々を享楽にふけりながら無気力にすごす者が大半の様子。
なお、学生は思想教育の授業を履修した後でなければ立ち入ることはできない。
最終更新:2014年01月13日 09:11