177 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 00:46:48.14 ID:KeQuTvDfo



【チーム千里山】



怜「おー、きょーちゃん達の勝ちやでー」キャッキャッ

竜華「こら、怜。病み上がりなんやから大人しゅうしとかなあかんって」

セーラ「うわ、えげつない終わり方やな」

浩子「まーた副将戦で終わりですか……」

浩子「何時になったら須賀君のデータ集められるんやろ」

泉「南浦さんも対木さんも一年生やし、自信無くしますわ……」

怜「こう考えると、なんやかんや竜華まで回ったうちらは凄いんとちゃうやろか?」

泉「いや普通は大将まで回りますし」

浩子「そもそも、この決勝での須賀らぶは荒川憩を除いて副将まで収支1位が3人」

浩子「南浦数絵が88700点、対木もこが60300点、佐々野いちごが29100点……」

浩子「2位だった荒川憩ですらあの面子相手に18400点なんですから、そら勝つのも当たり前ですわ」

セーラ「……具体的な数字出されると更にえげつない感じになるな」

180 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 01:08:44.09 ID:KeQuTvDfo

怜「で、参謀のフナQとしてはこの試合どう見とるんや?」

浩子「まぁ大体瑞原プロの言うとった通りでしょうね」

浩子「臨海は須賀らぶを甘く見すぎとったっちゅうか、完全に予想外やったでしょうし」

浩子「ハオや明華があそこまでやられるんは初めてですわ」

セーラ「普通にやったら、あの二人と勝つんは難しいもんなー」

泉「私なんて10回に1~2回トップ取れれば良い方ですよ」

怜「そりゃ竜華でも半分勝てたらええ方やで?泉やったら十分十分」

泉「何か褒められてる気せえへんのですけど……」

浩子「まぁまぁ気にせん方がええで、高一最強さん」ケケケ

泉「うぐっ!」グサッ

セーラ「せやせや。原村和どころか、南浦数絵や対木もこに大きく水をあけられてしもたけど気にすんな!」

泉「ぐはっ!」ザクッ

怜「大丈夫や。うちが先を見た所、100年後には勝てるで!」

泉「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダッ

浩子「あ、逃げた」

セーラ「逃げたなぁ」

怜「逃げてもうたなー」

竜華「みんないじめ過ぎやで、もう!」

183 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 01:30:29.99 ID:KeQuTvDfo



竜華「泉を可愛がるんはええけど、泣かせたらアカンよ?」

セーラ「いやぁ、泉ってちょっと生意気なところもあるから凹ますとおもろいっちゅうかなんちゅうか……」

浩子「泣き顔とかちょっとそそりますよって」ククク

怜「泉ってMっぽいもんな。いや絶対Mやって!」

竜華「……はぁ。そりゃ泉も逃げ出すわ」

セーラ「でも探さなくてええんか?」

セーラ「ここ結構人居るし、迷子にならへんか?」

浩子「あ、その辺に関して抜かりないですさかい」

浩子「万が一の事も考えて、泉の位置はGPSでこの通り」

怜「うわ、筒抜けっちゅう事か。流石フナQ」

竜華「あれ?でもここに反応が3つ……」

浩子「……」ニヤッ

怜・セーラ・竜華「「「!!」」」ゾクッ

185 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 01:44:38.14 ID:KeQuTvDfo

浩子「ま、私が責任もって連れ戻してきますさかい」ダッ

怜「あ、あーうん。頼んだで」

セーラ「……ホンマフナQに任せてよかったんやろか」

竜華「まぁあれで、なんだかんだ浩子もホンマに泉を可愛がっとるから大丈夫やろ……多分」



セーラ「せやけど、ほんまに終わったんやなー」

竜華「3年間頑張ったんやけどな」

怜「今思うと色んな後悔も有るんやけど……」

怜「でもありがとな。竜華、セーラ」

怜「二人がおったおかげでウチはここまで来れたんや」

セーラ「それはお互い様やで怜」

セーラ「お前がおったから、俺らもここまで来れたんやからな!」

竜華「せやで。ウチらが怜に助けられた事かて何回もあるんやから」ニコッ

怜「……ホンマにありがとう」

187 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 02:02:27.67 ID:KeQuTvDfo

セーラ「せやけど次は個人戦や!」

セーラ「ここに居る三人が三人ともライバルになるっちゅうわけやな!」

怜「あーせやったなぁ」

竜華「怜はどないするん?個人戦は体力的にも結構大変やろ?」

怜「そうやなぁ……」

怜「セーラは戦いたい相手とかおるん?」

セーラ「そらもちろん洋榎やろ!」

セーラ「お返しはキッチリせんとアカンしな!」

怜「ま、せやろな」

怜「竜華はどうや?やっぱりきょーくんか?」

竜華「う~ん……せやね」

竜華「やられっぱなし言うんも癪やし」

怜「で、返り討ちにあってきょーくんに調教されてあんな事やこんな事に――イタッ!?」ズビシッ

竜華「な、何変な妄想膨らましてんねん!///」

竜華「と言うか須賀君がそんな事するはず無いやろ」ハァ

怜「分からへんで?男は狼っちゅう言葉も有るんやしきょーちゃんも年頃の男の子やから、りゅーかみたいなやらしい体の子がおったらそれはもう滅茶苦茶に――」

竜華「……ええ加減にせんと怒るで?」ジィーッ

怜(あ、あれは無極点状態!?)

怜「じょ、冗談やって」アハハ

怜「……ま、ウチも出よっかな。個人戦」

怜「誰と戦っても楽しそうやし♪」

セーラ「よっしゃ!目指すはこの三人で表彰台独占や!!」

セーラ「もちろん、てっぺんはオレやけどな!」

怜「いやいや、ウチかてどうせやるんやったら1番狙いや」

竜華「じゃあ私も1番狙いで――」

セーラ・怜「「どうぞどうぞ」」

竜華「って何でコントやの!もう!」



3人「「「あはははははは」」」



195 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/07(土) 16:23:16.11 ID:GzpZ2i3So



【チーム有珠山】



揺杏「ひぇー。私たちがボロクソに負けた虎姫相手に20万点差以上とか……」

揺杏「決勝トーナメントで同じブロックにならなくて良かったよ、ホント」

誓子「う~ん、私達だと中堅とかで終わっちゃってたかも」

成香「最悪だと先鋒の私で終わりとかも……」ガクブル

爽「どこからでもあれだけ点を取れるなら、お手上げ侍だね~」

由暉子「永水も臨海も強い相手なのですが、その相手に副将トビ終了するとなると止められるチームが無いでしょうし」

爽「こりゃ来年もキツいだろうね」

揺杏「大丈夫、そうなれば爽に留年してもらうし」

由暉子「ああ、なるほど。その手がありましたか」ポンッ

爽「あ、いやナイスアイデアって顔しないでよ。これでも一応卒業はしたいんだからさ」

196 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/07(土) 16:50:53.95 ID:GzpZ2i3So

爽「しかし残念だったねー。大将の須賀京太郎見れなくて」

由暉子「正確には対局が、ですけど」

揺杏「バッチシ衣装も持ってきたんだけどなー」

成香「本当に着てもらうつもりだったのですね……」

誓子「でも凄く早かったね。昨日の今日なのに」

揺杏「あれからインスピレーション湧いてきてさ」

揺杏「チャチャッと一晩で作ってみました!」ジャーン

爽「さっすが揺杏!」

由暉子「それは良いんですが、どうやって着てもらうつもりだったんですか?」

揺杏「それは……どうやんの?」

爽「そうだね~。まずは頼んでみる」

成香「いきなり知らない人から着てくれと言われて着る人はいないと思うのですが……」

爽「それもそっか。じゃあ仕方無いから、無理矢理着せる!」

誓子「爽、強行手段が早過ぎるよ……」

198 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/07(土) 17:18:13.79 ID:GzpZ2i3So

爽「じゃあどうすれば良いのさ!」プンプン

由暉子「そうですね。まずは知り合いになって、何度か顔を合わせて……」

由暉子「メアドを交換して更に出会いを重ねて、デートなども良いかもしれません」

由暉子「そうして告白されて付き合いだして、何年かしてそろそろ結婚を意識しだした頃にプロポーズされて」

由暉子「結婚式を挙げて、子供が出来て更にその子供が孫を産んで――」

由暉子「その頃には着てくれるはずですよ」

爽「う~ん、それは流石に長いな。せめて子供産むくらいで着てくれないと」ムムム

揺杏「そこまでは良いんだ……」

揺杏「ってか、その前に着てくれそうなタイミングあるよね?」

成香「結婚ですか……。私もいつか出来るのでしょうか」

誓子「大丈夫。なるかきっと良いお嫁さんになれるよ」ニコッ

成香「ちかちゃん……」

199 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/06/07(土) 17:40:46.10 ID:GzpZ2i3So

爽「あーもう!面倒だからユキに色仕掛けして貰うってのは?」

誓子「それは流石にダメだよ」

揺杏「まーね。ユキの体は男には毒だし」

揺杏「ま、同性にも毒だけどね」ヒッヒッヒ

由暉子「……目がいやらしいです」

成香「やはり、正攻法で行くのが良いのでは?」

爽「やっぱ、それしかないかー」

爽「んじゃ、まずは直接会いに――ってあれ?居ないんだけど」

由暉子「私達が喋ってるうちに帰られたようですけど」

爽「マジで!?何で言わないの!」

由暉子「聞かれなかったので」シレッ

爽「ゆとりかい!」

揺杏「で、どうすんの?」

爽「もち追いかける!そして結婚して子供産んでもらう!」

揺杏「まだ引きずってたのかよ!と言うか産むのあっちかよ!」

成香「男の人は子供産めないと思うのですが……」

誓子「なるか、iPS細胞と言うものがあってね――」





雅枝「……なんつー話しとんねんあいつら」ハァ






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最終更新:2014年08月17日 15:27