幻想郷に迷い込んで早くてもう半年、こっちへ来て世界観が180度変わったと言える。
何せ神様や妖怪に妖精、幽霊や果ては宇宙人も平然と居るし全員が綺麗な女性だから驚きだ。
それに俺みたいな奴が知り合いになれたから尚更、驚きだ。

ただ今、早朝であり寝ぼけ眼を覚ますために顔を洗いながら新聞を広げて見ている。
因みに新聞は来て早々、取材を受けた烏天狗の女の子に購買を奨められたが誇張に書かれていることが多多あると聞いていたからやんわりと断って、別の天狗を取っている。

世界観が変わったと言えば最近、この新聞の片隅にある占いを見るようになった。
向こう【外界】に居る頃は「くだらない。」と思っていたが空想の存在が居たり魔法や呪術みたいのが有り触れている幻想郷では嫌が応でも信用する。

〇〇「さて…今日の運勢は?なになに、『女難の相があり。迂闊な行動を抑えるべし。ラッキーカラーは紅、白、黒、紫、藍、橙』って、何かやけにラッキーカラー多いな…。」

そう思っていると…。

「「「「「〇〇【さん】開けて【下さい。】女難から守りに来たわよ【来たぜ。】」」」」」

あれれ?外から複数の知り合いの声がする?

霊夢「あんた達はお呼びじゃないわよ!!〇〇さんは今日【から】はウチの神社で過ごすのよ!!」

魔理沙「おいおい、寝言は寝て言えよ霊夢。何に対しても無関心のお前が〇〇に対して柄にも無いことするなよ!!」

映姫「〇〇は咎人故に女難が降り懸かるのです!私の部屋で善悪を白黒つける教育をします!!」

紫「あなた達みたいなお子ちゃまが纏わり付くのが女難よ。〇〇には私みたいな淑女が隣に居るべきなのよ。」

橙「紫さまー、それは私にも言えることなんですかー?」

藍「大丈夫だぞ橙?私と一緒に居れば〇〇を守れるぞ?」

そんな会話が聞こえた次の瞬間、物凄い轟音が起きた。恐らくは弾幕勝負が始まったのだろう。

〇〇「ラッキーカラー…迂闊な行動に女難の相…。どうしよう俺……。」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年07月10日 05:30