幻想郷の人里にある命蓮寺。
ある日から、その命蓮寺の墓地を掃除をする一人の青年の姿があった。

青年の名前は〇〇、所謂「外来人」だ。
外界で渓流釣りに山に入ったらいつの間にか幻想入りしており、さ迷い妖怪に追われていたのを滝行をした帰りの聖白蓮に助けられ、幻想郷について説明を受けると興味津々な面持ちになり、しばらく命蓮寺に保護…と、言うより逗留させてもらうことになった。

気さくな性格な〇〇は「お世話になるからには、ぐうたらしてられない!」と意気込み毎日、掃除や買い出しなどを手伝っていた。

ある日、寺の中や境内も掃除を終え「どうせなら墓地も掃除するか。」と考えた〇〇は箒を片手に墓地に溜まった落ち葉を掃きながら、自分が好きなロックバンドの歌を歌った。


〇〇「今宵も始まるキョンシーパーティー。ゆらゆら君の街まで、忽ち虜さBABY感じてDon't stop motion。じっとしても見つかるよ、動いて見つかるよ。…って、ん?」

そう歌っていると猛烈な視線を感じた〇〇。
辺りを見渡すが誰も居ない。
首を傾げると掃除を再開すると今度は星が〇〇を呼びに来た。


星「〇〇さん、そろそろ昼餉の時間ですよ?」


〇〇「あぁ、はいはい今行きます。」

そう会話し寺に帰る二人。

そんな〇〇を物陰から見つめる墓守りである宮古芳香。

芳香「〇〇って名前なんだ…。忘れない…絶対に忘れない、もう私は〇〇の虜だから。」

この日の夜、芳香の愛情表現【襲撃】を受けた〇〇は墓地で口遊んだ唄の歌詞にあった「ナムアミダブツ、唱えてもダメ」な状態になったとか。


〇〇は知らなかった、その歌の題名は好きなロックバンドの出身地の方言で「恐ろしい」と言う意味だということを。

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最終更新:2011年09月08日 11:17