昨日、買ったロト6が千円当たっていて、CMを思い出して書いた何時も通りお通し程度の駄文です。


幻想郷に迷い込んで半年。その間、何も無かったが最近妙な妖怪兎に附けられている。

今も仕事の帰りだが、物陰から覗かれている。
今日は意を決して近付いてみようと思う。


「お前、一体何なんだよ!?」

そいつは俺が近付いた上に話しかけたことに一瞬だけ面食らった表情したが、すぐに戻り「ウサウサ」と頷きながら懐から名刺みたいのを差し出した。


「ウサウサじゃあわからないよ。なになに?【人を幸福にする程度の能力。てゐ】?…は!最近、蕎麦屋でおまけしてもらったり、飯を奢ってもらったり、日雇いの給金がちょっと多かったのはお前の御陰?」


「ウサウサ。」と頷く妖怪兎


「四つ葉のクローバー見つけたり、御御籤で大吉が出たり、差し入れがよくあるのも全部お前の御陰?」


「ウサウサ。」とまた頷く妖怪兎。


「そんな効果があるなら素直に感謝するよ。何か御礼でもするよ。」

そう言ったら、てゐと言う妖怪兎がさっきとは違うニヤリと歪んだ笑顔と粘っこい視線の目になってこう言った。


「それじゃあ、〇〇が私を幸福にしてよ。私だけを見て私だけを愛してよ。ね?」


そう言われて困惑している間に意識が失わされて今、俺は何処かわからない場所に監禁されている。
張本人の妖怪兎のてゐ…本人が言うからには俺の妻だとか。
彼女は毎日「〇〇、今日も幸福?私は幸福だよ。」と語りかけてくる…。

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最終更新:2011年09月29日 19:26