「ぼうやおじちゃんのお願いを聞いてくれたらおこずかいをあげるよ?」

「え?でもさとり様からは知らない妖怪について行ってはだめって・・・」

「おいなにやってんだ?溝鼠!」

「勇儀お姉ちゃん!」

「○○は覚りのペッもとい客分だ。コイツに手を出したらただじゃおかないよ!」

あたしは拳に妖力を纏わせる。

それを見た三下妖怪は文字通り溝を走って逃げていく。


地霊殿

「○○を助けてくれてありがとうございます。」

地霊殿の主 古明地さとりは地獄有数の実力であり気の置けない友人である、星熊勇儀に深々と頭を下げた。

「よしてくれよ!アンタとあたしの仲じゃないか。○○のお守をお空を任せるなんてアンタらしくないね。」

「ええ、いつもはお燐に頼むのですが今は地上へ行っていて・・・」

「さとり様お茶をお持ちしました!」

活動的なショートパンツ、半袖のシャツを着た○○が紅茶ポットを乗せたカートを押して入ってくる。

「○○がここへきて隙間送りにされて五年か・・・・」

「僕はまだ赤ん坊だったからよくわからないです。」

「あたしにも紅茶を、ってもブランデーに二、三滴たらすだけでいい」

「あとで○○酒蔵から日本酒を持ってきてくれませんか?それと酒のつまみも」

「はい!さとり様」

○○が部屋から出ていくのをさとりは名残惜しそうに見つめていた。

「なぁ、あんたにとって○○は一体なんだい?」

「そんなの・・・決まっているじゃないですか・・・大切な家族ですよ」

まるで恋をする少女のような、旧友の笑顔の中にある恋心を知ったあたしの心の中に何かが生まれるのを感じる。

大切な、大切な友人。

それをたかだか五年で奪い取ってしまった小さな生き物。

立場を分からせなくっちゃね・・・


「勇儀お姉ちゃん、話って何?」

あたしは街からも地霊殿からも離れた洞窟に○○を呼びだした

「○○・・・アンタはさとりのことをどう思うんだい?」

「やさしくて、厳しいところもあるけど色んなことを教えてくれて大好きです」

屈託のない笑顔を向ける○○にあたしは殺意を覚える。

「そうじゃない。あたしが聞きたいのはさとりとまぐわいたいかってことさ」

「そっそんなんじゃないよ!」

真っ赤な顔で○○が否定する。

カシュッ!!!

○○は最初何が起こったか理解できなかった。

だが、自らの口から流れ落ちる血や焼けるような痛みで自分が殴りつけられたことを知った。

「・・・・鬼に嘘ついたな」

「勇儀お姉ちゃん怖いよ」

「あたしはあんたの姉じゃない!」

あたしは○○に馬乗りになると殴りつけた。死なないように、でも痛みが○○を焼き尽くすように・・・・

数回殴りつけただけで○○はおとなしくなった。

さとりが○○に与えたショートパンツを剥ぎ取り、純白の褌を引き裂く。

「さぁ喰い尽くしてやるよ」


「う・・・・・ぁうぅぅぅぅぅ・・・・」

洞窟に横たえられた○○の瞳には光がなく、その中性的な肢体はむせかえるような淫臭に包まれていた。

「なかなかだったぜ・・・・でもまだ満足していないんでね!」

勇儀がさらなる凌辱を加えようとした時だ。

勇儀の頭の後ろを殺傷能力を持った妖力弾がかすった。

「勇儀・・・あんたなんてことを!」

そこにいつもの友人は居なかった。

「何って男を喰っているだけさ」

そういうと勇儀は一糸まとわぬその肢体をさとりに見せつけた。

桜色に染まった肢体には愛液と精液が飛び散り勇儀が○○に加えた凌辱のあとがありありと残っていた。

「もう○○は妖怪も女も愛せない。たとえアンタでもね!」

「貴様ぁぁぁ!」

洞窟を勝ち誇ったかのように勇儀の哄笑が響いていた。

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最終更新:2011年11月12日 22:09