幻想郷の人里にある龍神像を一人の青年が掃除をしていた。

青年の名前は〇〇。外来人。だ


〇〇「今年は辰年だし綺麗にして、邪だけど何かご利益あるといいなぁ~。」


衣玖「はい、ちゃんといいことがありますよ?〇〇さん。」

鼻歌交じりに掃除をしていると、知り合いである竜宮の使いである永江衣玖に声をかけられた。


〇〇「あ、衣玖さん。こんにちは。」


衣玖「こんにちは。」
にこやかな笑顔で挨拶を返す衣玖。


〇〇「今年はやっぱり衣玖さんも忙しいんですか?」

衣玖「はい、少し忙しくなりますよ。家族が増えますしね?でも大丈夫ですよ。私にも〇〇さんにもいいことですし。」


〇〇「え?俺にいいこと?」


衣玖「はい、無病息災で家内安全が約束されてますしね?」


〇〇「え?衣玖さんって天気以外に先がわかるんですか?」

困惑している〇〇を衣玖の羽衣が包むと気を失った。

衣玖「はい、何せ私が…いえ、私達が営むんですから。素敵な新年を迎えましょう?旦那様。」
先程のにこやかな笑顔ではなく蠱惑的な笑顔をする衣玖がそこに居た。
最終更新:2012年03月12日 19:16