よし・・・・だれもいない   出すなら今!
ちなみに今回初めて書いたのでところどころおかしなところがあるかもしれませんがご了承ください



やぁ!俺の名前は○○。数ヶ月前に幻想郷に迷い込んだただの人間さ!
迷い込んだ当時はとてつもなく心細くてすぐにでも帰りたい気分だったんだけど、住めば都というかなんというか、今じゃ元の世界に帰りたくないくらいに思ってるよ。

まぁ、前置きはここまでにしておこう。
少し聞いてほしいことがあるんだが最近俺の身の回りにおかしなことが起きてるんだよね。
とある日とても不思議な夢を見たんだ、まるで天使のような羽を生やした女の子とメイド服を着ている女の子と一緒にお茶したり、きれいな湖で散歩をしている夢なんだ。
ここまでは普通の夢といっしょだろ?
でも、ここからなんだよ、その夢を見てからというものの行く先々にあの子の白い羽根が落ちているような気がするんだ。
特に人の里で慧音さんとか妹紅さんとかと話していると特に落ちてくるね、中には少し血が付着しているのもあった。

周りがいうには「偶然だろう、たまたま鳥がけんかしてそれが落ちてきただけさ」とかいってるけど自分はどうも違うような気がしてならない。
あと、ここだけの話
なんか最近どこからか視線を感じてるんだよね・・・
他にもチルノとかと遊んでいた場所が次の日には消し炭みたいになっていたり
職場に誰が作ってくれたのかわからない弁当が届けられたり・・・
例を挙げればきり無いけど、どれもこれもあの日夢を見てから起きているような気がするんだ。

え?そんなことが起きているのならなぜ神社とかに相談しに行かないのかって?
いやぁ・・・それがさ、神社に行くまではいいんだよ神社に行って巫女さんとお祓いの相談をしていると急に巫女さんの顔が青ざめて話を濁されて追い返されちゃうんだ。
しかも緑色の髪の巫女さんには「この幻想郷にあなたのいたところの常識は通用しません!」とかいわれちゃってさ(笑)

まぁ、たしかに今のところ命の危険までは及んでないし、とりあえずはこのままでいようかな、なんて思ってる
悪いね、変なこと聞かせちゃってこんな真っ暗だ、送るよ
・・・ん?どうかした?そんな顔しちゃって・・・って、あっ
いっちゃった・・・どうしたんだろうあのときの巫女さんみたいに青ざめちゃって
さてと、そろそろ寝ようかな・・・あれ、また傷が増えてる、何なんだろうな今度医者に見てもらうか。


                   ☆



○○が寝て数時間たったころだろうか、○○の部屋の角が急に歪み始めた。
しばらくするとその歪みの中から一人の少女が出てきた。
その少女は自らに生えている羽を数本毟り取って寝ている○○の枕元に一本を残しておいた後、起こさないように布団をめくり、わき腹に羽根の先で傷をつけ始めた、○○自身は気にしてないようだが、その傷はよく見ると何かの術式のようになっているようだった。

「ふふふ・・・もう少しで完成するわね、これが完成したら○○、あなたは私の世界の住人よ」

傷をつけ終わり、○○の頬にキスをすると歪みの中へ戻っていった

「だから・・・○○ももう少し我慢してね、その間のお世話はちゃんとしてあげるから、仕事に行ったときのお弁当の準備も、貴方の安全の確認も、そして・・・○○に近づく虫の駆除も・・・ね」

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最終更新:2012年08月05日 14:52