恋人なんて要らない、俺はそういう考えを持っている。
誰だって恋はしたいと思うだろうけど現実を見ると賞味期限は精々3年、50年なんて夢のまた夢。
おまけに塵り方が悲惨極まりないものばかり…はたして愛し合う、結婚するメリットって存在するのか?
それに比べて友人、親友という関係ほど楽なものはない。作るのも簡単別れるのも簡単、デメリットが少ない。
さらに友人は二人以上作れる。男と女の恋愛関係の排他的イメージと正反対!
やっぱ友人っていいよね。
思わず幻想郷の女性達の前でそんな持論を話してしまった。女性ばかりの幻想郷なら普通恋愛関係なんて持たないだろう?
そういう考えからつい…どうやら自分のいた世界と常識そのものが違っていたらしい。
霊夢に話したとき
確かに友人もいいけど…女ってそれでも孤独で淋しいのよ、側にいつもいる存在が欲しいのよ。
〇〇はずっと一緒にいても苦しくない、一生愛し合える!そう、一生ね。
でも〇〇に友達とか余計なものがあるとそれもできないのよ。だから、
今神社に強力な結界を張ってあるのよ、ふふ…これでやっと私達の完全な楽園が完成したわ。
魔理沙に話したとき
確かにな、でも〇〇は肝心なことをわかってないみたいだな。
恋ってもんはそんな損得じゃどうしようもないもんなんだ、好きと思ったら好きなんだ。
好きと思ったら突っ走るんだ。
私は欲しいと思ったらそれを一生借りるために突っ走る、恋愛も同じだぜ。
今から〇〇にその恋愛の良さを教えてやるぜ、〇〇だったらわかってくれるよな?
咲夜に話したとき
だけどその友人は完全かどうかなんて判断できないと思うけど。友人はいて得にもなるけど、損にもなる。
安定を求めるなら完全を選ぶ、〇〇ならそう思うでしょ?
その完全があなたの目の前にいる……大丈夫、私と〇〇の世界は完全なものよ?
それこそ私の〇〇への愛は絶対ですもの。
妖夢に話したとき
ちょっと意外ですね、〇〇さんが恋をしたくないなんて。
私はそんなふうに思ったことはありません、今好きな人がいますけどそんな迷いはありません。
一人前の剣士は迷いがないと聞きます、ですから一人前を目指すため迷いは切り捨てるんですよ。
だから〇〇さんもそんな迷いを切り捨てて私と一緒に過ごしましょう、〇〇さんのその迷い、切り捨ててあげますから。
度を超えた愛は関連要素を無視できる、それを知っても今や昔。
彼女に連れられて行くとき不思議と安心してしまってるのはなんでだろうか。
最終更新:2013年07月04日 10:54