新たな関係



新たな関係

紫「○○さん今日はありがとね、よかったら家に寄って行ってくださいな」
霊夢「ちょっと○○は家の人よ、ちょっかい出さないでくれる」
紫「いやですわ私の為に働いてくれた彼にお礼をしてさしあげるだけですのに」
霊夢「今から行ったら酔っ払って夜はそっちに泊まる事に成るじゃないの、
夫が夜に他所の女の家に居るなんて体裁が悪いのよ、そもそもお礼ならお金で渡しなさいよ」
紫「そうねーじゃあどうしようかしら、○○さん決めてもらいましょうか」
○○「え、……あー…俺としては行きたいけど霊夢の言うこともわかるからどうしたもんかな」
紫「あら、そんなこと心配には及びませんわ、私たちしか知らないのですから、それでは行きましょうか」
紫さんはそう言うと隙間を広げ俺を一瞬で飲み込んだ、その時一瞬霊夢と目があったが少しイラついていたのか睨まれた様な気がした、帰ったらご機嫌をとってあげなきゃな。
そんな考えをした一瞬で迷い家に到着いていたようだった、
紫「さあさあ上がってくださいな」
○○「お邪魔します」
紫さんには良くしてもらっているがたまにこうやって強引に誘われるので困った妖怪さんではある、
その度に霊夢には小言を言われるが俺を想っているからこそと思えばこんな関係も割りと気に入っている。
そうして居間に行くと紫さんの式である藍さんがいた、あまり話したことは無いが酒の席等では料理を振る舞ってくれる。
藍「お帰りなさいませ紫様、○○様」
○○「お邪魔してます」
紫「ええ、もう晩の準備は出来ているかしら」
藍「はい、お持ちしますか?」
紫「○○さん、どうしましょうか?」
○○「いただきましょう」
藍「承知しました、少々お待ちください」
そう言って藍さんは台所に向かって行った、そして紫さんに薦めらたれ座布団に腰を降ろした、
続いて紫さんも俺の隣に腰を降ろしたのだが少し距離が近いと感じたので移動しよとしたが何故か座布団が動かなかった、席を移動する程の事では無いのでそのままでいることにした。
その事に気がついたのか紫さんが少し微笑んだ様な表情でこちらを見ていた、そこで目が合い少し気恥ずかしい気分に為った。
紫「うふふ、○○さんったら、今日の労いの為にお呼びしたのですから、私がお酌をして差し上げましてよ、疲れを忘れてお楽しみくださいな」
○○「ありがとうございます」
紫「それで○○さん霊夢とはどうです、あの娘家事は出来ているかしら、一通り教えたのですが、あまり積極的では無いので心配していたのですが?」
○○「料理と洗濯を任せていますよ、掃除と皿洗いは僕がしていますね、彼女がいてくれて助かっていますよ俺は両方とも得意では無いので、それにいろいろ気を遣ってくれていい妻ですよ」
紫「あらよかった、しっかり教えたかいが有りましたわ、でも霊夢が忙しいときは大変ね」
○○「まあそうゆう時は仕方ないですよ苦手でも出来ない訳じゃ有りませんから」
紫「こんな良い人と一緒に成れて霊夢が羨ましいですわ、私の所にも良い人が来てくれるかしら?」
○○「あはは、紫さんに好かれたらそれはもう幸せでしょうね。」
紫「嬉しいわ、でもそんな事を言われたら恥ずかしいですわ、」
そんな話をしていると藍さんが戻ってきた、
藍「お待たせしました、お食事をお持ちしました。」
そう言って藍さんは机の上にご飯やお酒を並べていたが2人分しか無かった、
ここに来て実は紫さんと藍さんの分で俺のじゃありませーんなんて事は無いだろうが一応聞いてみた。
○○「2人分ですか 、藍さんは?」
藍「私は仕事が有りますので後程戴きます。お気遣いありがとうございます。」
○○「そうですか、では戴きます。」
藍「ええ、それでは失礼します」
藍さんはそう言うと部屋を出ていってしまった、
それからは紫さんにお酌をしてもらい時折言葉を交わしながら和やかな時間が過ごした。

食事も終わり軒先で上り始めた月を二人で見ていると眠気に襲われて少し眠ってしまったみたいだ、、
このままでは本当に眠ってしまいそうだ、気が付けば俺の肩に頭を預ける形で紫さんも寝てしまった様だった、
さすがにこんな体勢に成る程近くには居なかったと思うのだが、
等と考えていると状況の不味さに気がついた、
こんな所を藍さんにでも見つかればあまりよろしくない心象を持たれてしまう、
皆と不和が無いように行動している俺としては避けたいことだった。
誰でも自分の知り合いが不倫してました、
なんて知ったら相手に良い印象を持たないだろう。
紫さんに言って今日はもう送ってもらおう、 どういうふうに起こせばいいか迷うが取り合えず声を掛けてみよう、そう思い彼女の方を向いた。
○○「紫さんもう遅いし帰ろうと思うのですが」
そう声を掛けても彼女はスースーと穏やかな寝息を立てたまま絡ませた腕に更に力を込めるだけだった、
考えてみれば彼女も酔いが回り俺を送るどころの話では無いのかも知れない、
それでもどうにか状況を変えようと紫さんの頬に手を伸ばした、
と言うのも掴まれている腕が何故かびくともしないので空いた腕を使うしか無いのだ、
太ももや胸やお腹に触れる訳にも逝かず顔に触れる事にしたのだが優しく叩いても起きないのでそのままどうするか考えていると、
ふと視線を感じそちらを見ると紫さんの瞳がこちらを見つめていた、
その瞳を見ると何故かもっと近くに居なければ逝けない様な気がした、
頭にもやがかかった様だったがそれが何か理解は出来なかった、
一瞬の躊躇の後そっと顔を紫さんに近付けた、
彼女もそれを拒まなかった。






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最終更新:2019年01月26日 20:17