○○の大切な宝物を壊し、酷く怒られる幻月。
一度目はそれで済ませたものの、
二度、そして三度と彼女は○○の私物を連続で壊してしまった。
幾らなんでも酷すぎると、○○は幻月の強さも忘れ怒鳴り散らした。
が、彼女の反応は意外なものだった。
「……ごめんなさい。私に出来る事なら、何でもするから。
嫌いにならないで?ね、お願い……」
怒りの収まらなかった○○は、そこまで言うならばと幻月を――
感情の赴くままに酷い扱いをした後で、罪悪感に襲われる○○。
どう謝れば、と彼女の表情を伺うと――
……笑っている。幸せそうな表情で。
暫くすると、部屋に夢月が入って来た。
手に何か抱えている、あれは……○○の知り合いの……
「あぁ……」
「今度はうちの妹が粗相をしちゃったみたい」
ぽたり、と夢月の腕から赤い雫が垂れる。
「こんな事されて、許せるわけ無いよね。
ごめんね、○○
だから何をされても構わないわ。
……ね、今度はどうすれば、許 し て く れ る ?」
そう言った彼女の手には、また○○の大切にしているものが握られていて
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紫の続きを書けずに悩んでいたら、こんな夢に襲われ。
シチュが天子っぽい気もしますけど。
発狂分が足りない!という彼女の気遣いなんでしょうか。
最終更新:2013年01月08日 14:29