402の勝手なエピローグを考えてみました。
なんか違うかな?
幻想郷の人里にある小屋の縁側でお茶を飲みながら暖かい陽射しに日向ぼっこしする一人の青年が居た。
青年の名前は〇〇
ちょうど一年前に幻想郷に迷い込み、ここは自分が居た世界とは違う所や妖怪が居るのを驚きながらも大らかな性格と高い順応能力で暮らしていた。
それは、その〇〇が言ったある一言だった。
〇〇「あ~…結婚したい。……おっと俺、大胆発言~。おませさん特急電車【エクスプレス】。何てな、だいたい俺に結婚はなぁ…。」
何気なく独り言を呟きお茶をまた啜る。
同時刻ーー。
胡散臭い笑みが特徴だが幻想郷の管理人である八雲紫の邸であるマヨヒガの一部屋の襖がスパーンッ!と勢いよく開かた。
紫「藍!今日から家族が一人増えるわ。私は今から迎えに行くから部屋の掃除と食事の準備をしてなさい。」
藍「紫様!どうなさいましたか?は…はい、畏まりました。」
紫「引きこんであげるわ、〇〇。」
冥界にある死者の魂が一時、逗留する白玉楼。
そこの主である亡霊姫の西行寺幽々子は従者に向かい『生き生きした』表情で言った。
幽々子「妖夢、ちょっと出かけて来るわ。」
妖夢「幽々子様、どちらへ?」
幽々子「ふふふ、運命の花を見つけた蝶は青空を舞うのよ?」
妖夢「???」
人里にある里の守護者で寺子屋で教鞭を執っている上白沢慧音は何かを感じ授業を早々と終わらせた。
慧音「少し早いが今日はここまでにしよう。私も用があるからな。妹紅、すまないが子供達を送って行ってくれ。」
妹紅「え?今日に限って何でまた?」
慧音「いいから、な?な?」
妹紅「わかった、わかったからそんなに押すな。」
子供達「「「慧音先生、さようならーー。」」」
慧音「あぁ、気をつけて帰りなさい。…さてと、これから私達の歴史の『個人授業』だぞ?〇〇。」
妖怪の山にある守矢神社。そこの巫女で現人神である東風谷早苗は今日も人里へ信仰を集めに行こうと準備していると二柱の神に呼びとめられた。
神奈子「あ~…早苗、今日は私達が人里へ信仰を集めに行くよ。」
早苗「え?神奈子様と諏訪子様で、ですか?いえ私が行っても…。」
神奈子「いいから!今日は私達が行くから早苗は留守番お願い!!」
諏訪子「あーうー、100人分の信仰かそれ以上のをお土産に帰って来るからさ。」
早苗「は…はい。」
幻想郷の実力者である妖怪や神の各々が己の従者や知人に言伝を残し向かうのは、青年〇〇の小屋。
博麗神社の宴会で知り合い、分け隔てなく接する〇〇に全員が好意を持ち、持ち過ぎるあまりに己の能力や式などを駆使し〇〇の好みの食べ物や趣味などの言動を見て【監視】いた。
そして今日〇〇の独り言を聞きつけ、思い立ち行動を開始したのだった。
最終更新:2011年02月11日 19:13