以前、投下した367の続きを書いてみた。
若干>>377さんの発言を参考してみた。



幻想郷に来て、久しぶりに風邪を引いた。
暖かくなって来たけど、まだまだ寒い季節のを忘れて油断したらなぁ…。
体は怠いけど、幸い熱は然ほど高くないみたいで多少は動ける。
お粥でも作って食べて薬飲んで寝て早く治すとしよう。
すると、お粥を作っている最中に塩が無いこと気がついた。

〇〇「参ったなぁ…塩を入れないと味気ないよなぁ…。」

そう呟くと、どこからか「塩ならここにあるわよ〇〇さん?」と聞こえ流れ的に「あ、本当?ありがとう。助かったよ。」と言って差し出された塩の入った容器受け取りお粥を作っている土鍋に塩を一つまみ入れる。
…………。

〇〇「いやいや、待て待て。」

霊夢「どうしたの〇〇さん?」
不思議そうに首を傾げる霊夢。

〇〇「いや…何で霊夢が…いつからいたの?」

霊夢「今しがた来たところよ。〇〇さんが風邪を引いて、お粥に使う塩が無いだろうなぁ~って思っていたのよ。」

〇〇「まるで見ていたように詳しいな…。」
そう言うと霊夢は爽やかな笑顔で「巫女の勘よ。」と言われたが、その笑顔がこの前の慧音さんと文さんみたいに見えたが言うのはやめた。

〇〇「それにしても…何かこの塩…変な色あいでニオイもしないかい?」

霊夢「貴重で特殊な塩だからよ。とても貴重で特殊ね…。」
そう言う霊夢があの笑顔に自分も苦笑していると横から「卵粥も美味しいし栄養がありますよ〇〇さん?私ちょうど今、産みたて卵を持っているので入れますね。」そう言われ声がした方を見ると文さんがお茶碗に卵を溶いて居た。

〇〇「文さんもいつの間に…。いや、卵は要りまs「あやややや、以前はあんなに美味しく食べていたじゃないですか~。今さら遠慮すること無いですよ~。」
と、またあの爽やかな笑顔で言われ卵を有無も言わせず土鍋で作っているお粥に投入された。

文「さぁ召し上がれ〇〇さん。」
お茶碗にお粥を入れ、レンゲと一緒に渡す文さん。

霊夢「じゃあ、私が食べさせてあげるわ〇〇さん。」文さんからお茶碗とレンゲを奪…違った、受け取る【?】霊夢。

空気が痛くて怖い沈黙が起きる。
霊夢、その陰陽玉を下げて。
文さん、あなたもその団扇を下げて。

慧音「まったく、弱っている〇〇の前ではしたない。」

〇〇「あぁ~れぇ~~?もう驚かないだろうと思ったが慧音さんもいつの間に…?」

慧音「大丈夫か〇〇?ほら、風邪を引いた時に食べる『ぷりん』だったか?格別に美味いと聞いたからな。紅魔館のメイド長に作りかたを聞いていつもの【美味しい牛乳】で作ったぞ?もちろん、烏の卵は使ってないからな?」

自分の質問を無視して、慧音さんが出した容器には確かに匂いや色あいが見事なプリンが入っていた。

文「あやややや?私への当てつけが聞こえましたが?」

慧音「気のせいだ。」

この前のあの爽やかな笑顔で向き合い話す二人。
それを横目に霊夢がレンゲを差し出してくる。

霊夢「はい、〇〇さん口を開けて?」

〇〇「い…いや、霊夢。状況をだね…。」

慧音「とりあえずは、何か口にして薬を飲んで寝ていろ〇〇?」

文「そうですよ、早く治すにはそれが一番ですよ。」
霊夢「寝ている間、『片付け』は任せて下さい。終わったら看【見て】ていてあげますから。」

全員「「「私がね。」」」
全員が濁った目と歪んだ笑顔に見えたのは、きっと風邪が酷くなって眩暈がしたからに違いないと僕は自分で自分を納得させるしかなかった。

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最終更新:2011年03月04日 02:19