幻想郷巡りに出た外来人の○○。
参拝で山を登る折、ついつい子供の頃の癖で山に登った時の御約束をしてしまった。

「やっほー」
「ほっやー」
「じぇろにもー」

そして、外界にいるあの子(告白もしてない片思い)に向かって一言。

「お前の事が大好きだーーーー!! 結婚してくれーーーーーー!!!!」

ふう、と清々しい面持ちで○○は帰路についた。


頬を染め熱に浮かれたような目付きの獣耳で箒を持った少女が後をつけてくるのを気付かず。

「いきなり初対面で愛の告白をされるだなんて……でも、彼ならいいかもしれない」

少女は知らない。山々に響き渡った所為か、○○と顔馴染みになった白狼天狗や河童達も同じ顔付きで○○の家に向かってる事に。

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最終更新:2011年05月06日 03:32