〇〇「霖之助さん、もう雑誌が無いですよ?」

霖之助「おや、そうかい?君が店番すると雑誌がすぐになくなるな。また無縁塚でまた拾って来るか。」

森近霖之助が経営する香霖堂に働く従業員の青年〇〇。
外来人の彼は魔法の森で迷っている所を霖之助に保護され、幻想郷の説明を受けて驚き困っていたが霖之助から外界の道具の使い方と店番を手伝う条件でしばらくの間、居候させてもらっていた。

〇〇「そうですね、皆さん他の商品には脇目も振らず雑誌のコーナーへ一直線ですよ。」

客として訪れるのは博麗の巫女に白黒の魔法使い、紅魔館のメイド長に守矢神社の巫女、幻想郷の管理人である八雲の主従や、白玉楼の主従、永遠亭の主従に果ては人里の守護者と言った幻想郷の重鎮である人間や妖怪が〇〇が店番している時に雑誌を求めて訪れていた。


〇〇「しかし、あの雑誌を買うのはやっぱり女性の皆さんは憧れるものなんですかね?」

幻想郷の人妖の女性が求めていた雑誌、それはある日無縁塚から〇〇が拾って来た「ゼク〇ィ」だった。
試しに店頭に並べてみたら大盛況だったから拾って来る度に並べているが…。

〇〇は気がついてなかった。人妖問わず気さくに接する〇〇を会計の時に彼女達が獣が獲物を見つけたような目で見ていることを。

そして、それから数日後に無縁塚で「た〇ごクラブ」と「ひ〇こクラブ」を見つけた〇〇。
当然、店頭に並べるとさらに彼女達が頻繁に香霖堂に訪れることを。


霖之助(やれやれ…どうなっても知らないよ〇〇君?)
最終更新:2011年05月06日 03:42