「ストーリー」(2011/08/24 (水) 23:50:37) の最新版変更点
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本作のストーリーの解説です。
ネタバレの為、閲覧の際は御注意下さい。
**序章
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>星蓮船異変が解決し暫く経った真夏の日。博麗神社の巫女、博麗霊夢はいつも通り怠けていた。
>暑さに耐え、誰か冷たい幽霊(※1)を持ってこないか待っていた最中、突然謎の霧が幻想郷を覆う。
>不審に思いつつも、妖怪のみが苦しみ人間に被害がないため、いつも通り暇でやってきた魔理沙と他愛もない話をする。
>しかし、守谷神社の風祝、東風谷早苗は異変解決への動向を探るため、手土産と共に霊夢の様子を伺う。
>だが霊夢も居合わせた魔理沙も、人間に被害がない(つまり妖怪同士の身勝手な)異変に興味が無いと一蹴する。
>それを聞いた八雲紫が現れ、妖怪しか影響を受けない故に原因が人間達と疑われかねないとの説得により、ようやく重い腰を上げる。
>新聞作成のため、異変に興味深々の射命丸文も合流し、異変解決に赴く。
>蒼神異変の始まりである。
※1…
-出展は東方求聞史記、東方三月精より。幽霊は体温が冷たいとされ、霊夢は幽霊を札が貼られた鉢に入れ冷房代わりにしていた。そのことで妖夢に説教(?)されている。
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**第一章
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-第一話(stage1)
>異変解決に乗り出した霊夢達は、手始めに「霧」と言う点から前科(※2)があるレミリアを黒幕と疑い、紅魔館へと向かう。
>門番を適当に退治して突入を試みるも、正面玄関の扉は固く閉ざされており、魔理沙が利用している隠し通路を使う事となった。
>何故か設置されていた犬小屋を破壊し、その下から現れた階段を降ると、そこは大図書館だった。
>立ちはだかる妖怪やメイド達、そして、パチュリーと咲夜を蹴散らしながら、一行はついに紅魔館の内部に潜入する。
>一方、妖怪の山からはるばる川流れしていたにとりは、暢気にレミリアとお茶会をしていた。
>そこに、レミリアを今回の事件の黒幕と決めつける霊夢達が乗り込んできて・・・
-第二話(stage2)
>咲夜・パチュリー・にとりを加えた一行は、霧の属性から「魔法使いが関与しているのでは?」と目星を付け、魔法の森へと向かう。
>森に張り巡らされた人形の結界を超え、アリスの元にたどり着く一行。
>%%愛する魔理沙の争奪戦%% もとい、一歩先に霧の調査をしていたアリスに挑発され、憤慨するパチュリーと共に一戦交えることに。
-第三話(stage3~4)
>「まるで直接死に誘われるような感覚」というアリスの調査に基づき、白玉楼の西行寺幽々子を調べることにした一行。
>その前に、素直に口を割らないかも知れない黒幕への対策にと、古明寺さとりの%%捕獲%%…協力要請を決める。
>直通路が修理中のため、間欠泉地下センターから地霊殿行きをすることに。
>灼熱地獄跡で仕事をしていたペット二名を蹴散らし、さとりの前へ現れた一行。
>そこで自らの心の内を暴露された一同は・・・
-第四話(stage5)
>%%便利な嘘発見器%%…相手の心を読むという恐るべき特技を持つさとりを仲間にした一行。
>改めて西行寺幽々子を調べるため、冥界に立ち入ることに。
>忠実な門番、妖夢と対峙するも多勢に無勢…かと思いきや、白玉楼の主、西行寺幽々子が現れ、妖夢に加勢する。
>さとりの心を読む能力を無粋と切り捨て、さらには心を閉じて真意を読ませない相手に、結局いつものように力押しで挑むのであった。
>
>襲い来る剣戟と死の弾幕を掻い潜り、どうにか勝利する一同であったが、
>結局、完全に拗ねてしまった幽々子が異変について語る事は無かった。
>取り敢えずは妖夢を貸して貰い、次の目的地を目指す事となる。
>だが、霊夢達はまだ気付いていなかった。自分達の行動を監視していた者の存在に・・・
-第五話(stage6)
>%%幽々子様の給仕係%%…西行寺家の剣術指南役兼庭師の妖夢の力を借りることにした一行。
>今度は死と関係のあるという土地柄で、無縁塚の調査を決める。
>外の世界から様々な物が流れ着き、幻想郷とは無縁の仏達が集まるという無縁塚。その奥地にあるものとは・・・
>
>そのころ、%%気持ちよく昼寝%%…調査の途中で一休みしていた小野塚小町。
>霊夢達一行と一応黒幕について話すも、あっさり信用された挙げ句に悪口三昧を言われ、怒りのままに戦闘することに・・・
※2…
-東方紅魔郷の紅霧異変の事。
#endregion
**第二章
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-第六話(stage8)
>小町の分析で、「この霧は死そのものよりも、魔界の障気に近い」という情報を手にした一行。
>パチュリーの情報によって、魔界に関係する人物で魔界出身という風見幽香と太陽の畑を調べることに。
>一面黄金色のひまわりに囲まれ、ほのぼのとした雰囲気に包まれた太陽の畑。
>だが彼女らはまだ知らない。そこに潜むのがアルティメット・サディスティック・クリーチャーと、最強の毒人形であることを・・・
-第七話(stage9~10)
>霧の本質が「生命力を操る力」「使いようによっては不死身にもなれる」という幽香の分析を踏まえ、
>蓬莱山輝夜と八意永琳のいる永遠亭を調べる事にした一行。永遠亭の前で藤原妹紅を仲間に加え、大所帯となっていく。
>広い永遠亭を調べるには、パーティーを二手に分ける必要があった。そして別れたチームの前に強力な兎二羽が立ちふさがる・・・
>
>そして、薄暗い最深部で待ち受ける蓬莱人(※3)の二人は、本当に黒幕なのか?それとも・・・
>
>斯くして二人の前にたどり着いた一行。文々。新聞の評判が落ちつつも、八つ当たりのような形で一触即発となる。
>さらには黒幕としての動機をさとりの能力で読み解こうとするも、永琳の手早い妨害によってそれもままならない。
>本当に彼女らは黒幕なのか?その動機は何なのか? それすらもわからないまま力押しで挑むしかないのであった。
※3…
-蓬莱の薬を服用して、不老不死になった人のこと。この定義では、紅妹も含まれる。
#endregion
**第三章
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-第八話~前半(stage11)
>結局、輝夜と永琳も黒幕ではなかった。
>だが、霧の能力が蓬莱人特有のものに似ており、もしかしたら月人の仕業かも知れない・・・
>そんな状況で月から追われている身である輝夜達も動くに動けず、
>博霊の巫女である霊夢を待ち受け、ついでにその異変解決への能力を試すためにも一芝居打っていたという。
>さらに、「ついでに敵をおびき寄せられるかも知れない」という永琳の目論見通り、ふすまの境に一瞬の影が映り、逃げ去っていく。
>相変わらず正体の見えない黒幕とは、一体何者なのか? 手がかりすらつかめないまま、消去法で手当たり次第に探していくしかない。
>次なる目標の地は、文やにとりが住まい、早苗も身を置く守矢神社のある妖怪の山となった。
>
>命蓮寺の聖白蓮を仲間に加え、山を進んでいく一行。山の中腹でクレーターのように破壊された地面を発見する。
>そして山の門番として立ちふさがる犬走椛と対峙することに。
>
>一方、%%.⑨.%%…氷精のチルノは、霧の影響で邪魔な妖怪の居ない隙に妖怪の山へと入り込み、
>中腹の大蝦蟇の池と呼ばれる湖の辺りに来ていた。
>偶然通りがかった霊夢一行に、妖精らしくいたずらというかちょっかいをかけてくるチルノ。
>さらに侵入者排除に燃える椛も加わり、急造タッグとなって霊夢達に襲いかかってくるのであった。
-第八話~後半(stage12)
>チルノと椛を退け、池を越えて山を登っていく一行。
>突如彼女らの前に、またしても破壊された地面が現れ、倒れ伏した橙を発見する。
>破壊痕から伊吹萃香を疑う霊夢であったが、息も絶え絶えな橙はそれを否定し、犯人も言えぬまま失神する。
>同じく鬼の星熊勇儀も疑われたが、地底深くにいて地上には滅多に姿を現さない彼女も犯人からは外された。
>鬼族を思わせるほどの大げさな破壊力を持つ黒幕とは一体何者であるのか・・・
>とりあえず、&bold(){妖怪だから大丈夫だろうってことで、橙を放置}して先に進むのであった。
>
>そしてついに山頂の守矢神社にたどり着く一行。
>天狗達の大きな介入も無く、月人の関与も薄そうという議論が出る中、残る容疑者は守矢神社か天人か・・・
>
>守矢神社の八坂神奈子、洩矢諏訪子は境内でお茶で一服しており、霊夢達を待ち受けていたかのように出迎える。
>お裾分けのキュウリが傷み物だったことがバレていて、恐縮するにとりはさておいて、
>動機もなく関与しているとも思えない二柱は、当然黒幕であることを否定する。
>だが白蓮の追求で「黒幕について、何かを隠しているのではないのか?」という態度を現してしまう。(※4)
>
>かつてのようにいがみ合う二柱はさておき、さとりの能力でも心を読ませない相手に、不信感は募っていく・・・
>結局いつものように力ずくで聞き出すしかないのであった。
-第九話~前半(stage13)
>神奈子と諏訪子を打ち倒すも、改めて潔白を主張する二柱。さとりにも心を(一応)読ませて疑惑は晴れる。
>あくまで真相を隠し通し、一行を見送る二柱が願うのは、異変解決という試練を超えさせ、風祝として早苗を成長させたいという、親心であった。
>
>次なる容疑者、比那名居天子のいる天界へと向かうことにした霊夢一行。
>道が入り組み、雷も鳴り響く玄雲海を超えていく。
>そんな霊夢達の前に現れたのは、たまの非番をくつろいでいた永江衣玖であった。%%キャーイクサーン%%
>なにやら天子が顕界(地上)を気にしていたと口を滑らせてしまい、やはり天子が異変の黒幕ではないのか、という疑念を深めさせてしまう。
>さとりの能力によって異変に荷担しているわけではないと判断されつつも、ついでに天界の道案内をさせられそうになる衣玖だったが、
>霊夢の「&bold(){空気の読めない奴}」という発言が、彼女の逆鱗に触れてしまう。(※5)
>さらに、にとりもなぜか&bold(){ドリル}と聞いて血をたぎらせ、戦闘となるのであった。
-第九話~後半(stage14)
>結局衣玖をぶちのめしてしまい、案内役をさせることは出来なかった。巫女の勘で有頂天を進んでいく一行。
>一方、桃源にいた天子は、霊夢達を待ちわびるかのように退屈していた。
>巫女の到着を察知し、黒幕っぽいセリフを吐く天子であったが、その真意とは・・・?
>
>そうして天子の前にたどり着いた霊夢一行。自らを霧の異変の黒幕と語り、挑発してくる天子であったが、
>動機も明かさず、またしてもさとりは心があまり読めない。
>しかして心の隙から天子のトラウマ、「&bold(){ぜ、ぜ、ぜ、絶壁ちゃうわッ!!}」「&bold(){揺れない震源地}」を明かされ、さとりと言い合いになる。
>霊夢は霊夢でいままで歩き回された鬱憤が溜まっており、見せ場を崩されて激怒している天子との激闘が始まるのであった。
※4…
-地底深くの地霊殿のやりとりをさも見ていたかのように語ることが出来る神力があるのなら、幻想郷の異変や暗躍する黒幕も容易に発見出来るはずである。
※5…
-衣玖の能力は「空気を読む程度の能力」であり、それにちなんだネタ。
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**第四章
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-第十話(stage15)
>(やっぱり)天子も黒幕ではなく、この騒ぎを利用して自分に目を向けさせたいだけであった。
>成敗の弾幕も避けくさり、悪びれた様子も見せない天子であったが、代わりに「異変の黒幕の全容」を教えてくれるという。
>その内容とは、『&italic(){新参者の水棲神による異変}』というものであった。
>そして異変の発生源で拠点でもある場所は、『魔法の森』。また、天子の言の『彼女達』から相手が複数犯であることも判明する。
>一度調べたはずの魔法の森であったが、魔理沙には一つ心当たりがあった。
>『玄武の沢』と呼ばれている地帯である。そこならば水棲神も拠点にしているに違いない。
>
>一方、黒幕である水棲神達は、とりあえずの報告会をしていた。
>「化け猫の方」という言からして、赤毛の「シス姉」が橙と戦闘し、倒してしまった相手のようだ。
>残る一人の「リトス」も「狐(おそらくは藍)」の対処に向かったという。
>そこへ、しもべの亀が二人に、巫女の接近を知らせてくる。
>そして黒幕の水棲神──『ヴィオトポス=エウリュアレ=ゴルゴーン』と、『アナスタシス=ステンノー=ゴルゴーン』が、
>自らの眷属である三給仕の「千秋あかめ」「貝塚カガミ」「日間賀 千尋」、門番の「紅 松葉」、番亀の「玄爺」を呼びつける。
>彼女らに、湖底神殿の厳重な警備と、巫女の迎撃が任されるのであった・・・・・・
>
>魔法の森の、玄武の沢周辺にたどり着いた霊夢達。異様な森の様子は、普段のそれとはさらに異彩さを増していた。
>アリスは「植物達が生命力に満ち溢れているよう」と分析し、黒幕による影響と見られた。
>ちなみに、玄武の沢の由来は、柱状節理の岸壁で構成され、上から見ると亀っぽく見えるからだそうだ。
>異様な森の奥地で霊夢達を待ち受けるものとは・・・
>
>森を進む霊夢達が発見したのは、無惨に石像に変えられた八雲藍の姿であった。
>相手を石にするという異様な能力の片鱗を目の当たりし、黒幕への恐怖を感じる仲間達に、
>意識の引き締めをする博霊の巫女、霊夢であった。
>&bold(){ 藍 を 放 置 し た ま ま 。}
>
>森を進む一行の前に、妙な色の土管と立て札が現れる。
>立て札いわく、「決して中を覗いてはいけません。必ず無視し、通り過ぎてください」
>忠告通りスルーしようとする一行だったが、突如中から巨大な亀が飛び出してくる。どうやら彼なりの罠だったようだ。
>霊夢を見て反応を示す亀… 実は彼はその昔霊夢に%%捕獲されて無理矢理使役%%…協力して異変も解決したことのあった、玄爺であった。(※6)
>だが霊夢の反応は薄く、ほぼ忘れかけていたような態度を見せられ、憤慨する玄爺。
>しかし今の彼は霊夢のしもべではなく、「とあるお方の命」によって行く手を阻む敵であった。
>&bold(){腐れ亀のくせに}と一蹴されて土管の間にハマりかける玄爺であったが、積年の恨みと共に襲いかかってくるのであった。
-第十一話~前半(stage16)
>玄爺を軽く蹴り飛ばし、玄武の沢に到着した一行。沢と名のあるとおり、川辺に柱状節理の岩が並ぶ、美しい場所であった。
>白蓮が玄爺からしっかり聞いていた「湖底神殿」という文言から、湖とその湖底にある神殿を探すことに。
>魔理沙には心当たりはなかったが、早苗はかつての経緯から、湖とその神殿がまるごと幻想郷入り(※7)した可能性を語る。
>とにかく、沢の中を湖を求めて探索する一行であった。
>
>
>一方、黒幕の水棲神たちは、信頼していた玄爺敗北の知らせを聞かされる。
>そこに三姉妹の末妹、『リトス=メデューサ=ゴルゴーン』が帰還し、(姉にからかわれつつも)狐=藍を仕留めたことを報告する。
>幻想郷に侵略行為を仕掛ける、ゴルゴーン三姉妹の真の狙いとは・・・
>
>玄武の沢を進む一行は、今までは無かったという大きな湖らしき場所を発見する。
>だが水中の探索を進めようとする一行の前に、湖底神殿の門番、「紅 松葉」が立ちふさがる。
>異変の目的や真意を知らされておらず、「面倒なことは御免さぁ」というセリフに一見不真面目に見えるような印象を持つ一行であったが、
>それはむしろ余計な詮索や興味も持たず、ただひたすらに主からの命に忠実という門番には最適の性格であった。
>海のない幻想郷において、肩身の狭かった自分を拾ってくれた主達の恩義に報いるため、
>岩をも軽く両断する彼女の蟹鋏が、霊夢達に襲いかかる・・・!!
-第十一話~後半(stage17)
>なんとか松葉を退けた一行は、さらに水中の調査を開始する。
>そしてついに、湖の底に佇む、巨大な神殿を発見し、その様式から相手を西洋の神であることを推測する。
>だが神殿に乗り込もうとした直前、紅松葉と玄爺の二人が立ちはだかる。
>一度は退けた相手ではあったが、今度の舞台は相手が本領を発揮できる水中。
>さらに手強くなった門番と亀が襲い来るのであった。
-第十二話(stage18)
>神殿に乗り込むことに成功した霊夢一行。
>広大な神殿を調査するには、さらにメンバーを三つにチーム分けする必要があった。
>一方リトス達水棲神は、玄爺に続いて松葉の敗北の知らせを聞く。が、既に巫女達の対策には%%三バカ%%…三給仕達を配置済みであった。
>入り組んだ神殿を協力して進む一行の前に、三給仕達が立ちふさがる・・・
>
>鋼鉄をも貫通し、大妖すら滅ぼす毒針を生み出す「千秋あかめ」
>攻防一体の強固な貝殻を持つ「貝塚カガミ」
>奔流すら自在に操れる無数の触手使い「日間賀千尋」
>
>一筋縄では行かない彼女達に、一行はどう立ち向かう・・・?
-(stage19)
>難敵、三給仕に勝利し、湖底神殿の深部へと入り込む霊夢一行。
>一方リトス達水棲神らも、三給仕敗北の知らせと、近づきつつある博霊の巫女の気配を察知していた。
>神殿の警備の厳重化と、ついに三女神の一人、アナスタシスが出撃する・・・
>
>神殿の壁をぶち抜き、荒々しく現れたのは、三女神の一人で長姉の『アナスタシス=ステンノー=ゴルゴーン』であった。
>地を揺るがし、地面に穴を開けるほどの怪力を目の当たりにした霊夢達は、ついに彼女が探し求めていた黒幕の一人であることを確信し、確認もする。
>永遠亭や白玉楼での謎の視線も彼女であり、鬱憤を爆発させる霊夢。(となぜか恐縮するアナスタシス)
>さらにパチュリーには「ゴルゴーン」という響きに覚えがあった。それはギリシア神話に伝わる不死身の化け物の名前・・・
>しかしそれは、アテナの嫉妬による幻想郷入りさせる為の噂(嘘)であり、元々は人間の守護神であったとアナスタシス(※8)は語る。
>だが喋るのが得意ではないという彼女は、真意である異変の動機までは語らなかった。
>自身の肉体再生速度を操る脅威的とも言える再生能力と、いまも見せた怪力による豪腕を持つ『鰐神』が、霊夢達に襲いかかる・・・!!
-(stage20)
>なんとかアナスタシスを倒せた霊夢一行。だが間一髪彼女には逃げられてしまう。
>一方水棲神達は、シス姉の敗北を感知し、博霊の巫女達の実力が予想以上に高いことを実感する。
>次なる刺客として、ヴィオトポスが出撃する・・・
>
>神殿からさらに深部の大神殿へと進んだ霊夢一行。
>今までとは雰囲気が一味違うものとなったことに、白蓮は何らかの力を感じ、空間そのものが『挿げ替えられた』と分析をする。
>罠の存在を懸念する咲夜だったが、霊夢の方針は今までと変わらず、ただ突き進むだけであった。
>
>神殿の奥で、急に発生した濃霧に襲われる一行。それは幻想郷を覆い尽くし、妖怪に害を与えた異変の霧そのものであった。
>妖怪であるさとりを始めとして、パチュリーや早苗達など、不死身である妹紅以外の面々は次々と倒れていく。
>そんな彼女らの前に現れたのは、三女神の次女『ヴィオトポス=エウリュアレ=ゴルゴーン』であった。(※9)
>異変の霧の発生源を目の前に、人間である自分にすら害が出ていることを質問する早苗。
>この霧は「人間には無効ではなく、自分がそう調製していただけ。つまり今となっては人間に害を与えることも可能」とヴィオトポスは答える。
>一人平気な妹紅を始めとして、徐々に薄れる霧に精気を取り戻す面々。
>かつては長寿の神と呼ばれ、生命力を減退させることも増幅することも出来る霧を自在に操る「亀神」との戦いが始まる・・・!
-(stage21)
>アナスタシスと同じく、煙に身を隠したヴィオトポスにもまた逃げおおせられてしまう。
>一方、ヴィオ姉の敗北を感知し、最後の一人となってしまったことに驚きを隠せない水棲神、リトス。
>しかし同時に、自分へ向かってくる挑戦者に対して、高揚と歓喜の高笑いをも浮かべるのであった。
>
>大神殿からさらに奥へと進んだ霊夢一行は、背景に星が舞う異様な空間にたどり着く。
>背水の陣となったためか、空間そのものが結界に覆われていると分析する白蓮。
>それは食い止めるためではなく、霊夢達を逃がさず、仕留める為のもの・・・
>だが霊夢に取っては、自分たちが獲物として狙われているという状況は、「こちら側にも倒すべき敵がこの場に確実にいる」という事でもあった。
>さらなる強敵達が守るゴルゴーン結界で、霊夢達を待つ最後の水棲神とは・・・
>
>配下を撤退させ、霊夢達を待ち受けるリトスの前に、来訪者が訪れる。
>それは%%スキマbb%%…幻想郷の賢者と呼ばれ、最強とも言える存在の「八雲 紫」であった。
>異変の黒幕であるリトスの前に現れた紫は、あえて彼女を退治せず、本来の役割の博霊の巫女に任せるという。
>そして彼女の目的は、リトス達水棲神の「値踏み」であった。彼女たちの強さを認めつつ、その目的を問う紫。
>だがリトスは頑としてそれを語ろうとはしない。結局は「値踏み」の最終手段として、二人の対決が始まるのであった。
>石化能力を目を閉じることで対策され、さらにスキマに翻弄されて膝を突くリトスだったが・・・?
>
>ついに最奥にたどり着いた霊夢達が見たのは、藍と同じく石像と化した紫という、信じられない光景であった。(しかも土下座状態で)
>そして黒幕の最後の一人、『リトス=メデューサ=ゴルゴーン』と対峙する。(※10)
>パチュリーの知識に寄れば、メデューサは死んだことになっていたが、それは「いま伝わっている伝承は出鱈目」であり、
>「幻想郷入りしたことで、存在が抹消された」という意味であった。
>人間には無害で、妖怪には害のある霧をばらまくことは、益はあっても恨まれることはないと開き直るリトス。
>だがそれは妖怪達にとっては恨みを買う行為であり、逆に人間にも害となる可能性のある異変であった。
>それを博霊の巫女として黙って見過ごすわけにもいかない。
>さらに「目的がある」ことを漏らすリトスであったが、異変を止めることも目的を明かすことも拒否する。
>やはり毎度のように、倒してから聞き出すしかないのであった。
-(ラストバトル)
>霊夢達の攻撃を受けて膝を突くリトス。だがその瞬間、空間を割り開いて現れたのは、
>敗走していたはずのアナスタシスとヴィオトポスの姉二人であった。
>三姉妹が揃った上で、ついに今回の異変の動機を語り出すリトス。
>それは、「幻想郷の神々や妖怪達に、ゴルゴーン三姉妹の強さや威厳を示すため」というものであった。
>だいたいそんなところだろうと見当を付けていた霊夢は、目的も果たせただろうと異変の停止も三姉妹に迫る。
>だが三姉妹らはまだ異変を止める気はなかった。それは肝心の&bold(){博霊の巫女である霊夢}にその威厳を認められていないからであった。
>霊夢と仲間達もそれぞれに自分たちの思いを告げ、力を高めていく。
>三位一体でこそ真の実力を発揮できるという三姉妹との、最終決戦が始まる・・・!!
>
>かつて戦った三給仕を含め、水棲神たちの眷属をも呼び出しての総力戦は、死闘となる。
>その猛攻をしのぎ、ついに三姉妹を打ち倒す霊夢達であったが、
>地に膝を突く彼女らはまだ奥の手を隠していた。
>そして霊夢達の前に、三姉妹全ての力を結集させた最後の敵が現れる。
>果たして霊夢達は、これを打ち倒して幻想郷の平和を取り戻すことが出来るのだろうか!?
※6…
-いわゆる「旧作」とも呼ばれる、PC-98シリーズの東方封魔録に出てくる、空を飛ぶことの出来る亀。爺口調で靈夢(霊夢)を「ご主人様」などと呼んでいた。&br()このころの霊夢は空を飛べず、代わりに彼を土台として飛行していた。神主ことZUN氏いわく、「今は(霊夢が)飛べるようになったから要らないや」「多分あの神社の横の池でひっそり暮らしているんじゃないかと」とのこと。&br()玄爺のことを言っているかは定かではないが、東方三月精にて光る苔について、霊夢「うちの裏の池に移植すれば光っておもしろそうだったんだけど」魔理沙「あそこなら亀の背中にも生えそうだしな」と会話している。
※7…
-風神録において、早苗達は守矢神社の建物と湖を丸ごと幻想郷に持ち込み、幻想郷入りさせている。
※8…
-ステンノーはゴルゴーン三姉妹の長女であり、不死身であるという点まではギリシャ神話と同じだが、一般的には元々人間の守護神であったとか、鰐の力を持っているなどというイメージはない。&br()ただし、『神統記』によると、ゴルゴーン三姉妹は海神の娘達であった、とある。ちなみにステンノーの意味は「強い女」。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3 &br()またアナスタシスは聖書などでは「復活」と訳される。彼女らの不死身さは、怪物だからなどという理由ではなく、かつては人間の守護神であったという、神々しい力だということなのかもしれない。
※9…
-エウリュアレーはゴルゴーン三姉妹の次女であり、やはりステンノーと同じく不死身である点はギリシャ神話と同じ。一説によるとオリオンの母親とされる。&br()やはり長寿の神、亀神であるというイメージは一般的にはない。煙管によって煙を噴かし、それが異変の霧となっているようだ。恰好もどことなく中国清王朝風?である。亀を神格視するイメージも中国のものであるので、彼女だけギリシャ神話からは一つ離れた存在となっているようだ。&br()ちなみに、エウリュアレーの意味は「広く彷徨う」。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%BC &br()ヴィオトポスの意味は、ドイツ語読みでビオトープ。直訳で命+場所という意味になる。環境改善などを意味するようだが、あまり関係なさそうので割愛。
※10…
-ゴルゴーン三姉妹の末妹にして、おそらく一番有名な存在。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5 &br()あえて「こちら側に伝承されている物語」で語るとすれば、かつては絶世の美女であったが、「女神アテナよりも美しい」と傲慢に口走ったことで彼女の怒りを買い、姉共々怪物にされてしまう。髪の毛は生きた蛇で、まなざしで相手を石化させる呪力、青銅の手と黄金の翼を持つとされる。彼女だけが姉二人と違って&bold(){不死身でなかった}ため、ペルセウスに討ち取られることとなる。その際に死体から生まれたのが天馬ペガサスと、黄金の剣を持つ巨人クリュサオールである。この二つの名前は技名にもなっている。(ポセイドンとの浮気の際の子供だとも)その後その首はアテナが持つアイギス(イージス)の盾にはめ込まれ、盾の無敵さを一層強めさせることとなる。こうした意匠は、西洋では実際にお守りや武具の装飾として用いられている。&br()姉二人に倣うとすれば毒と石化の能力を持つ『蛇神』と言ったところか。メデューサの意味は「女支配者」「女王」。末妹にして黒幕のリーダー的存在となっているのも納得。&br()リトスはギリシャ語で「石・宝石」などを意味する。
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**第五章
話数は最後まで「十三話」。
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-(残暑の始まり)
>未だに暑く、残暑の治まらない幻想郷・・・
>かつての蒼神異変も収まり、ゴルゴーン三姉妹達もすっかり人間になじんで元の役割通りの守護神となっていた。
>だが幻想郷の賢者である紫は、とある異変を察知していた・・・
>
>いつものように酒場で飲み明かしていた三姉妹の一人ヴィオトポスは、帰り道に何者かの襲撃を受ける。
>闇色に染まり、強大な力を持つ相手に、完膚無きまでに叩きのめされるヴィオトポス。
>そして各地で妖怪や人間達までもが倒れ始めていた。
>これは新たな異変なのだろうか・・・
>
>いつもの如く参拝客がおらず、加えて残暑の暑さに苦しんでいた霊夢。
>せっかくの来客である紫をスルーしようとするも、強引に相談事を持ち込まれてしまう。
>最近の幻想郷では妖怪や人間のみならず、神にいたるまで凶暴化し、傷付ける事案が多発しているという。
>そして何者かの悪意のような妙な気配も感じられる・・・
>そこへ、先の異変の主犯の一人であるリトスも訪れ、姉のヴィオトポスも辻斬りの被害にあったと報告する。
>姉の仇討ちと、幻想郷の守り神を自負するリトスを加え、異変の調査に向かう霊夢であった。
>
>とりあえずは、かつての仲間達を集めることにすることを決める霊夢達。
>異変の影響か、理由もなく暴走していた者達も、一度倒すと落ち着きを取り戻していく。
>そして、彼女らは異口同音にこんなことを言うのであった。
>「何者かに取りつかれたように、憎しみで自分が自分でなくなったような気分になった」と・・・
-(stage22~25)
>かつての異変で協力した仲間を集め、チルノ、レミリア、鈴仙、勇儀など新しい仲間も加えて進んでいく霊夢達。
>魔法の森のアビスドラゴン、太陽の畑のアビスデーモンなど、各地の異変を鎮めていく。
>しかし異変の黒幕の概要は依然としてつかめず、手がかりはないままだった。
>
>無縁塚の奥地で、ついに禍々しい怨念の持ち主と遭遇する一行。
>それは妖怪の山に住む神の一柱、『鍵山雛』であった。
>今回の異変の怨念の正体が、彼女の集める厄ではないか、という分析をする鈴仙。
>本来は厄を神々に還すだけで、人間や妖怪に危害を加える存在ではない彼女が何故こんな異変を起こしたのか・・・
>そんな疑問は浮かびはするものの、強大な負の怨念を纏った彼女との戦闘が始まる!!
>
>なんとか雛を打ち倒した一行。だが彼女は黒幕ではなかった。
>今回の異変は、蒼神異変によって弱らされた妖怪達の負の思念が雛の厄によって具現化・成長した存在が起こしたものであり、
>雛もまた他の暴れていた仲間達と同じく、『負の思念体』に取りつかれて暴走していただけであった。
>負の思念から生まれた具現体の望みは「全ての破壊」であり、
>その影響によって多くの者達が衝動に操られるように暴走をし、異変は広まっていく・・・
>自分たちがしたことで始まった今回の異変に責任を感じるリトスは、自分でケリを付けることを宣言する。
>そして雛に残っていた力で、具現体が潜む暗黒空間への入り口が開くのであった。
-(暗黒空間~ラスボス)
>暗黒空間の奥で負の思念の具現体「すべてを憎むもの 」を撃破した霊夢達。
>だがそれは強力な力を持っていたものの、異変の黒幕ではなかった。
>さらに奥地の「怨嗟の底」への入り口が開き、霊夢達を誘う。
>
>いままでにない強力な敵達が溢れる異界、「怨嗟の底」。
>そしてその奥地で、ついに今回の異変の黒幕である「負の思念体」を発見する。
>それは強烈な悪意、憎しみ、そして全ての破壊を求めるでしかない力の塊であった。
>当然説得出来るような理性の持ち主ではなく、力を持って消滅させるしかない・・・
>再び幻想郷に平和を取り戻すため、霊夢達の最後の戦いが始まる!!
#endregion
- 勝手にページ作っておきながら申し訳ないですが、あんまり覚えてないので良かったら追加お願いします。 -- 名無しさん (2011-03-04 22:17:46)
- 了解した。時間を見つけたら、出来る限りの事はしてみましょう -- 名無しさん (2011-03-04 22:19:54)
- だがここで一つ問題が発生した。章ごとの区切りが思い出せぬw -- 名無しさん (2011-03-04 23:25:05)
- ↑俺も同じ状態です。三章までが本編だったような… -- 名無しさん (2011-03-04 23:42:31)
- それを元に思い出してみると・・・第一章はstage01~10、第二章はstage11~14、第三章はstage15~21だったかな?もしかしたら、童祭のアレンジが流れるボス戦が各章毎のラスボスって事?だ、誰か・・・ヘルプ・・・ -- 名無しさん (2011-03-05 00:00:53)
- ↑暫定的にそれで書いてみたらどうでしょう。ちょっとやり直すのは億劫と思いますので。間違っていたら後々章を変えてコピペすればいいですし -- 名無しさん (2011-03-05 00:09:51)
- 分かった。やってみよう -- 名無しさん (2011-03-05 00:16:54)
- 今から永遠亭いくところだけど2章7話って書いてあるな。これとはちがうの? -- 名無しさん (2011-03-23 02:56:28)
- 需要あるか分からないけどボス前データあるから書いとく stage01~06stage07~10stage11~14stage15~ -- 名無しさん (2011-06-02 17:25:08)
- ↑すまんミスった 1章stage01~06 2章stage07~10 3章stage11~14 4章stage15~本編クリア 5章 残暑以降 -- 名無しさん (2011-06-02 17:27:29)
- ラーニングってストーリーに関係なくないか? -- 名無しさん (2011-06-23 08:09:53)
#comment
本作のストーリーの解説です。
ネタバレの為、閲覧の際は御注意下さい。
**序章
#region(close,)
>星蓮船異変が解決し暫く経った真夏の日。博麗神社の巫女、博麗霊夢はいつも通り怠けていた。
>暑さに耐え、誰か冷たい幽霊(※1)を持ってこないか待っていた最中、突然謎の霧が幻想郷を覆う。
>不審に思いつつも、妖怪のみが苦しみ人間に被害がないため、いつも通り暇でやってきた魔理沙と他愛もない話をする。
>しかし、守谷神社の風祝、東風谷早苗は異変解決への動向を探るため、手土産と共に霊夢の様子を伺う。
>だが霊夢も居合わせた魔理沙も、人間に被害がない(つまり妖怪同士の身勝手な)異変に興味が無いと一蹴する。
>それを聞いた八雲紫が現れ、妖怪しか影響を受けない故に原因が人間達と疑われかねないとの説得により、ようやく重い腰を上げる。
>新聞作成のため、異変に興味深々の射命丸文も合流し、異変解決に赴く。
>蒼神異変の始まりである。
※1…
-出展は東方求聞史記、東方三月精より。幽霊は体温が冷たいとされ、霊夢は幽霊を札が貼られた鉢に入れ冷房代わりにしていた。そのことで妖夢に説教(?)されている。
#endregion
**第一章
#region(close,)
-第一話(stage1)
>異変解決に乗り出した霊夢達は、手始めに「霧」と言う点から前科(※2)があるレミリアを黒幕と疑い、紅魔館へと向かう。
>門番を適当に退治して突入を試みるも、正面玄関の扉は固く閉ざされており、魔理沙が利用している隠し通路を使う事となった。
>何故か設置されていた犬小屋を破壊し、その下から現れた階段を降ると、そこは大図書館だった。
>立ちはだかる妖怪やメイド達、そして、パチュリーと咲夜を蹴散らしながら、一行はついに紅魔館の内部に潜入する。
>一方、妖怪の山からはるばる川流れしていたにとりは、暢気にレミリアとお茶会をしていた。
>そこに、レミリアを今回の事件の黒幕と決めつける霊夢達が乗り込んできて・・・
-第二話(stage2)
>咲夜・パチュリー・にとりを加えた一行は、霧の属性から「魔法使いが関与しているのでは?」と目星を付け、魔法の森へと向かう。
>森に張り巡らされた人形の結界を超え、アリスの元にたどり着く一行。
>%%愛する魔理沙の争奪戦%% もとい、一歩先に霧の調査をしていたアリスに挑発され、憤慨するパチュリーと共に一戦交えることに。
-第三話(stage3~4)
>「まるで直接死に誘われるような感覚」というアリスの調査に基づき、白玉楼の西行寺幽々子を調べることにした一行。
>その前に、素直に口を割らないかも知れない黒幕への対策にと、古明寺さとりの%%捕獲%%…協力要請を決める。
>直通路が修理中のため、間欠泉地下センターから地霊殿行きをすることに。
>灼熱地獄跡で仕事をしていたペット二名を蹴散らし、さとりの前へ現れた一行。
>そこで自らの心の内を暴露された一同は・・・
-第四話(stage5)
>%%便利な嘘発見器%%…相手の心を読むという恐るべき特技を持つさとりを仲間にした一行。
>改めて西行寺幽々子を調べるため、冥界に立ち入ることに。
>忠実な門番、妖夢と対峙するも多勢に無勢…かと思いきや、白玉楼の主、西行寺幽々子が現れ、妖夢に加勢する。
>さとりの心を読む能力を無粋と切り捨て、さらには心を閉じて真意を読ませない相手に、結局いつものように力押しで挑むのであった。
>
>襲い来る剣戟と死の弾幕を掻い潜り、どうにか勝利する一同であったが、
>結局、完全に拗ねてしまった幽々子が異変について語る事は無かった。
>取り敢えずは妖夢を貸して貰い、次の目的地を目指す事となる。
>だが、霊夢達はまだ気付いていなかった。自分達の行動を監視していた者の存在に・・・
-第五話(stage6)
>%%幽々子様の給仕係%%…西行寺家の剣術指南役兼庭師の妖夢の力を借りることにした一行。
>今度は死と関係のあるという土地柄で、無縁塚の調査を決める。
>外の世界から様々な物が流れ着き、幻想郷とは無縁の仏達が集まるという無縁塚。その奥地にあるものとは・・・
>
>そのころ、%%気持ちよく昼寝%%…調査の途中で一休みしていた小野塚小町。
>霊夢達一行と一応黒幕について話すも、あっさり信用された挙げ句に悪口三昧を言われ、怒りのままに戦闘することに・・・
※2…
-東方紅魔郷の紅霧異変の事。
#endregion
**第二章
#region(close,)
-第六話(stage8)
>小町の分析で、「この霧は死そのものよりも、魔界の障気に近い」という情報を手にした一行。
>パチュリーの情報によって、魔界に関係する人物で魔界出身という風見幽香と太陽の畑を調べることに。
>一面黄金色のひまわりに囲まれ、ほのぼのとした雰囲気に包まれた太陽の畑。
>だが彼女らはまだ知らない。そこに潜むのがアルティメット・サディスティック・クリーチャーと、最強の毒人形であることを・・・
-第七話(stage9~10)
>霧の本質が「生命力を操る力」「使いようによっては不死身にもなれる」という幽香の分析を踏まえ、
>蓬莱山輝夜と八意永琳のいる永遠亭を調べる事にした一行。永遠亭の前で藤原妹紅を仲間に加え、大所帯となっていく。
>広い永遠亭を調べるには、パーティーを二手に分ける必要があった。そして別れたチームの前に強力な兎二羽が立ちふさがる・・・
>
>そして、薄暗い最深部で待ち受ける蓬莱人(※3)の二人は、本当に黒幕なのか?それとも・・・
>
>斯くして二人の前にたどり着いた一行。文々。新聞の評判が落ちつつも、八つ当たりのような形で一触即発となる。
>さらには黒幕としての動機をさとりの能力で読み解こうとするも、永琳の手早い妨害によってそれもままならない。
>本当に彼女らは黒幕なのか?その動機は何なのか? それすらもわからないまま力押しで挑むしかないのであった。
※3…
-蓬莱の薬を服用して、不老不死になった人のこと。この定義では、紅妹も含まれる。
#endregion
**第三章
#region(close,)
-第八話~前半(stage11)
>結局、輝夜と永琳も黒幕ではなかった。
>だが、霧の能力が蓬莱人特有のものに似ており、もしかしたら月人の仕業かも知れない・・・
>そんな状況で月から追われている身である輝夜達も動くに動けず、
>博霊の巫女である霊夢を待ち受け、ついでにその異変解決への能力を試すためにも一芝居打っていたという。
>さらに、「ついでに敵をおびき寄せられるかも知れない」という永琳の目論見通り、ふすまの境に一瞬の影が映り、逃げ去っていく。
>相変わらず正体の見えない黒幕とは、一体何者なのか? 手がかりすらつかめないまま、消去法で手当たり次第に探していくしかない。
>次なる目標の地は、文やにとりが住まい、早苗も身を置く守矢神社のある妖怪の山となった。
>
>命蓮寺の聖白蓮を仲間に加え、山を進んでいく一行。山の中腹でクレーターのように破壊された地面を発見する。
>そして山の門番として立ちふさがる犬走椛と対峙することに。
>
>一方、%%.⑨.%%…氷精のチルノは、霧の影響で邪魔な妖怪の居ない隙に妖怪の山へと入り込み、
>中腹の大蝦蟇の池と呼ばれる湖の辺りに来ていた。
>偶然通りがかった霊夢一行に、妖精らしくいたずらというかちょっかいをかけてくるチルノ。
>さらに侵入者排除に燃える椛も加わり、急造タッグとなって霊夢達に襲いかかってくるのであった。
-第八話~後半(stage12)
>チルノと椛を退け、池を越えて山を登っていく一行。
>突如彼女らの前に、またしても破壊された地面が現れ、倒れ伏した橙を発見する。
>破壊痕から伊吹萃香を疑う霊夢であったが、息も絶え絶えな橙はそれを否定し、犯人も言えぬまま失神する。
>同じく鬼の星熊勇儀も疑われたが、地底深くにいて地上には滅多に姿を現さない彼女も犯人からは外された。
>鬼族を思わせるほどの大げさな破壊力を持つ黒幕とは一体何者であるのか・・・
>とりあえず、&bold(){妖怪だから大丈夫だろうってことで、橙を放置}して先に進むのであった。
>
>そしてついに山頂の守矢神社にたどり着く一行。
>天狗達の大きな介入も無く、月人の関与も薄そうという議論が出る中、残る容疑者は守矢神社か天人か・・・
>
>守矢神社の八坂神奈子、洩矢諏訪子は境内でお茶で一服しており、霊夢達を待ち受けていたかのように出迎える。
>お裾分けのキュウリが傷み物だったことがバレていて、恐縮するにとりはさておいて、
>動機もなく関与しているとも思えない二柱は、当然黒幕であることを否定する。
>だが白蓮の追求で「黒幕について、何かを隠しているのではないのか?」という態度を現してしまう。(※4)
>
>かつてのようにいがみ合う二柱はさておき、さとりの能力でも心を読ませない相手に、不信感は募っていく・・・
>結局いつものように力ずくで聞き出すしかないのであった。
-第九話~前半(stage13)
>神奈子と諏訪子を打ち倒すも、改めて潔白を主張する二柱。さとりにも心を(一応)読ませて疑惑は晴れる。
>あくまで真相を隠し通し、一行を見送る二柱が願うのは、異変解決という試練を超えさせ、風祝として早苗を成長させたいという、親心であった。
>
>次なる容疑者、比那名居天子のいる天界へと向かうことにした霊夢一行。
>道が入り組み、雷も鳴り響く玄雲海を超えていく。
>そんな霊夢達の前に現れたのは、たまの非番をくつろいでいた永江衣玖であった。%%キャーイクサーン%%
>なにやら天子が顕界(地上)を気にしていたと口を滑らせてしまい、やはり天子が異変の黒幕ではないのか、という疑念を深めさせてしまう。
>さとりの能力によって異変に荷担しているわけではないと判断されつつも、ついでに天界の道案内をさせられそうになる衣玖だったが、
>霊夢の「&bold(){空気の読めない奴}」という発言が、彼女の逆鱗に触れてしまう。(※5)
>さらに、にとりもなぜか&bold(){ドリル}と聞いて血をたぎらせ、戦闘となるのであった。
-第九話~後半(stage14)
>結局衣玖をぶちのめしてしまい、案内役をさせることは出来なかった。巫女の勘で有頂天を進んでいく一行。
>一方、桃源にいた天子は、霊夢達を待ちわびるかのように退屈していた。
>巫女の到着を察知し、黒幕っぽいセリフを吐く天子であったが、その真意とは・・・?
>
>そうして天子の前にたどり着いた霊夢一行。自らを霧の異変の黒幕と語り、挑発してくる天子であったが、
>動機も明かさず、またしてもさとりは心があまり読めない。
>しかして心の隙から天子のトラウマ、「&bold(){ぜ、ぜ、ぜ、絶壁ちゃうわッ!!}」「&bold(){揺れない震源地}」を明かされ、さとりと言い合いになる。
>霊夢は霊夢でいままで歩き回された鬱憤が溜まっており、見せ場を崩されて激怒している天子との激闘が始まるのであった。
※4…
-地底深くの地霊殿のやりとりをさも見ていたかのように語ることが出来る神力があるのなら、幻想郷の異変や暗躍する黒幕も容易に発見出来るはずである。
※5…
-衣玖の能力は「空気を読む程度の能力」であり、それにちなんだネタ。
#endregion
**第四章
#region(close,)
-第十話(stage15)
>(やっぱり)天子も黒幕ではなく、この騒ぎを利用して自分に目を向けさせたいだけであった。
>成敗の弾幕も避けくさり、悪びれた様子も見せない天子であったが、代わりに「異変の黒幕の全容」を教えてくれるという。
>その内容とは、『&italic(){新参者の水棲神による異変}』というものであった。
>そして異変の発生源で拠点でもある場所は、『魔法の森』。また、天子の言の『彼女達』から相手が複数犯であることも判明する。
>一度調べたはずの魔法の森であったが、魔理沙には一つ心当たりがあった。
>『玄武の沢』と呼ばれている地帯である。そこならば水棲神も拠点にしているに違いない。
>
>一方、黒幕である水棲神達は、とりあえずの報告会をしていた。
>「化け猫の方」という言からして、赤毛の「シス姉」が橙と戦闘し、倒してしまった相手のようだ。
>残る一人の「リトス」も「狐(おそらくは藍)」の対処に向かったという。
>そこへ、しもべの亀が二人に、巫女の接近を知らせてくる。
>そして黒幕の水棲神──『ヴィオトポス=エウリュアレ=ゴルゴーン』と、『アナスタシス=ステンノー=ゴルゴーン』が、
>自らの眷属である三給仕の「千秋あかめ」「貝塚カガミ」「日間賀 千尋」、門番の「紅 松葉」、番亀の「玄爺」を呼びつける。
>彼女らに、湖底神殿の厳重な警備と、巫女の迎撃が任されるのであった・・・・・・
>
>魔法の森の、玄武の沢周辺にたどり着いた霊夢達。異様な森の様子は、普段のそれとはさらに異彩さを増していた。
>アリスは「植物達が生命力に満ち溢れているよう」と分析し、黒幕による影響と見られた。
>ちなみに、玄武の沢の由来は、柱状節理の岸壁で構成され、上から見ると亀っぽく見えるからだそうだ。
>異様な森の奥地で霊夢達を待ち受けるものとは・・・
>
>森を進む霊夢達が発見したのは、無惨に石像に変えられた八雲藍の姿であった。
>相手を石にするという異様な能力の片鱗を目の当たりし、黒幕への恐怖を感じる仲間達に、
>意識の引き締めをする博霊の巫女、霊夢であった。
>&bold(){ 藍 を 放 置 し た ま ま 。}
>
>森を進む一行の前に、妙な色の土管と立て札が現れる。
>立て札いわく、「決して中を覗いてはいけません。必ず無視し、通り過ぎてください」
>忠告通りスルーしようとする一行だったが、突如中から巨大な亀が飛び出してくる。どうやら彼なりの罠だったようだ。
>霊夢を見て反応を示す亀… 実は彼はその昔霊夢に%%捕獲されて無理矢理使役%%…協力して異変も解決したことのあった、玄爺であった。(※6)
>だが霊夢の反応は薄く、ほぼ忘れかけていたような態度を見せられ、憤慨する玄爺。
>しかし今の彼は霊夢のしもべではなく、「とあるお方の命」によって行く手を阻む敵であった。
>&bold(){腐れ亀のくせに}と一蹴されて土管の間にハマりかける玄爺であったが、積年の恨みと共に襲いかかってくるのであった。
-第十一話~前半(stage16)
>玄爺を軽く蹴り飛ばし、玄武の沢に到着した一行。沢と名のあるとおり、川辺に柱状節理の岩が並ぶ、美しい場所であった。
>白蓮が玄爺からしっかり聞いていた「湖底神殿」という文言から、湖とその湖底にある神殿を探すことに。
>魔理沙には心当たりはなかったが、早苗はかつての経緯から、湖とその神殿がまるごと幻想郷入り(※7)した可能性を語る。
>とにかく、沢の中を湖を求めて探索する一行であった。
>
>
>一方、黒幕の水棲神たちは、信頼していた玄爺敗北の知らせを聞かされる。
>そこに三姉妹の末妹、『リトス=メデューサ=ゴルゴーン』が帰還し、(姉にからかわれつつも)狐=藍を仕留めたことを報告する。
>幻想郷に侵略行為を仕掛ける、ゴルゴーン三姉妹の真の狙いとは・・・
>
>玄武の沢を進む一行は、今までは無かったという大きな湖らしき場所を発見する。
>だが水中の探索を進めようとする一行の前に、湖底神殿の門番、「紅 松葉」が立ちふさがる。
>異変の目的や真意を知らされておらず、「面倒なことは御免さぁ」というセリフに一見不真面目に見えるような印象を持つ一行であったが、
>それはむしろ余計な詮索や興味も持たず、ただひたすらに主からの命に忠実という門番には最適の性格であった。
>海のない幻想郷において、肩身の狭かった自分を拾ってくれた主達の恩義に報いるため、
>岩をも軽く両断する彼女の蟹鋏が、霊夢達に襲いかかる・・・!!
-第十一話~後半(stage17)
>なんとか松葉を退けた一行は、さらに水中の調査を開始する。
>そしてついに、湖の底に佇む、巨大な神殿を発見し、その様式から相手を西洋の神であることを推測する。
>だが神殿に乗り込もうとした直前、紅松葉と玄爺の二人が立ちはだかる。
>一度は退けた相手ではあったが、今度の舞台は相手が本領を発揮できる水中。
>さらに手強くなった門番と亀が襲い来るのであった。
-第十二話(stage18)
>神殿に乗り込むことに成功した霊夢一行。
>広大な神殿を調査するには、さらにメンバーを三つにチーム分けする必要があった。
>一方リトス達水棲神は、玄爺に続いて松葉の敗北の知らせを聞く。が、既に巫女達の対策には%%三バカ%%…三給仕達を配置済みであった。
>入り組んだ神殿を協力して進む一行の前に、三給仕達が立ちふさがる・・・
>
>鋼鉄をも貫通し、大妖すら滅ぼす毒針を生み出す「千秋あかめ」
>攻防一体の強固な貝殻を持つ「貝塚カガミ」
>奔流すら自在に操れる無数の触手使い「日間賀千尋」
>
>一筋縄では行かない彼女達に、一行はどう立ち向かう・・・?
-(stage19)
>難敵、三給仕に勝利し、湖底神殿の深部へと入り込む霊夢一行。
>一方リトス達水棲神らも、三給仕敗北の知らせと、近づきつつある博霊の巫女の気配を察知していた。
>神殿の警備の厳重化と、ついに三女神の一人、アナスタシスが出撃する・・・
>
>神殿の壁をぶち抜き、荒々しく現れたのは、三女神の一人で長姉の『アナスタシス=ステンノー=ゴルゴーン』であった。
>地を揺るがし、地面に穴を開けるほどの怪力を目の当たりにした霊夢達は、ついに彼女が探し求めていた黒幕の一人であることを確信し、確認もする。
>永遠亭や白玉楼での謎の視線も彼女であり、鬱憤を爆発させる霊夢。(となぜか恐縮するアナスタシス)
>さらにパチュリーには「ゴルゴーン」という響きに覚えがあった。それはギリシア神話に伝わる不死身の化け物の名前・・・
>しかしそれは、アテナの嫉妬による幻想郷入りさせる為の噂(嘘)であり、元々は人間の守護神であったとアナスタシス(※8)は語る。
>だが喋るのが得意ではないという彼女は、真意である異変の動機までは語らなかった。
>自身の肉体再生速度を操る脅威的とも言える再生能力と、いまも見せた怪力による豪腕を持つ『鰐神』が、霊夢達に襲いかかる・・・!!
-(stage20)
>なんとかアナスタシスを倒せた霊夢一行。だが間一髪彼女には逃げられてしまう。
>一方水棲神達は、シス姉の敗北を感知し、博霊の巫女達の実力が予想以上に高いことを実感する。
>次なる刺客として、ヴィオトポスが出撃する・・・
>
>神殿からさらに深部の大神殿へと進んだ霊夢一行。
>今までとは雰囲気が一味違うものとなったことに、白蓮は何らかの力を感じ、空間そのものが『挿げ替えられた』と分析をする。
>罠の存在を懸念する咲夜だったが、霊夢の方針は今までと変わらず、ただ突き進むだけであった。
>
>神殿の奥で、急に発生した濃霧に襲われる一行。それは幻想郷を覆い尽くし、妖怪に害を与えた異変の霧そのものであった。
>妖怪であるさとりを始めとして、パチュリーや早苗達など、不死身である妹紅以外の面々は次々と倒れていく。
>そんな彼女らの前に現れたのは、三女神の次女『ヴィオトポス=エウリュアレ=ゴルゴーン』であった。(※9)
>異変の霧の発生源を目の前に、人間である自分にすら害が出ていることを質問する早苗。
>この霧は「人間には無効ではなく、自分がそう調製していただけ。つまり今となっては人間に害を与えることも可能」とヴィオトポスは答える。
>一人平気な妹紅を始めとして、徐々に薄れる霧に精気を取り戻す面々。
>かつては長寿の神と呼ばれ、生命力を減退させることも増幅することも出来る霧を自在に操る「亀神」との戦いが始まる・・・!
-(stage21)
>アナスタシスと同じく、煙に身を隠したヴィオトポスにもまた逃げおおせられてしまう。
>一方、ヴィオ姉の敗北を感知し、最後の一人となってしまったことに驚きを隠せない水棲神、リトス。
>しかし同時に、自分へ向かってくる挑戦者に対して、高揚と歓喜の高笑いをも浮かべるのであった。
>
>大神殿からさらに奥へと進んだ霊夢一行は、背景に星が舞う異様な空間にたどり着く。
>背水の陣となったためか、空間そのものが結界に覆われていると分析する白蓮。
>それは食い止めるためではなく、霊夢達を逃がさず、仕留める為のもの・・・
>だが霊夢に取っては、自分たちが獲物として狙われているという状況は、「こちら側にも倒すべき敵がこの場に確実にいる」という事でもあった。
>さらなる強敵達が守るゴルゴーン結界で、霊夢達を待つ最後の水棲神とは・・・
>
>配下を撤退させ、霊夢達を待ち受けるリトスの前に、来訪者が訪れる。
>それは%%スキマbb%%…幻想郷の賢者と呼ばれ、最強とも言える存在の「八雲 紫」であった。
>異変の黒幕であるリトスの前に現れた紫は、あえて彼女を退治せず、本来の役割の博霊の巫女に任せるという。
>そして彼女の目的は、リトス達水棲神の「値踏み」であった。彼女たちの強さを認めつつ、その目的を問う紫。
>だがリトスは頑としてそれを語ろうとはしない。結局は「値踏み」の最終手段として、二人の対決が始まるのであった。
>石化能力を目を閉じることで対策され、さらにスキマに翻弄されて膝を突くリトスだったが・・・?
>
>ついに最奥にたどり着いた霊夢達が見たのは、藍と同じく石像と化した紫という、信じられない光景であった。(しかも土下座状態で)
>そして黒幕の最後の一人、『リトス=メデューサ=ゴルゴーン』と対峙する。(※10)
>パチュリーの知識に寄れば、メデューサは死んだことになっていたが、それは「いま伝わっている伝承は出鱈目」であり、
>「幻想郷入りしたことで、存在が抹消された」という意味であった。
>人間には無害で、妖怪には害のある霧をばらまくことは、益はあっても恨まれることはないと開き直るリトス。
>だがそれは妖怪達にとっては恨みを買う行為であり、逆に人間にも害となる可能性のある異変であった。
>それを博霊の巫女として黙って見過ごすわけにもいかない。
>さらに「目的がある」ことを漏らすリトスであったが、異変を止めることも目的を明かすことも拒否する。
>やはり毎度のように、倒してから聞き出すしかないのであった。
-(ラストバトル)
>霊夢達の攻撃を受けて膝を突くリトス。だがその瞬間、空間を割り開いて現れたのは、
>敗走していたはずのアナスタシスとヴィオトポスの姉二人であった。
>三姉妹が揃った上で、ついに今回の異変の動機を語り出すリトス。
>それは、「幻想郷の神々や妖怪達に、ゴルゴーン三姉妹の強さや威厳を示すため」というものであった。
>だいたいそんなところだろうと見当を付けていた霊夢は、目的も果たせただろうと異変の停止も三姉妹に迫る。
>だが三姉妹らはまだ異変を止める気はなかった。それは肝心の&bold(){博霊の巫女である霊夢}にその威厳を認められていないからであった。
>霊夢と仲間達もそれぞれに自分たちの思いを告げ、力を高めていく。
>三位一体でこそ真の実力を発揮できるという三姉妹との、最終決戦が始まる・・・!!
>
>かつて戦った三給仕を含め、水棲神たちの眷属をも呼び出しての総力戦は、死闘となる。
>その猛攻をしのぎ、ついに三姉妹を打ち倒す霊夢達であったが、
>地に膝を突く彼女らはまだ奥の手を隠していた。
>そして霊夢達の前に、三姉妹全ての力を結集させた最後の敵が現れる。
>果たして霊夢達は、これを打ち倒して幻想郷の平和を取り戻すことが出来るのだろうか!?
※6…
-いわゆる「旧作」とも呼ばれる、PC-98シリーズの東方封魔録に出てくる、空を飛ぶことの出来る亀。爺口調で靈夢(霊夢)を「ご主人様」などと呼んでいた。&br()このころの霊夢は空を飛べず、代わりに彼を土台として飛行していた。神主ことZUN氏いわく、「今は(霊夢が)飛べるようになったから要らないや」「多分あの神社の横の池でひっそり暮らしているんじゃないかと」とのこと。&br()玄爺のことを言っているかは定かではないが、東方三月精にて光る苔について、霊夢「うちの裏の池に移植すれば光っておもしろそうだったんだけど」魔理沙「あそこなら亀の背中にも生えそうだしな」と会話している。
※7…
-風神録において、早苗達は守矢神社の建物と湖を丸ごと幻想郷に持ち込み、幻想郷入りさせている。
※8…
-ステンノーはゴルゴーン三姉妹の長女であり、不死身であるという点まではギリシャ神話と同じだが、一般的には元々人間の守護神であったとか、鰐の力を持っているなどというイメージはない。&br()ただし、『神統記』によると、ゴルゴーン三姉妹は海神の娘達であった、とある。ちなみにステンノーの意味は「強い女」。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3 &br()またアナスタシスは聖書などでは「復活」と訳される。彼女らの不死身さは、怪物だからなどという理由ではなく、かつては人間の守護神であったという、神々しい力だということなのかもしれない。
※9…
-エウリュアレーはゴルゴーン三姉妹の次女であり、やはりステンノーと同じく不死身である点はギリシャ神話と同じ。一説によるとオリオンの母親とされる。&br()やはり長寿の神、亀神であるというイメージは一般的にはない。煙管によって煙を噴かし、それが異変の霧となっているようだ。恰好もどことなく中国清王朝風?である。亀を神格視するイメージも中国のものであるので、彼女だけギリシャ神話からは一つ離れた存在となっているようだ。&br()ちなみに、エウリュアレーの意味は「広く彷徨う」。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%BC &br()ヴィオトポスの意味は、ドイツ語読みでビオトープ。直訳で命+場所という意味になる。環境改善などを意味するようだが、あまり関係なさそうので割愛。
※10…
-ゴルゴーン三姉妹の末妹にして、おそらく一番有名な存在。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5 &br()あえて「こちら側に伝承されている物語」で語るとすれば、かつては絶世の美女であったが、「女神アテナよりも美しい」と傲慢に口走ったことで彼女の怒りを買い、姉共々怪物にされてしまう。髪の毛は生きた蛇で、まなざしで相手を石化させる呪力、青銅の手と黄金の翼を持つとされる。彼女だけが姉二人と違って&bold(){不死身でなかった}ため、ペルセウスに討ち取られることとなる。その際に死体から生まれたのが天馬ペガサスと、黄金の剣を持つ巨人クリュサオールである。この二つの名前は技名にもなっている。(ポセイドンとの浮気の際の子供だとも)その後その首はアテナが持つアイギス(イージス)の盾にはめ込まれ、盾の無敵さを一層強めさせることとなる。こうした意匠は、西洋では実際にお守りや武具の装飾として用いられている。&br()姉二人に倣うとすれば毒と石化の能力を持つ『蛇神』と言ったところか。メデューサの意味は「女支配者」「女王」。末妹にして黒幕のリーダー的存在となっているのも納得。&br()リトスはギリシャ語で「石・宝石」などを意味する。
#endregion
**第五章
話数は最後まで「十三話」。
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-(残暑の始まり)
>未だに暑く、残暑の治まらない幻想郷・・・
>かつての蒼神異変も収まり、ゴルゴーン三姉妹達もすっかり人間になじんで元の役割通りの守護神となっていた。
>だが幻想郷の賢者である紫は、とある異変を察知していた・・・
>
>いつものように酒場で飲み明かしていた三姉妹の一人ヴィオトポスは、帰り道に何者かの襲撃を受ける。
>闇色に染まり、強大な力を持つ相手に、完膚無きまでに叩きのめされるヴィオトポス。
>そして各地で妖怪や人間達までもが倒れ始めていた。
>これは新たな異変なのだろうか・・・
>
>いつもの如く参拝客がおらず、加えて残暑の暑さに苦しんでいた霊夢。
>せっかくの来客である紫をスルーしようとするも、強引に相談事を持ち込まれてしまう。
>最近の幻想郷では妖怪や人間のみならず、神にいたるまで凶暴化し、傷付ける事案が多発しているという。
>そして何者かの悪意のような妙な気配も感じられる・・・
>そこへ、先の異変の主犯の一人であるリトスも訪れ、姉のヴィオトポスも辻斬りの被害にあったと報告する。
>姉の仇討ちと、幻想郷の守り神を自負するリトスを加え、異変の調査に向かう霊夢であった。
>
>とりあえずは、かつての仲間達を集めることにすることを決める霊夢達。
>異変の影響か、理由もなく暴走していた者達も、一度倒すと落ち着きを取り戻していく。
>そして、彼女らは異口同音にこんなことを言うのであった。
>「何者かに取りつかれたように、憎しみで自分が自分でなくなったような気分になった」と・・・
-(stage22~25)
>かつての異変で協力した仲間を集め、チルノ、レミリア、鈴仙、勇儀など新しい仲間も加えて進んでいく霊夢達。
>魔法の森のアビスドラゴン、太陽の畑のアビスデーモンなど、各地の異変を鎮めていく。
>しかし異変の黒幕の概要は依然としてつかめず、手がかりはないままだった。
>
>無縁塚の奥地で、ついに禍々しい怨念の持ち主と遭遇する一行。
>それは妖怪の山に住む神の一柱、『鍵山雛』であった。
>今回の異変の怨念の正体が、彼女の集める厄ではないか、という分析をする鈴仙。
>本来は厄を神々に還すだけで、人間や妖怪に危害を加える存在ではない彼女が何故こんな異変を起こしたのか・・・
>そんな疑問は浮かびはするものの、強大な負の怨念を纏った彼女との戦闘が始まる!!
>
>なんとか雛を打ち倒した一行。だが彼女は黒幕ではなかった。
>今回の異変は、蒼神異変によって弱らされた妖怪達の負の思念が雛の厄によって具現化・成長した存在が起こしたものであり、
>雛もまた他の暴れていた仲間達と同じく、『負の思念体』に取りつかれて暴走していただけであった。
>負の思念から生まれた具現体の望みは「全ての破壊」であり、
>その影響によって多くの者達が衝動に操られるように暴走をし、異変は広まっていく・・・
>自分たちがしたことで始まった今回の異変に責任を感じるリトスは、自分でケリを付けることを宣言する。
>そして雛に残っていた力で、具現体が潜む暗黒空間への入り口が開くのであった。
-(暗黒空間~ラスボス)
>暗黒空間の奥で負の思念の具現体「すべてを憎むもの 」を撃破した霊夢達。
>だがそれは強力な力を持っていたものの、異変の黒幕ではなかった。
>さらに奥地の「怨嗟の底」への入り口が開き、霊夢達を誘う。
>
>いままでにない強力な敵達が溢れる異界、「怨嗟の底」。
>そしてその奥地で、ついに今回の異変の黒幕である「負の思念体」を発見する。
>それは強烈な悪意、憎しみ、そして全ての破壊を求めるでしかない力の塊であった。
>当然説得出来るような理性の持ち主ではなく、力を持って消滅させるしかない・・・
>再び幻想郷に平和を取り戻すため、霊夢達の最後の戦いが始まる!!
#endregion
- 勝手にページ作っておきながら申し訳ないですが、あんまり覚えてないので良かったら追加お願いします。 -- 名無しさん (2011-03-04 22:17:46)
- 了解した。時間を見つけたら、出来る限りの事はしてみましょう -- 名無しさん (2011-03-04 22:19:54)
- だがここで一つ問題が発生した。章ごとの区切りが思い出せぬw -- 名無しさん (2011-03-04 23:25:05)
- ↑俺も同じ状態です。三章までが本編だったような… -- 名無しさん (2011-03-04 23:42:31)
- それを元に思い出してみると・・・第一章はstage01~10、第二章はstage11~14、第三章はstage15~21だったかな?もしかしたら、童祭のアレンジが流れるボス戦が各章毎のラスボスって事?だ、誰か・・・ヘルプ・・・ -- 名無しさん (2011-03-05 00:00:53)
- ↑暫定的にそれで書いてみたらどうでしょう。ちょっとやり直すのは億劫と思いますので。間違っていたら後々章を変えてコピペすればいいですし -- 名無しさん (2011-03-05 00:09:51)
- 分かった。やってみよう -- 名無しさん (2011-03-05 00:16:54)
- 今から永遠亭いくところだけど2章7話って書いてあるな。これとはちがうの? -- 名無しさん (2011-03-23 02:56:28)
- 需要あるか分からないけどボス前データあるから書いとく stage01~06stage07~10stage11~14stage15~ -- 名無しさん (2011-06-02 17:25:08)
- ↑すまんミスった 1章stage01~06 2章stage07~10 3章stage11~14 4章stage15~本編クリア 5章 残暑以降 -- 名無しさん (2011-06-02 17:27:29)
- ラーニングってストーリーに関係なくないか? -- 名無しさん (2011-06-23 08:09:53)
- 一応最後まで・・・ エンディングは書かない方向で つーかまだクリアしてない!w -- 名無しさん (2011-08-24 23:50:37)
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