04 蓮華花火



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|album=YELLOW;夏凛
|circle=Liz Triangle
|vocal=lily-an
|lyric=azuki
|arrange=kaztora
|original=感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind
山に沈んだ空 茜色
一途な蝉の声も 届かない位 遠くて
袖を通した おろしたての浴衣
待ち合わせの場所で 蛙が鳴く

カラカラ 下駄が音を立てる
リンと鈴が鳴る 一度きりの夏は
静かに消えていく陽炎で

朱い夕暮れ時 お辞儀をする 夕顔の花
道の水たまりに溶けて消えた 水性塗料
飛び越えた先に 誇らしげな紫陽花には
繰り返した人の希望が 命を繋ぐ

人の波にもまれ 手を繋いだ後から
祭囃子 ドンドン大きくなってく
特等席は神社の裏 あの頃からずっと
変わっていないから

カナカナ 蝉が鳴く頃には 風が頬を凪ぐ
二度と会えない夏を もう決して忘れないでいるから

空に落ちた花は色とりどり 咲いて散りゆく
道のお地蔵様見守ってる 子供たちには
浴衣に描かれた つつましげな一輪挿し
詰め込まれた人の希望は 空の万華鏡

青い金魚鉢に 驚いてる二匹の金魚
透けた水飴ごし 微笑んでる赤林檎
まだ蕾だけど いつかいつか花を咲かす
願うならば あの頃の日を

人の道は 儚くて 夏の日の長さに憧れる
頬を染める灯篭が 懐かしい気持ちにさせるの

そんな 私がいて 皆がいて 誰もが笑う
【誰も彼も 空見上げ】
皆でつけたよね ちょっと湿気た線香花火
ほら みんなみんな 手を繋いで輪になろう
【空に咲かす 蓮の花】
この一瞬すら永遠になる  花火よ上がれ

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最終更新:2022年02月07日 18:42
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