02 風が冴えるより疾く



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|album=無邪気と言う名の正義;シングルズベストVol.2 無邪気と言う名の正義
|circle=少女フラクタル
|vocal=柚木梨沙
|lyric=奥山ナマリ
|arrange=宮内真広
|original=春の湊に
声は沈んだ
地の奥の静かな海原に
願い溺れた夢に光の粒(こぼ)れて

明けた空まで
繋がる飛沫(しぶき)をなぞりながら
蒼い(ライン)描いて雪解け待たないまま

長く深く閉じ込められた
重く唸る骨が
闇を(こす)り鎖(ほど)いて
合図叫び響いた

長く深い体を起こし
重く唸る骨が
鈍く錆た(いかり)を弾ませて

風が冴えるより疾く
暴れ出す帆を掲げて
記憶が導く場所まで
突き抜けて飛ぶ

風が冴えるより疾く
心が走り出してる
狭間の雲をちぎって
春の殻を超える

時に飲まれた
置いて行かれたのか夢の中
強く引き裂かれては
繋ぐ要亡くして

覚悟焦がした
長い時間の中、十分に
ここに吊るされた糸
今火花を散らせる

集う鼓動鎧に乗せて
願い一つ放つ
零弾き針を定めて
合図叫び響かせ

長く深い体が揺れる
重く唸る骨に
契り咲かせ遥か彼方へ飛ぶ

風が冴えるより疾く
一時(ひととき)も耐え切れない
天空から覗く境に
朝焼け灯る

風は冷たく囁く
この先の華と闇を
目覚める春の産声
待たずに舵を取る

聖輦(せいれん)何処へ逝く
暴れ出す帆を掲げて
記憶が導く場所まで
突き抜けて飛ぶ

風が冴えるより疾く
心が走り出してる
狭間の雲をちぎって
今迎えに行くよ
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最終更新:2020年03月04日 19:51
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