安価「ダージリンティー」

「失礼します。朝の紅茶をお持ちしました。」
私の一日はお坊ちゃまに最高のダージリンティーを持っていくところから始まる。燕尾服を整え部屋に入る。
「ご苦労。」
お坊ちゃまは新聞を読みながらそっけなく答えた。
私は諸事情により山田(仮)家で執事をしている。現在17歳。
お坊ちゃまは14歳。中学生。
「どうぞ。」
お坊ちゃまにそっとカップを出す。
お坊ちゃまはカップを手に取り冷ましながら飲み始めた。
「なぁ。セバスチャン(仮)。今日、学校休んでいいか?」
「どのような理由がおありで?」
「頭が痛いんだ。。」
「それでは熱が無いか調べさせていただきます」
そうしてお坊ちゃまの顔を覗き込むと、お坊ちゃまはお嬢様になっていた。
「っ!見るなぁ!」
男物のぶかぶかのパジャマを着て頬を染めている姿に萌えを感じない人間は居ないだr(強制終了
「だから。。。学校休ませて。」
      • 一瞬思考回路がショートしたが、すぐに現実に戻った。
「・・・わかりました。今日だけですよ。明日はちゃんと行ってくださいね。」
冷たい表情は維持できたが、まんまと萌え落とされてしまった。
お坊ちゃm・・お嬢様はまた何食わぬ顔で紅茶を飲み始めた。
お嬢様の髪はダージリンのように綺麗な茶色で、日光が当たると金色にも見えた。


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最終更新:2009年04月02日 22:13
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