マモルは小走りしていた。スカートが風にヒラヒラ揺れ、足に纏わりつく。転ばないように必死だ。
早く帰らなければ特番の『わんにゃん大集合、のりたま!』を見逃してしまう。
あと3つ路地を曲がれば自分の家だ・・・というところだった。
マ「ぅにゃっ!?」ドシンッ
突然飛び出してきた何かにぶつかって、マモルは転んでしまった。
飛び出してきた何かも倒れている。同年代の男の子だ。
マ「あたたぁ・・・すみません、急いでいたもので・・・」
男「・・・・・・・・・/////////」
なぜか彼はそっぽを向いて顔を赤くしている。
マ「・・・?大丈夫ですか?どこか打ちました?」
男「・・・脚・・・閉じてください・・・//////////////」
マ「ふぇ?・・・・・・ぅぁっ!バッ///////////」
マモルは豪快に脚を開いてしまっていた。同じくマモルも顔が赤くなる。
男の子は無言で立ち上がると、マモルに手を差し伸べ、立ち上がらせた。まだ頬の赤みは残っている。
男「すみませんでした。ちょっと急ぎの用事があったもんで・・・あ、やべっ!それじゃ!」
そう言うと彼は足早に立ち去った。後に残されたマモルは、静かにスカートをたくし上げた。
マ「・・・/////・・・今日どんなパンツはいてたっけ・・・/////・・・」
ヒコーキ雲が、静かに伸びていった。
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最終更新:2008年07月21日 22:22