安価『ソーセージ』

男性の諸君。
小さな頃、よくこんなことをしていなかっただろうか?
「ちんちんぶらぶらそ~せ~じ~」
こう言いながら、下半身にくっついているポークビッツを振り回し、よく親に怒られていなかっただろうか?
俺は、風呂上りに振り回しながら歌っていた記憶がある。
というか、つい先日まで風呂上りには口ずさんでいた。

「今日もおっ風呂、楽しいなぁ♪」
浴槽に疲れきった体を沈め、う~んと背伸びをした。
もわもわとした空気が、俺の疲れを癒す。

「ふう、いいお風呂だった♪」
風呂上りも上機嫌な俺。
何が起きようと、お風呂大好きな俺は、風呂に入れば機嫌がよくなる。
喉はいい感じに渇いており、風呂上りの一杯(もちろん牛乳)を楽しみにしていた。
丁寧に隅々まで体拭き、俺はいつもの歌を歌った。
「ち~んち~んぶ~らぶ~らそ~せ~じ~♪」
体をぶるぶると揺らしながら、口ずさんだ。
でも今日は何かが違う。
揺れるのは途端に大きくなった胸だけだ。
下半身にはうっすらと陰毛だけがあり、慣れ親しんだ息子はいない。
「あ、女の子になっちゃったんだよな・・・俺・・・」
もうあんな楽しい?ことは出来ないと思うと、先程までの陽気はどこへやら、一気に意気消沈した。

翌日の朝食は、母親が「時間がない」といって買ってきたマクドナルドのソーセージエッグマフィンであった。


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最終更新:2008年08月02日 15:22
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