140 :無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:17:55 ID:maRqDN9q
……彼女と もう少し打ち解けられないものかなぁ……
僕は自販機にコインを投入しながら、そんなことを考えた。
生徒会書記である彼女は、同じ一年生でもご覧の通りな抜けてる僕と違って、仕事も卒なくミス無く無駄口も叩かず効率的にテキパキとこなすデキる女だった。
見た目だってそれを裏付けるように一部の隙も無く整えられた制服といい、きっちりと肩口で切りそろえた髪型といい、細いフレームの眼鏡越しの、クールなまなざしといい、日本人形
のように整った顔立ちのなかで崩された事を見たことがないクールな表情といい、まさに、氷の女とか、クールビューティーと言うのに相応しい。
でもそれだけに、無言でテキパキと行動しては周囲に威圧感を振りまいてしまう……周囲も何かあった時には頼りになるけど、普段は近寄りたいとは思わないし彼女も周囲に歩み寄ろうとしない。          
そんな浮いた存在となってしまっていた。そんな彼女に対して僕は、何くれと話しかけるようにしてたんだ。
けど……最近になると、話しかけても言葉少なに返事してすぐそっぽを向いてしまうような、そんなことが多くなっている。
彼女は一人で何でもできるし実際一人でいることが多いし、ちょっかいかけてくる僕のことが煩わしいんだろうか?
……正直ヘコむよなぁ……
ごとん、と落ちてきた紙パックのジュースを拾い上げる。
そのジュースのパックを見つめながら、僕は思う。
でも、手伝ってくれてるんだよなぁ……
今日の僕の居残りは、自分の自業自得だって言うのに…
だから僕は、今日は一人で残って仕事をしていくつもりだった。
そこに彼女は、自ら協力を申し出てくれたんだ。
「……あなたがミスする事を織り込めなかったのは、私のミスだから」っていう
お言葉つきだったけどね……
でもそれ以降、文句一つ言わないで、ずっと仕事を手伝ってくれてる。
正直、彼女の手助けなしだったら、僕はいつまでも見通しも立たないままに途方にくれるばかりだったろう。
…僕は…彼女が…好き…なんだよね。
僕は一度しまった財布を取り出すとコインを取り出した。
彼女は確か……お昼なんかによくアップルジュースを飲んでたっけ。
僕が生徒会役員室に戻ると……部屋の中から、香ばしい香りが漂ってきた。



141 :無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:20:14 ID:maRqDN9q
見ると……彼女はマグカップを両手で包み込むようにもって、息を吹きかけてコーヒーを冷ましてるところだった。
そして横目にちらりと僕を見ると“おかえり”とだけ声をかける。
「 あ、うん、ただいま……」
僕はとっさに、買ってきたアップルジュースを背後に隠す。
あああああ、なんていうか、間が悪い……
微妙にヘコんだ心境のままで、僕は自分の席に向かって……そして気付いた。
僕の机の上にも、暖かな湯気を上げるコーヒーの入ったマグカップが一つ、置かれてた。
これ……彼女が淹れてくれたのかな?
思わず彼女のほうに目をやるとその視線に気づいたのか、彼女も視線を上げて。
「 ……ついで だったから」
そういうと、すぐに視線を伏せて、またコーヒーに息を吹きかけ始める。
……改めてみるその仕草がなんだか子供っぽくて、彼女のイメージとのギャップで思わず小さく噴出してしまった。
「……なによ?」
「ああ、ごめんごめん、なんでもない」
再び顔を上げて睨みつけるように言う彼女に、僕はにやつく口元をごまかすように口早に答える。
「コーヒーありがとう、そのお返しって訳じゃないけど」
ある種のプレッシャーから開放された僕は、後ろ手に持っていたアップルジュースのパックを彼女の机の上に置く。
「 差し入れ、手伝ってくれてありがとう」
彼女は弾かれたように顔を上げた、その目が、僅かに見開かれている……いや そんなに驚かなくても……
そして彼女は、何度か僕の顔とジュース を見比べてから…
「 ……あ……ありがとう」
そう呟くように言った彼女の表情は、伏目がちで、かすかに頬が染まっていて……今まで見たことがないくらいの、柔らかい表情だった。
それに、なんとなくドキマギしてしまう……可愛い…好きだ。
室内にコーヒーの香りと沈黙だけが満ちる―――
彼女が上目遣いに僕を睨む。そして不安げに周囲を見回した。僕が彼女の肩に手を掛ける。びくっと震えながら、彼女は僕の顔をじっとみつめた。
「……キ、キスしていいか?」
僕は震える声で言った。
じっと僕の顔を睨む。否定の言葉が出ないのを肯定とうけとめ、僕はゆっくりと唇を彼女のそれに重ねた。
「……」
 かち、かちかちっ。お互いの歯があたる。


142 :無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:23:18 ID:maRqDN9q
僕の口も震えていたが、彼女の口も震えていた。その薄くて微妙な感触を味わう余裕もなく、僕は手を彼女の肩から
そっと胸に動かした。
「……!」
 びくっと彼女が震える。制服越しに触れた彼女の胸は、思ったより大きくて柔らかかった。僕は制服の隙間から手を差し込む。彼女の手が一瞬動いたが、すぐに手を僕の肩に伸ばしなおした。
ブラジャーの外し方がわからない。僕は焦って、そのままブラをずらして胸に触った。熱い。トクトクという彼女の脈が伝わる。
「……痛!」
 小声で彼女が叫ぶ。思わず力を込めすぎたようで、僕は胸に触れた手を離した。
「ご、ごめん。その、初めてなもんで」
「……」
 無言で彼女が僕を見つめる。しかし今度は、彼女から僕に抱きついて唇を重ねてきた。暖かいキス。僕は彼女の胸を再び注意深くもみ、そしてゆっくりと手をスカートの裾にすべりこませた。

「……!」
 はあ、と彼女が息を呑む。僕の指が、布越しに彼女の秘部に触り少し湿っているそこを意外に思いながら、僕は布の上からでもわかる膨らみを軽く刺激する。
「……嫌」
 くっと唇をかんで足を閉じる彼女。でも僕はそのまま布を横にずらし、隙間から指をねじ込んだ。ごそごそと茂みをかきわけ、熱いクレバスを指でなぞる。
「嫌!」
やや大きい声で彼女が叫んだ。しかし僕はそんな彼女の唇に三度キスをする。何かを言おうと開いた彼女の口に、僕はそつと舌を差し込んだ。熱い感触。甘い唾液。
彼女の強張った体が徐々に柔らかくなる。
「僕、もう挿れたい……」
「……」
 唇を離して僕が囁く。お互いの唾液が蜘蛛の糸のようにつつっと二人の唇の間に結ばれる。ぷいっと彼女が顔をそらす。しかしその口からは、「……嫌」の言葉は聞こえなかった。
僕は彼女の下着をゆっくり脱がせた。焦って彼女の秘部をみてないのが残念だったが、僕もそのまま自分のズボンを脱ぎ、イチモツを取り出す。
僕の肩に手をかけ、彼女が覚悟を決めたように目を閉じる。僕は彼女の片足を持ち上げ、息子の位置を合わせながらゆっくりと彼女の中に固いイチモツを挿入した。
「……っ!」
彼女がぎりっと歯を食いしばる。なかなか入らなかった息子が、突然ずるりと彼女の中に入った。あまりの熱さ、そして狭さ。僕はしばらくその感触を味わっていた。
彼女は僕にしがみついてくる。




143 :無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:25:57 ID:maRqDN9q
「……動くよ?」
「……」
 ひいひいと息の音が聞こえる。しかし言葉は出なかった。僕はゆっくりと彼女の中からイチモツを抜いていく。そして8割方抜いたところで一旦とまり、再びゆっくり奥へ挿入し始めた。
彼女のしがみつく力が、挿入にあわせて強くなる。息の音が、いつの間にかひいひいからはあはあに変わっていた。そして。

「……好き」
耳元で囁くように彼女が言う。僕は一瞬動きを止めた。空耳かと思った。それぐらい小さく、短い言葉。
「……もう一度言ってくれるか?」
「……好き。好き……好き」
「……っ!」
不覚にも涙が出た。ぐっと彼女の中に深く差し込む。そしてその熱さと狭さに、僕は思わず精を彼女の奥深くで発射した。   そのまましばらく僕たちは抱き合っていた。離れる前にもう一度キスをする。そして僕はゆっくりと彼女の中に入っていた息子を抜いた。
彼女の秘部からは、赤い血と僕の精液がこぼれている。それをみて、スカートが汚れないよう裾をめくりながら彼女が涙目で僕を見つめた。
「ああ、ごめん。つい暴走しちゃって」
「……莫迦」
「なあ……もう一度、好きって言ってくれないか?」
「……嫌」
「どうして?」
 問いかける僕に、彼女がそっと唇を重ねた。熱い感触。甘い唾液。
 それは言葉よりも雄弁に、彼女の心を僕に伝えていた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年01月04日 17:30