曲紹介
今宵も──。
歌詞
暗闇を味方につけて
目障りな銀を隠したなら
露知らぬ後姿を
同情など忘れてあざ笑う
ひらり、ひらり、
鮮やかなる飛沫はまるでシャンデリア
踊りつかれたように
くるり、と回って倒れた
白いドレスは染まって
赤い薔薇を咲かすように
「綺麗だ」と手を差し出す
王子はにやりと笑う
光はいらない
ナイフを握るこの手さえあれば
また今日も始まる
瞬間美が舞う王子の夜遊び
時計台 告げた時刻は
2つ鳴り響き静かになる
1秒も違えはしない
定刻通りに手をかざした
宙を舞って、円を描いて、
共にワルツを踊ろうか
誘い連れ込んだ場所は
もう何人目の墓だろう
金糸が揺らぐその奥
のぞいた涼しい両目は
ただただ無垢な笑顔で
「バイバイ」と冷たく言った
これで構わない
他に楽しいことも見つからない
ナイフを振りかざす
本当の理由が他にあっても
王子は言った
「別に何とも思わない」
笑う口元、ひらりと靡いた金色
隠していた悲しい目は
今夜もまた笑うのだろう
光はいらない
ナイフを握るこの手さえあれば
これで構わない
愛情なんてとっくに忘れた
また今日もはじまる
瞬間美が舞う王子の宴
隠した両目に
涙を浮かべて王子は笑う
今宵も──。
コメント
- 今聴いたけど身体が震えるほどの怖さだった・・・・・・・・・ -- 名無しさん (2016-07-16 10:37:44)
最終更新:2016年07月16日 10:37