免罪符


曲紹介


歌詞

(動画より書き起こし)

道端に咲いた花の、
色を忘れてしまった。
そんな記憶すら捻じ曲げて、
縺れてゆくのです。

名前の付かない花の、
色を覚えているのです。
今すぐ忘れるようにと、
ナイフを入れたのです。

ノイローゼを起こした音に、
ノイズが混じり音を塞いだ。
未だ逃げ出せずに囚われていた、
あなたの所為で。

憂き身を窶す咎人も、
カセットの中のエゴイズムも、
迸る潮に流された、
全て夢の様でした。


漏れ出した黒い液が、
まだ身体に染み付いている。
反芻を繰り返し、
掌でこ途切れていた。

吐き出した光る液の、
味を忘れられずにいる。
剥がれ落ちた仮面の向こうは、
黒塗りだったのか?

彼方の産声が響いて、 双極的に踊り狂い、
いつか見える夜を信じていた、 帰り道にヒグラシが鳴いて、
幾度も揺り籠を揺らし続ける、 不死のイデアを生み出し続けていた、
あなたの性で。 あなたの性で。

篝火の中の絵本も、
虹の掛かった曇りの空も、
濡れたままの指を翳した、
全て夢の様でした。

ただ歌っていた、
意味も理解らずに、
答えを求めた、
辿り着く場所で。

叫び続けていた、
嘆き続けていた、
祈り続けていた、
朽ち果てるまでに。

この歌の意味は?
この歌の意図は?
この歌の意志は?
この歌の意趣は?

愚か者の意識は、
慰む金色の花。


支配されていた人々は、
現世の光に呑まれてゆく、
契を交わしたかの愚か者が、
現実をみる。

此処に残された手紙も、
君という名の一番星も、
私の一部なるあなたも、
全て█の様でした。

ノイローゼを起こした音は?
ノイズが混じりやがて消えてゆく!
終止符を打てずに聞こえた音は、
夢の様だった。

四芒星に込めた歌が、
符号に寄せた支配者(わたし)の声が、
彼は誰の空に響いてゆく、
全て夢の様でした。
全て夢の様でした。
全て夢の様でした。
全て夢の様でした。


未だに顕にならない詩、
妙にずれた線と点が視える。
間違いだらけの咎人が、
免罪を望んでいた。

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最終更新:2023年10月05日 21:55
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