ダグのヒミツ

  • 関係者(ダグ、マーガレット、ブロッサム、商人)

ブロッサム「ちょっといいかい、フレイ。」
フレイ「はい。」
ブロッサム「最近、夜遅くに外でダグを見たりしてないかい?」
いえ……・そう言えば……
▼いえ……
ブロッサム「そうかい……。」
▼そう言えば……
ブロッサム「やっぱり……。」

主人公「どうかしたんですか?」
ブロッサム「あの子、ここ最近、夜になるとどっか出かけちまうんだ。」
ブロッサム「それも、コッソリとね、」
ブロッサム「……いったいどこでなにしてんだか。」

 ブロッサム「まったく……。」
 ブロッサム「夜な夜などこをほっつき歩いてんだか。」


 ダグ「え、オレが夜遊んでるっテ?」
 ダグ「そ、そんなことねぇヨ。」
 ダグ「ばあさんの、か、勘違いだロ。」
 主人公(……あやしい。)
 主人公(夜、雑貨店の前で見張ってみよう。)

  • 同日19時以降 まごころ雑貨店前
主人公「あ、ダグ。」
ダグ「お、おウ。」
主人公「どこか行くの?」
ダグ「ちょ、ちょっとナ。」
主人公(あやしい……。)
主人公(こっそりついて行ってみよう。)

▼追跡に失敗した場合
ダグ「な、なんだよおめェ!」
主人公「どこに行くの?」
ダグ「い、今から帰るんだヨ!」
ダグ「ついてくんナ!」
ダグ(く……今日はやめてまた明日にするカ。)
主人公(あ……、こっそりついて行くつもりが……。)
主人公(また明日にした方がいいかな……。)

 ダグ(く……今日はやめてまた明日にしよウ。)

主人公(あれ……?)
主人公(ダグは?)
マーガレット「なにしてるの?」
主人公「あ、メグ。」
主人公「ダグ、見なかった?」
マーガレット「ううん、見てないよ。」
主人公「そっか……。」
マーガレット「あ、そうだレストくん(フレイさん)。この話聞いた?」
主人公「え?」
マーガレット「最近、人をだまして物を売ってる人がいるんだって。」
バドさん?・ひどい話だね
▼バドさん?
マーガレット「……否定できない。」
マーガレット「でも、そうじゃなくてもっとこう、悪意を持ってる人がいるみたい。」

▼ひどい話だね
マーガレット「本当にね。」

主人公「何を売ってる人なの?」
マーガレット「えーと、確か『スッポンゲンキZ』って聞いたよ。」
主人公「…………なにそれ。」
マーガレット「よくわかんないけど、スッゴク元気が出る薬の名前。」
マーガレット「大人気なんだけど、そのニセモノを売ってるらしいよ。」
マーガレット「だから、主人公さんも気をつけてね。」
主人公「うん、わかった。」
主人公(とりあえずダグの事は、明日また調べてみよう。)

マーガレット「そんな悪い人がいるなんて許せないよね。」
マーガレット「あ、そうだ、フォルテにも伝えておかないと。」

二日目

  • 19時以降 まごころ雑貨店前

主人公(そろそろダグが来る時間だ。)
主人公(隠れてあとをつけよう。)

主人公(どこに行くつもりだろう。)

主人公(ここから様子を見よう。)

主人公(なに話してるんだろう……。)

主人公(こっちに来る!!!)
主人公(どうしよう!!)
主人公(神様!!)

ダグ「例のブツ、頼んだゼ。」
ナゾの男「へへ、ワタシに任せるアルヨ。」
ナゾの男「これあればどんなヤツも一発ネ。」
ナゾの男「そっちもちゃんとお金を用意するアルヨ。」
ダグ「わかってるっテ。」
ダグ「じゃあ、明日も同じ時間にこの場所でナ。」
ナゾの男「あいヨ。」
ダグが立ち去る
主人公(なんの話だろう……。)
主人公(ダグは、あの人から何かを買うのかな……?)
ナゾの男「ヘッ!ちょろいカモだネ。」
ナゾの男「明日、お金をチョーダイしたら、バレないうちに サッサとずらかるヨ!」
主人公「あ、あの人……!」
主人公「もしかしたらメグの言ってた悪い商売人……!?」
主人公「……今すぐ捕まえた方がいいかな……。」
主人公「でも、証拠が無いとごまかされて終わりだ……。」
主人公「…………。」
主人公「よし、明日もダグのあとをつけよう。現場をおさえて、 ダグも助けるんだ!!」

 ダグ「な、なんだヨ……。」
 主人公「い、いや……。」
 主人公(今は余計な事は言わないでおこう。)
 主人公(明日、ダグのあとをつけて現場をおさえ、ダグを助けるんだ!)

三日目

  • 19時以降 まごころ雑貨店前
主人公(そろそろダグが来る時間だ。)
主人公(隠れてあとをつけよう。)

主人公「……さあ、行くよ。」

▼追跡に失敗した場合
ダグ「あっ、べ、べつにどこか行くつもりじゃないゾ。」
ダグ「い、今帰るつもりだったんダ。」
ダグ「じゃ、じゃあナ。」
主人公(あ、バレちゃった……。)
主人公(また明日、あとをつけてみよう。)

ダグ「な、なんだヨ。べ、別にオレはなんにもしてねーゾ。」

ナゾの男「なにアルカ?]

▼成功時
ダグ「誰にも見つかってないカ?」
ナゾの男「心配ないアル。」
ダグ「お前の喋り方だと、心配ないのか、あるのかよくわかんねーナ……。」
ダグ「まあいいや、例のブツは用意してきたナ?」
ナゾの男「それこそ心配無用ネ。」
ナゾの男「ビジネスは信頼が大事。」
ナゾの男「ちゃんとわかってるヨ。」
ナゾの男「そっちこそ用意できてるネ?」
ダグ「あア。」
ナゾの男「じゃあ、ブツを渡すネ。」
ナゾの男「確認するヨロシ。」
ダグ「あア。どれどレ……。」
ダグ「うん、ちゃんと『スッポンゲンキZ』って書いてあるナ。」
ナゾの男「さー、早くお金ちょうだいネ。」
主人公(『スッポンゲンキZ』だって……!?)
主人公(やっぱりマーガレットの言ってた商売人だ!)
主人公(よし、行くぞ!)
主人公「そこまでだ!!!!」
ダグ「レスト(フレイ)!」
ダグ「どどどどうしてオマエがここニ!!」
主人公「ダグ! その『スッポンゲンキZ』はニセモノだよ!」
ダグ「エッ……?」
ナゾの男「なっ!?」
主人公「このあたりでニセモノを売ってる人がいるって話を聞いたんだ。」
主人公「それにこの人、この前ダグの事を『ちょろいカモだ』って言ってた!」
ナゾの男「なななっ!?(なぜそれをっ!?)」
ナゾの男「い、いい、言いがかりアル!!(まずいアル!!)」
主人公「ウソだっ!! 僕(私)は聞いてたよ!!」
ナゾの男「むうううう……!」
主人公「お客さん!! こんな変な人ほっといて早くお金渡すヨロシ!」
ナゾの男「だいたいその薬がニセモノだという証拠もないアル!」
主人公「くっ……しまった……。薬の名前だけじゃ、確かにわからない……!」
主人公「ダグ……!」
ナゾの男「どーするの!? その薬、欲しかったんデショ!?」
ナゾの男「そこの変人信じるの!?それともワタシを信じるの!?」
ダグ「はア? レスト(フレイ)を信じるに決まってるだロ。」
ナゾの男「エエーーーーー!!!!」
主人公「ダグ……。」
ダグ「おい、商人ヨ。一度この薬を調べさせてもらっていいカ?」
ダグ「それで本物だとわかったら、いくらでも謝ってやツ。」
ダグ「ついでに詫びの金だって、いくらでも払ってやるヨ。」
ダグ「それでいいだロ?それとも何か不都合でもあるのカ?」
ナゾの男「~~~~~~~~~~!!!!」
ナゾの男「……負けたアル。」
ダグ「……ニセモノだと認めるんだナ。」
ナゾの男「……アア。どこにでも突き出すヨロシ……。」
ダグ「……そうさせてもらウ。」

フォルテ「後はお任せ下さい。」
フォルテ「ご協力、感謝します。」
フォルテ「ほら、行くぞ。」
ナゾの男「わかったアル……。」
ダグ「レスト(フレイ)。助かったゼ。」
ダグ「ありがとナ。」
主人公「ううん、ダグが無事でよかったよ。」
主人公「それに、僕(私)を信じてくれて良かった。」
主人公「あっ、当たり前だろそんなノ!」
主人公「ねえ、どうしてあんな薬を買おうとしてたの?」
ダグ「うッ……。」
元気になりたかったの? ・ 誰かを元気にしたかったの?

▼元気になりたかったの?
ダグ「オレのためじゃねーヨ。」

▼誰かを元気にしたかったの?
ダグ「…………そうだヨ。」

ダグ「オレは、ばあさんに元気になって 欲しかったんダ。」
主人公「ブロッサムさんに……。」
ダグ「ばあさん、ずっと調子悪そうにしてるしサ……。」
ダグ「元気になれるってウワサの薬を持ってるヤツがいたから
交渉してたんダ。」
主人公「そうだったんだ……。」
ダグ「……まあ、ニセモノだったけどナ。」
主人公「だったら、どうしてあんなにコソコソしてたの?」
主人公「言ってくれれば協力できるかもしれなかったのに。」
ダグ「…………ばあさんに 心配かけたくなかったんダ。」
ダグ「あの薬、ちょっと高くてナ。」
ダグ「そんなの買ってるところがバレたら ばあさんに怒られちまウ。」
ダグ「誰かに見られても同じダ。 ばあさんの耳に入っちまうかもしれなイ。」
ダグ「だから、隠れて買ってたんダ。」
ダグ「手に入ったら『ゆずってもらった』って 言えばいいしナ。」
ダグ「まー、今回は失敗したけどナ。 ハハハ……。」
主人公「ダグ……。」
ダグ「ま、きっと他にも良い薬はあるだロ。そいつを探してみるサ。」
ダグ「今日は迷惑かけちまったナ。」
ダグ「改めてありがとよ、レスト(フレイ)。」
主人公「ううん。」
ダグ「じゃっ、オレそろそろ行くワ。」
主人公「うん。」
ダグ「またナ。」

主人公「ブロッサムさんはダグを心配してたんだよね……。」
主人公「……今回は、私からフォローを 入れてあげた方がいいかな。」
主人公「ブロッサムさんの所へ行こう。」

 ダグ「今日はありがとうな、レスト(フレイ)。」


主人公「ブロッサムさん、あの、ダグの事なんですけど……。」
ブロッサム「おや、何かわかったのかい?」
主人公「えっと、その、怒らないで聞いてもらえますか?」
ブロッサム「内容によるねえ。」
主人公「…………う、う~ん。」
ブロッサム「後ろめたいことなのかい?」
主人公「いえ、そうでも……ないような。」
ブロッサム「なら話しな。 多少のことなら多めに見ようじゃないか。」
主人公「……わ、わかりました。」
主人公「実は――」

ブロッサム「なるほどねえ……。 だからダグは夜遅くに出て行ってたのかい。」
主人公「あの、怒らないであげてください。」
主人公「ダグは、ブロッサムさんに 良くなってほしい一心で……。」
ブロッサム「それはダメだね。」
主人公「ブロッサムさん……!」
ブロッサム「あの子は私の大切なものを 危ない目に合わせたんだ。」
ブロッサム「ダグと言う、私の宝をね。」
主人公「思えば、ずっとそうだったね。」
ブロッサム「キラキラの時も あの子は自ら危険に向かっていった。」
ブロッサム「レスト(フレイ)がこの町に来る前も、 何度もこういう事があったんだよ。」
主人公「え……?」
ブロッサム「何度も何度も私のために体を張ってね……。」
ブロッサム「ケガをして帰ってくることも しょっちゅうさ。」
ブロッサム「……本当に、バカな子だよ。」
主人公「ブロッサムさん……。」
ブロッサム「まあでも、今回は特別に 不問としてあげようじゃないか。」
ブロッサム「助けてくれたレスト(フレイ)に申し訳がたたないからね。」
主人公「……はい、ありがとうございます。」
ブロッサム「……ふん、まったく。」
ブロッサム「こんないい子に心配されたあげく、助けてもらって……。」
ブロッサム「ダグに必要なのは私じゃなくてレスト(フレイ)だね。」
主人公「えっ……?」
ブロッサム「ふふん、なんでもないよ。」
ブロッサム「さあ、レスト(フレイ)、これを持っておいき。」
ブロッサム「たいしたもんじゃないけど、私の宝を守ってくれたお礼だよ。」
ブロッサム「あんな子だけど、これからも仲良くしておくれ。」
主人公「……はい。」

 ブロッサム「どうせまたどこかの屋根によじ登ったり、危ない事をするんだろうさ。」
 ブロッサム「その時は、誰のためだろうねえ。」

 ダグ「『スッポンゲンキZ』はそもそも、ただの疲労回復の薬だったみたいダ……。」
 ダグ「もっとよく調べないと ダメだったナ……。」

 フォルテ「ご協力感謝します。」
 フォルテ「おかげさまで被害の拡大を食い止める事が出来ました。」

 マーガレット「悪い人、捕まえたんだってね。」
 マーガレット「大活躍だったね。お疲れ様。」
 マーガレット「ところで大丈夫?ケガはしなかった?」

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最終更新:2018年05月21日 19:24
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