ポコリーヌへの恩返し


イベント関係者(ディラス、マーガレット、アーサー、ポコリーヌ)


ポコリーヌ「むはぁ……。」
主人公「どうしたんですか?」
ポコリーヌ「聞いて下サイ、フレイさん。」
ポコリーヌ「実は、メグがワタシに隠し事をしているようなのデス。」
ポコリーヌ「メグだけではありマセン。ディラス君にアーサー君も……。」
ポコリーヌ「なぜワタシには話してくれないのデショウ……。」
ポコリーヌ「ワタシ……嫌われたのデスかね……。」
何かワケがあるんじゃ……・それはひどい!・そうですね
▼何かワケがあるんじゃ……
ポコリーヌ「そうなのデショウか……。」
ポコリーヌ「いいんデス。きっとそういうお年頃なのデス……。」
▼それはひどい!
ポコリーヌ「いいんデス。きっとそういうお年頃なのデス……。」
▼そうですね
ポコリーヌ「ガーン!!!!」
ポコリーヌ「いいんデス。きっとそういうお年頃なのデス……。」

 ポコリーヌ「少し寂しいデス……。」
 ポコリーヌ「……ひっぐ。」

主人公「ねぇ、マーガレット。」
マーガレット「ん?」
主人公「ポコリーヌさんが悲しんでたよ。」
主人公「『メグが隠し事をしてる』って……。」
マーガレット「へ?」
マーガレット「あ……ああ……。いや、なんていうか……。」

マーガレット「うん、フレイさんになら話してもいいか。」
マーガレット「実はね、みんなでポコさんに日頃のお礼をしようと思ってるんだ。」
主人公「お礼?」
マーガレット「そう。ディラスと、アーサーさんも一緒にね。」
マーガレット「ほら、私達いつもお世話になってるでしょ?」
マーガレット「だから、お礼がしたいねって話になって。」
マーガレット「それで、気付かれないようにしてるつもりだったんだけど……。」
マーガレット「逆効果だったかあ……。」
マーガレット「せめてあと少しだけ、時間がかせげればいいんだけど……。」

マーガレット「そうだ!」
主人公「?」
マーガレット「あのさ、フレイさん。」
マーガレット「今日一日だけ、ポコさんの目をそらせておいてくれないかな?」
主人公「えっ、どうやって?」
マーガレット「例えば……デートに誘うとか?」
主人公「デート!?」
マーガレット「ほら、ポコさんってばフレイさん大好きだし……。」
マーガレット「ねっ! お願い!私に出来るお礼なら何でもするから!」
主人公「わ、わかった……。」

 マーガレット「ポコさんを引き付けておいて。私、その間に準備を済ましちゃうから。」
 マーガレット「多分、デートって言ったらよろこんじゃうよ♪」

 ディラス「後はアレとコレと……。確かアレも好きだったな。」

 アーサー「あと私が用意するものは……と。」

主人公「あ、あのー……。ポコリーヌさん?」
ポコリーヌ「なんデショウ……。」
で、デート……とか・どこか気晴らしに行きません?
▼で、デート……とか
ポコリーヌ「デート!?」
ポコリーヌ「フレイさんが!?」
ポコリーヌ「デートのお誘いをワタシに!?」
主人公「え、ええ……私で良ければ……。」
ポコリーヌ「行きますシャキーン!」
主人公「じゃ、じゃあどこへ行きたいですか?」
ポコリーヌ「ひとけのないしずかなもりに……。ヨクミール森とか……もじもじ。」
主人公「……ヨクミール森ですね?それじゃあ行きましょう。」
▼どこか気晴らしに行きません?
ポコリーヌ「つまりデートのお誘いデスか?」
主人公「ま、まあ……そういう事になるようなならないような……。」
ポコリーヌ「行きますシャキーン!」
主人公「じゃ、じゃあどこへ行きたいですか?」
ポコリーヌ「ひとけのないしずかなもりに……。ヨクミール森とか……もじもじ。」
主人公「……ヨクミール森ですね?それじゃあ行きましょう。」

 ポコリーヌ「ヨクミール森でフレイさんとデート……キラキラ。」

 マーガレット「ちょ、ちょっとフレイさん!ポコさんを連れて来ないで!」
 ポコリーヌ「ガーン!!!!」

ヨクミール森

ポコリーヌ「はぁ……ここは静かで落ち着きマスね。」
主人公「そうですね。」

ポコリーヌ「この自然を見ると、エルフの国を思い出しマス。」
主人公「エルフの国?」
ポコリーヌ「ええ。何度か行った事がありマシテ。」
ポコリーヌ「ヴィヴィアージュ家は昔からエルフと仲がいいデスからね。」
主人公「へえ~。」

ポコリーヌ「メグと初めて会ったのも、エルフの国デシタ。」
ポコリーヌ「エルフの国で開かれた交流会で出会ったのデス。」
主人公「交流会ですか。」
ポコリーヌ「ええ。」
ポコリーヌ「そこには、ステキな音楽をひろうするメグの姿がありマシタ。」
ポコリーヌ「聞けば、メグはエルフの国を出て、広い世界を見てみたいと言うのデス。」
ポコリーヌ「そこでワタシは、自分の食堂にメグをスカウトしようと思いマシタ。」

ポコリーヌ「ですが、それはあきらめマシタ。」
主人公「どうしてですか?」

ポコリーヌ「ちょうどそこに、高名な音楽家がいたのデス。」
ポコリーヌ「その音楽家もメグにひとめぼれしマシタ。同じようにスカウトしたいと言いマス。」
ポコリーヌ「ワタシはメグを、とってもとってもスカウトしたかったのデスが……。」
ポコリーヌ「……その話は、音楽家にゆずりマシタ。」
ポコリーヌ「音楽の事を知らないワタシがメグに与えられるものなどない。」
ポコリーヌ「だから当時、その話をゆずる事がメグにとって幸せだと思ったのデス。」

主人公「あれ……でも、マーガレットは今……。」
ポコリーヌ「そうデスね、今はワタシの元にいマス。まあ、その後ちょっと色々あって。」

ポコリーヌ「こんな事を言っては、笑われてしまうかもしれマセンが……。」

ポコリーヌ「ワタシはメグを実の娘のように思ってマス。」
ポコリーヌ「ディラス君もアーサー君も、今ではワタシの大切な家族デス。」
ポコリーヌ「彼らに出会えた事はワタシの人生史上、最高の出来事デス。」
ポコリーヌ「もちろん、フレイさんと出会えた事もデス。」
主人公「ポコリーヌさん……。」

ポコリーヌ「というワケで、今すぐワタシと本当の家族になりマショウ!」
ごめんなさい・ごめんなさい・ごめんなさい・ごめんなさい
▼ごめんなさい
ポコリーヌ「ガーン!!!!」
ポコリーヌ「まあ、そんな事はともかく、ワタシ、もうちょっとここにいマス。」
ポコリーヌ「たまには一人でゆっくりするのもいいデショウ。」
ポコリーヌ「フレイさん、話を聞いてくれてありがとう。」

 ポコリーヌ「ハートブレイク。ミスター・ハートブレイク……。」
 ポコリーヌ「ロンリー。」
 ポコリーヌ「そんなワタシは、ポコリーヌ・トゥレ・ヴィヴィアージュ。」

 マーガレット「あれ? ポコさんは?」
 主人公「うん、しばらく町の外にいるって。」
 マーガレット「そっか。それじゃあ今のうちに準備しちゃおう。」
 マーガレット「ありがとう、フレイさん!」

翌日


 アーサー「ポコリーヌさん……、無事だろうか……。」

 ディラス「くそ、どこ行ったんだポコリーヌさん。早く帰ってきてくれよ……。」

マーガレット「ねぇフレイさん!ポコさんみてない!?」
主人公「えっ!?」
マーガレット「ポコさん、まだ帰ってきてないの!!」
マーガレット「どうしよう、私、私……。」
マーガレット「もしポコさんに何かあったら……!ポコさんが帰ってこなかったら……!」
主人公「お、落ち着いて、マーガレット。」
主人公「私、ポコリーヌさんと一緒に森に行ったんだ。」
主人公「もしかしたら、まだそこにいるかも知れない。」
マーガレット「本当に!?」
主人公「うん、一緒に行こう。」
マーガレット「うん!」

 マーガレット「ポコさん……ポコさん……!」

  • ヨクミール森
マーガレット「ポコさん!!」

ポコリーヌ「ぐ・みゃ、ぎゃぉんっ!?」
マーガレット「ポコさんのバカッ!なんでこんな所で寝てるの!?」
ポコリーヌ「メ、メグ!?どうしてここに!?」
ポコリーヌ「アレ、今何時?」

ディラス「こんな所にいたのか、ポコリーヌさん……。」
アーサー「探しましたよ。」

ポコリーヌ「ディラス君に、アーサー君まで……。」
ポコリーヌ「一体どうしてここに?」
ポコリーヌ「みんな、ワタシの事がキライになったのでは?」
マーガレット「そんなわけないじゃん……。」
ディラス「悪かったよ、ポコリーヌさん。変な態度をとっちまって……。」
アーサー「ディラス君は演技がヘタですからね。」
ディラス「そういうお前はどうなんだよ……。」
ポコリーヌ「これは……一体どういう事デスか?」
マーガレット「ポコさん。私達ね、ポコさんにお礼がしたかったの。」
ポコリーヌ「……お……お礼?」
マーガレット「はい、これ。作ったんだよ。」
ポコリーヌ「これは、手編みのニット?」
マーガレット「ポコさんに合うように、がんばって作ったんだから!」
アーサー「私からはこれを……。」
ポコリーヌ「これは?」
アーサー「交易で手に入れた健康器具です。」
アーサー「体にくっつけるだけでブルブル震えて、運動になりますよ。」
ポコリーヌ「なんと……!」
ディラス「お、俺は……料理を作ったんだ。レストランに用意がある。」
ディラス「ポコリーヌさんほどウマくは作れてないかもしれないけどな……。」
ディラス「だから……早く帰ろうぜ、ポコリーヌさん。」
アーサー「ええ、そうですよ。料理が冷めてしまいます。」
マーガレット「そうだよ、ね?お家にさ、帰ろう?」
ポコリーヌ「お家……。」
ポコリーヌ「ぶおおおおおおおお!」
ポコリーヌ「ワタシは嫌われていないのデスね!みんなと一緒にいてもいいのデスね?」
マーガレット「もう、当たり前じゃない。やめてよね……。」
マーガレット「なんか……泣いちゃうじゃんか……。」
ポコリーヌ「ぶおおおおおおおお!ワタシは泣きマスーーーー!」
ポコリーヌ「好きデス!みんな大好きデスーーーー!!」

  • 食堂前
マーガレット「フレイさん、色々ありがとう。」
マーガレット「あと、迷惑かけてごめんなさい。」
マーガレット「ほら、ポコさんもあやまりなさい。」
ポコリーヌ「ごめんなさい。」
ディラス(どっちが保護者だ……?)
マーガレット「これ、お礼の気持ち。受け取って。」
アーサー「なら私からも。」
ディラス「……なら俺も。ちょっと、作りすぎたからな。」
ポコリーヌ「ワタシもワタシも。ドーゾドーゾ。」
ポコリーヌ「あ、フレイさん、良かったら一緒に食事、どうデスか?」
主人公「う~ん……せっかくですけど、今日はエンリョしておきます。」
主人公「なんだかみんな、楽しそうなので。」
ポコリーヌ「おおう、気をつかわせてしまいマシタ。」
ポコリーヌ「では今度、二人っきりで食事をしマショウ。」
はい・それこそエンリョします
▼はい
ポコリーヌ「ガーン!!!」
ポコリーヌ「エ? 聞き間違い?」
ディラス「ほら、早く行くぞポコリーヌさん。」
マーガレット「これ以上フレイさんを困らせたらダメだよ。」
アーサー「そうですよ。」
ポコリーヌ「おおう、アイラビューマイハニー!またライシュー!」

 ディラス「ポコリーヌさんがうまいと言ってくれている……!」

 アーサー「たまには騒がしいのもいいですね。」

 マーガレット「ポコさん!こんな所で食べないでー!」
 マーガレット「ちゃんとテーブルに運ぼうよ!」

 ポコリーヌ「おおーう、おいしいデース!おいしいデース!!」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2018年07月02日 13:07
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。