元のCGです。 | ||
CMYKのシアン・チャンネル |
Labのaチャンネル |
既存のCGを、色のチャンネルごとに分解します。色のチャンネルには「RGB」「CMYK」「HSL」「Lab」など様々な種類があり、どの種類で分解するのがベストなのか、正直言ってケースバイケースです。画像の精度を良くしたい場合は、全部の色分解を試してください。 |
色分解した画像から、抜き出したい色に一番近い画像を選びます。 画像選択のポイントは ● 「抜き出したい色」と「その他の色」が、できるだけ明確に分かれているもの ● 「抜き出したい色」と「その他の色」が明確に分かれていれば、必ずしも白黒でなくても(グレーがかっていても)、どちらの色が濃くどちらの色が薄くても、構わない ● 後で手作業で細かいゴミを取れるので、多少のゴミは気にしなくて良い (元の画像に誤って上書きしないよう)選んだ画像は作業用窓にコピーし、グレイスケール化します。 | ||
選んだ画像の「抜き出したい色」と「その他の色」の、およその濃度を覚えておきます。 | ||
PaintShop Pro 7 |
Photoshop |
選んだ画像の濃度を、トーンカーブで(プレビューを見ながら)調整します。「抜き出したい色」の濃度を出力0(黒)に、「その他の色」を出力255(白)にすると見やすいはずです。先ほど覚えておいた濃度の前後で、入力値を1ずつ調整して、手作業でゴミ取りできるレベルの濃度にします。調整のポイントは ● 手作業でゴミ取りできるようであれば、ゴミは残っていて構わない ● 手作業でゴミ取りできると思うギリギリの数値に調整する |
手作業で地道にゴミを取ります。 | ||
全ての色でゴミ取りまで終わったら、画像をカラー化してマスクを作り、彩色します。 | ||
2色以上の画像を合成する場合は、レイヤー機能を使って重ね合わせます。 | ||
Before |
After |
元の画像と色を抜き出した画像を並べてみました。 |
マスクで透過しているので、色の変更やグラデーションなども自由自在です。 |