サラ・パイ×アイリーン

パイ+サラ×アイリーン :2008/07/23(水) 10:17:50 ID:WBaeWaXV 


「遠慮なくやらせてもらうわよ」
「オーケー こっちも手加減しないわ」


練習用の道場のリングの上で対峙しているのは二人の若い女性だった。
一人は言わずと知れたアクションスターのパイ・チェン。
長い黒髪を結い上げ小柄ながらもしなやかな女性らしさの溢れた体つきをしている。
着ているものから中国出身だということが分かる。
もう一人はサラ・ブライアント。
大富豪の令嬢で、彼女もまた有名人だった。サラはパイとは対照的に長身ですらりとしたダンサーのような体つきだ。


対照的だが甲乙つけがたい二人の美女が髪を振り乱しながら仕合っている。
そのさまはスパーキングというよりちょっとした見せ物のように見える。


「サラ、どう?マーシャルアーツに転向してからは。」
パイははぁはぁと肩で息をする。額には汗が輝いている。
サラは二枚スポーツタオルを取るとパイに一枚を渡した。
「いい感じよ。私は足技を好むクセがあるから、拳功道より動きやすいの」
二人はそんな他愛ない話をしながら笑い合った。
「ねぇ、せっかくカロリー消費したんだし、ちょっとくらいいいよね?」
「…そうね…たまにはいいわよね」


そのとき、
「あのぅ!!」
二人を背後から誰かが呼び止めた。
二人は話を中断しくるりと振り返る。



リングの外のフェンスに捕まって目を輝かせている少女…今回が初参加のアイリーンだ
「私パイさんの大ファンなんです!!パイさんに近づきたくって…!あの…それで…」
少女はしどろもどろな口調で、しかも緊張と嬉しさのあまり目を潤ませている。
「さすが人気女優ね♪」
サラはちゃかすように口笛を吹いた。
「もうサラったら…」
パイはサラを横目で見るとため息をついた


女優であるパイにとってこんなことは珍しくもない。
だが、ここまで来たのはアイリーンが初めてだ。
パイに憧れてこの「世界格闘トーナメント」まで追いかけてくるなんて、生半可な努力と功夫ではとても無理だ。


「パイさんっ!私…本当にパイさんが大好きで…映画も全部見てて…」
もうほとんど半泣きだ。ぐしゅぐしゅと鼻をすすりながら精一杯話そうとしている。
きっとそうとう勇気を振り絞って声をかけてきたのだろう。


実はこれから二人は、お気に入りのケーキバイキングに行く予定だったのだ。
バイキングは7~9時まで。
今はもう6時半だ。


「あの…今急いでるから良ければ明日私の携帯にかけてくれるかな?」
パイは携帯電話の番号のかかれた名刺をアイリーンに渡そうとする。だがサラにそれを制止された。
「いいじゃない。一本スパーキングに付き合ってあげたら?ね?」
サラは意味ありげなウインクを飛ばす。
『こんな小さな女の子との勝負ならすぐカタがつくでしょう』という意味のウインクだ。
「うーん、そうね…一本付き合ってあげる。」
「えっ!?いいんですか!?」
アイリーンはぱっと顔を輝かせた。



今度はリング上にパイとアイリーンが向き合っている。
「いくわよ!」
パイは気合いのかけ声をあげる。
「ハイッ!!」

「あ…。」
パイは一瞬ハッとする。
構えた途端に、彼女の雰囲気がサッと変わったのだ。
さっきまではびくびくしていただけのごく普通のちょっとミーハーな女の子といった感じだったのに、
構えた途端、“武道家”としての顔に変わったのだ。
(うーん、この子結構できるかも)



………………………………




時計の針はすでに6時45分を指している
スパーキングを初めてから15分、パイとアイリーンは休むこともなく仕合っているのである。
「はぁはぁ…あなた…やるわね!」
「パイさんも!映画よりずっと迫力ある!!」
アイリーンはその小柄さを生かした素早さとストライクゾーンの小ささから、なかなかこれぞ!といった一撃が入らないのだ。
パイも押され気味だ。
それに、そろそろスタミナも切れ始めてきている。
パイはさっきまでサラと本気で戦っていたのだから当然だろう。


パイの放ったパンチに一瞬、アイリーンにスキができる。
「もらった!」
そのスキをついて強烈な烈脚をお見舞いする。
「きゃ!」
アイリーンはよろけてリングの外に尻餅をつく。



「勝負あったわね。今回の勝負はパイの勝ちよ」
ずっとその様子を見ていたサラはパンパンと手を叩いた。
「はぁあ~っ、もうダメ…!」
パイも疲れのあまりへなへなとリングの上に座り込む。
「あらあら。もう今日は無理みたいね」
「アッ!」
パイはパっと時計を見た。



6時45分過ぎ―…



「あああ~」
これでは車を飛ばしても7時を過ぎるだろう。



「ごめんなさい…私のせいで…」
アイリーンはおろおろしながら二人を見る。また泣きそうな表情だ。
「うーん、いいのよ別に」
パイは苦笑いで答えた。内心ではケーキに未練たらたらだ。
「おわびにお風呂で私たちの背中流してくれたら許してあげるわ」
とサラ。
「そんなことでよければいくらでも!!」
アイリーンはホッとして笑顔で顔をほころばせた。





道場には女性専用のシャワー室がついている。日本の銭湯とまではいかないが、普通の風呂より少し大きめの風呂場もある。



「もう顔も背中も汗だくで気持ち悪くて」
サラは服を脱ぎながらぼやいた。
「やだー見て谷間にこんなに汗かいてる」
パイはブラジャー一枚になるとその豊かなバストの間を見て言った。
「汗疹が出来ちゃうわよねー」
サラはてきぱきと服も下着も全部脱ぐとバスタオルを体にくるむ。
「やんなっちゃうわね」
パイも最後の一枚、ブラジャーを外すとバスタオルにくるまる。


「ん?アイリーンどしたの?」
とサラ。
アイリーンは脱衣室の隅っこのほうでチャイナ服のボタンを外したりかけなおしたりしながらモジモジしていた。
「着替えるの遅いわねー」
「すみませぇん…」
「私たちは先に行ってるわね」



キャッキャッと談笑しながら浴室に消えていく二人を後ろから見ながら、アイリーンは大きくため息をついた。
二人の大人のトークについてゆけずにいたのだ。
(私は胸の間に汗なんかかかないよ…)
アイリーンは自分の胸元を見下ろす。
年相応といえば年相応なやや小ぶりなバストだ。もちろん谷間なんかできるほどはない。

その他にも二人は運動するときはこんな下着がいいとか、いやノーブラの方がいいだとか、試合の日に生理がかぶったら嫌だね…
とか、アイリーンにはついてゆけない会話を繰り広げていたのだ。
正直言って逃げたくなってきたが、そんなことしたらどんな目に遭うかわからないと、しぶしぶと服を脱いだ。




「失礼します」
アイリーンはそろりと湯気の立ちこめる浴室に入った。
「おそーい!」
パイとサラは 全裸 で髪を洗い終えたところだった。
二人とも長い髪をアップにしてうなじまであらわになっている。
「きゃあっ!!」
アイリーンは思わずサッと目を隠した。
「何で目を隠すの?」とパイ。
「恥ずかしがらなくていいのよ、女同士なんだから」とサラ。
「でも…」
アイリーンだって故郷では素っ裸で女友達と水浴びしたりしていたが、そんな田舎の小娘の裸とはわけが違う。
芸能人のパイと大富豪の令嬢…それもとびきりの美女二人の裸体なんて眼福どころか申し訳なくて見てられない。
二人とも並みのヌードモデルやセクシーアイドル以上の体だ。
大きくて形よく整ったバスト、きゅっとくびれたウェスト、丸く整ったヒップ。
日頃から運動しているからこそキープできる体型なのだろうが、それにしてもエロすぎる。
スラリと伸びた脚が並んでいる光景も、見ただけでクラクラするほどだ。


「ううう…」
アイリーンは頭をかかえるとへなへなとその場に倒れかける。
「アイリーン!大丈夫!?」
パイとサラ、二人にがしっと抱き抱えられる。
「すみません…めまいが…」
(ん?なんか柔らかいのが当たるぞ)
アイリーンは二人の胸と胸の間に挟まれるように抱かれていたのだ。
すべすべとして柔らかい乳房がほっぺたを圧迫する。
「きゃあああ…」
アイリーンは飛び退いた。
「ダメよ!動いちゃ!」
(だめだわ…刺激が強すぎる)
「あ…」
飛び退いた瞬間に、パサリとアイリーンの体に巻かれていたバスタオルが落ちる。


「わぁああ…!」
アイリーンは半べそをかきながら床に落ちたタオルを拾う。
びしょびしょに濡れてしまったタオルで体を隠す。
その一連の動作を
「…………」


パイとサラは黙ってみていた。
そしてちらりと目を合わせる。



「アイリーン。仕方ないから私たちがあなたの体を洗ってあげる」とサラ
「特別サービスよ♪」すでにパイは手のひらいっぱいに泡を立てている。
「えええ~!?」
アイリーンはサラに抱え上げられると、チョンとバスチェアーの上に座らされた。



「シャンプーしてあげるわねっ♪」
パイはアイリーンの背後に回ると立て膝になって泡を彼女の頭に石鹸を塗りたくる。
「パイさんっ!?悪いですよ~」
アイリーンはじたばたと体を動かして逃げようとする。
しかし肩をがっしりとサラに押され込まれていて身動きがとれない。
眼前のサラはにやにやと意味ありげな笑みを浮かべている。
「サラさぁん…」
アイリーンは懇願するような声でサラを呼んだ。
なぜならがっしりと押さえ込まれたサラの体…胸がぴったりと当たっているからだ。
さっきからバストトップ…つまり乳首がアイリーンの小ぶりなバストにツンツン当たっている。
「ぅぅう…」
アイリーンはギュッと目をつぶる。
こんな映像直視できるわけない。
「心配しなくていいのよお嬢ちゃん♪サラお姉様がしっかり支えてあげるから♪」
と言うとサラはさらにぎゅうぎゅうと体(胸)を近づけてくる。
しかもアイリーンの膝を抱え込むようにして股に挟んでいる。
「だ…だめです…サラお姉様…お姉様の大切なところが…」
「私は大丈夫だから遠慮しないで」
サラは女神のように美しい笑顔を向ける。アイリーンは何も言えなくなってしまった。



「あぁん、アイリーンの頭洗ってあげてたら体が泡だらけになっちゃった☆」
背後のパイを鏡ごしに見るとちょうどバストが隠れるようにして泡で覆われている。
まるで泡の水着を着ているみたいに。
「アイリーン、とってくれる?」
パイはアイリーンをのぞきこむようにキュートな笑顔で問いかけた。
「シャワーで流せば早いのでは…」
アイリーンはとぎまきしながらもそう答えた。
「とってくれるわよネ?」
パイは更にぐぐっと顔を近づけてくる。
もうほとんどキスするのではないだろうかというくらいに。
表情は依然キュートな笑顔のままだが目がやけに威圧的だ。
「は…はい」



「お願いしまーす」
パイはぷるんっと豊満な胸を両腕に挟むようにしてつきだして来た。
厚い泡の間から深く刻まれた胸の谷間が覗いている。
人気女優のこんなあられもない姿など誰が想像できるだろうか。
アイリーンはそっとパイに手を伸ばす。



「やっぱ無理です…!私なんかがパイさんのそんなところを触っちゃダメです!」
サッと伸ばした手を引っ込める。
「じゃあ触らなければいいのよ」
パイはニコッと笑った。
「え?でもどうやって…」
「フーッと吹いてくれればいいのよ♪」
と言ってパイはアイリーンの顔にフッと息を吹きかけた。


「は…ハイッッ!!」
アイリーンはすぅーっと肺いっぱいに空気を吸い込むとその空気を思いっきり吐き出した。
「きゃあっ」
息が強すぎたのかパイの胸を覆っていた泡はぱあっと飛び散った。
「あわわ!ごめんなさい」
飛び散った泡は女優の顔やら髪やらを汚した。
「ヒドイ…」
パイの鼻の頭にちょこんと泡が乗っている。これはこれでかなり可愛らしい光景だ。
「ごめんなさい~!」


「女優の顔を汚すなんて…お仕置きが必要ね」
「そうね…」
サラとパイは目を合わせるとにやっと笑った。
二人はアイリーンを風呂場の床に押し倒すとその腕と脚をそれぞれ押さえつける。
「やッ!何するんですかぁ!!」
「お仕置きよ♪」
「今度はアイリーンを泡だらけにしてあげるの♪」
ニコニコしながら二人は答えた。心底楽しそうな顔だ。
パイはアイリーンの下半身に乗り掛かって押さえつけると、彼女の体に直接ボディソープを塗りたくる。
「いやぁぁんっ!!」
アイリーンはビクンと跳ねた。
「ただ洗うだけだってばぁ」
パイはニヤニヤしながらボディソープを滑らせるようにまんべんなくアイリーンの体を撫で回す。
「ああんッ!」
パイの手のひらが胸の上を滑ったときに思わず声をあげる。
「胸が大きくなるようにマッサージしてあげるわね♪」とパイ。
「あら、良かったわねパイのマッサージは効くわよ」とサラ。



パイの手のひらはアイリーンの小ぶりなバストを捏ね回すようにして撫でる。
「ぃやあ…パイさんッ!」
パイは乳首を人差し指と中指で挟むようにして撫で回す。
他人にそんなところを触られるだけでも感じるのに、今はただでさえ石鹸でヌルヌルになっている。
そのなまめかしい感覚に酔いそうだ。


「今度はこっちね…」
パイは胸からすーっと手を滑らせると下半身の茂みに手を伸ばした。
「やんっ!!」
「綺麗にしてあげるわね」
そのままそのヌルヌルになった指で秘部をかき回す。
「はぅう…パイさん…ダメですそんなとこ…ッ!」
アイリーンは頬を真っ赤に染めて涙目になって訴える。
「清潔にしなくちゃダメよ」
そして遠慮なく割れ目の中に細い指が這ってくる。
「はぁ…んっ…ダメ…っ」
パイはそこを上下にこする。
明らかに石鹸ではないヌルヌルしたものが溢れてくる。
「あら~?すごいヌルヌル。もっとよく洗わなきゃね☆」
パイは更にその指の動きを速める。
指が突起に触れる度にアイリーンは腰をぴくぴくと揺らした。


「じゃあその間に私がマッサージをしてあげる」
サラはアイリーンの肩を押さえつけていた手を離すと胸をこね回した。
「ぁぁん…サラさんまで…ふぁ…っ」
アイリーンはもう抵抗する気力もないようで、ただただ喘ぐことしか出来なかった。
胸をサラに、下半身をパイに絶えず愛撫され気絶しそうなほどの快楽を与えられる。
しかし二人は少しも動きを止めようとすらしない。
「んっ…ああっ…だめぇ…いくぅっ…いっちゃううッ!!」
アイリーンはそう叫ぶと身体を海老反らせるようにビクンビクンと跳ねさせ、意識を手放した。



………………………





アイリーンは目が覚めると救護室のベッドの上で横になっていた。
一体何があったのか、記憶をたどってみる。パイを追いかけて…スパーリングに付き合ってもらって…そのあと…
そのあとあったことを思い出して、アイリーンは思わず赤面した。
「あんな恥ずかしいこと…」
そのとき、救護室の扉が開いた。
「大丈夫!?」
パイとサラの二人だった。
二人の顔を見てまたさっきのことを思い出してまた顔を真っ赤にする。
「あ゛…」
「どうしたの?まだ気分が優れないの?」
パイはアイリーンの寝ているベッドの側に方膝をついて彼女の頭を優しく撫でた。
「お風呂に入ってたらあなたが当然のぼせて倒れたからびっくりしたわよ」
と傍らのサラ。


「え…?のぼせて…?」
「ええそうよ。覚えてない?」
「私たちはもう上がって着替えていたから気づかなかったの。ごめんなさい」
「ええ…??」
自分は二人の愛撫に昇天してしまったはず。しかし、今の話によるとそれはアイリーンの幻覚だったということなのか…?


「それじゃあお大事にね」
二人は救護室を後にした。
アイリーンはあの恥ずかしい入浴が自分の妄想であったことに、ガッカリした反面、かなりホッとしていた。




救護室の外の廊下―
「アイリーン、すっかり騙されてたわね」
とパイ。
「覚えてたらショックでトラウマになっちゃうでしょ」
サラはクスクスと笑いながら言った。
「ケーキはダメだったけどもっと美味しい思いさせてもらっちゃったわね♪」


最終更新:2008年08月12日 23:43
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。