ベースの材質の種類

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ここでは、ベースのボディ・ネック・指板・塗装など使われる材料・材質についてを説明していく。 一応、文で説明したら以下のような感じになるのだけれど、サウンドの捉え方は人それぞれ。 もし本当に「この木材の音が気になる」と思ったら迷わず楽器屋寄って試奏するのが先決かな。 ※ベースの音=木材の音では必ずしもないということも頭に入れておこう。ピックアップの配線や構造、更にはアクティブ・サーキットの有無やそのサーキットの個性も音質に少なからず影響を与えてしまう。 [[木材図鑑>http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/index.htm]] [[Warmothボディ材>http://www.warmoth.com/Bass/Options/WoodDescriptions.aspx]] [[Warmothネック、指板材>http://www.warmoth.com/Bass/Necks/BassNeckWoods.aspx]] [[ESP>http://www.espguitars.co.jp/ordermade/material.html]] ---- *ボディ及びネック あ、ちなみに色というのは塗装前の木材そのものの色のことなので混同しないように。 //画像は結構です &bold(){アルダー}&italic(){alder} やや柔らかく、ヌケの良い中音域の強さが特徴。重量は軽い。しばしば「枯れた音」と形容される。 ボディ材としては、定番中の定番。 &bold(){ホワイトアッシュ}&italic(){white ash} 単にアッシュと呼ぶ場合はこちらの事を指す事が多い。 日本ではかつて「セン」とも呼ばれていたらしい(後述の通り厳密には別物)。色は白っぽいベージュといったところだろうか。 強いアタック感と中音域が特徴で、アルダーとメイプルの中間的なサウンドが得られる。 70年代仕様のジャズベやプレベなどによく使われている。かなり重い。 &bold(){スワンプアッシュ}&italic(){swamp ash} 上記のホワイトアッシュと比べて柔らかく、質量も軽い。 高音域特性に優れ、ライトアッシュとも呼ばれる事もある。 &bold(){メイプル}&italic(){maple} 所謂「楓」。ガッシリとした硬い木材。アッシュより若干薄い色をしている。 硬質なサウンドというイメージが強いが、実は木の密度はそんなに高くない。 とにかく重いため、軽量化を図るため裏側や真ん中に、 別の軽い木材を接着している(ギターだが、レスポールのメイプルトップ+マホガニーバック)か、 ボディそのものを薄型にしている(リッケンバッカーなど)事例が多い。 &bold(){マホガニー}&italic(){mahogany} ほうじ茶のような色をしている。 ネックでもボディでも、柔らかくふくよかで中低音域の強い音。アルダーに比べたら、意外とダークな音。 Gibson系のベースによく使われている。マホガニーとは本来キューバンマホガニーのことであり、 現在は超希少材であるため流通が禁止されている(密輸されていることもあるんだとか)。 ホンジュラスマホガニーや一部でマホガニーと称されているマコレなどは厳密にはマホガニーではない。 &bold(){リンバ(コリーナ)}&italic(){limba, korina} 音がマホガニーに良く似た木材。木目も良く似ている。しかし黄色い。 毒をもち、加工には難が有るとされる。中音域にマホガニーには無い独特の癖があり、 粘るような音のマホに比べ、明るくオープンな音色になる。一部のFlyingVベース等に使われている。 正直、ベースでは殆ど見ない木材。 &bold(){バスウッド}&italic(){basswood} 所謂「シナノキ」もバスウッドのうちに入るが、ここではアメリカンバスウッドについて解説する。 サウンドはアルダーに似ており、低音域から高音域までしっかりとバランスよく音を出すことが出来る。重量も軽い。 反面、少し芯に欠け腰の無い音になってしまうことがあり、特徴のない音や迫力のない音と蔑まれることもある。 良く言えば、クセがなくて使いやすい音、悪く言えば、無個性でつまらない音。 Fender JapanやMUSICMAN BONGO、Mosriteくらいにしか使われていない。 &bold(){コア}&italic(){koa} ウクレレのトップ材として使われている事で有名。良く知らないけどフォデラとかに使われている。 外見的にはウォルナットっぽいのが有名だが、稀に白いコアもある。 トップに使われることのほうが多いけど、古いMoonやB.C.Richとかだと全部コアとかいうのも。 アルダーとアッシュのいいトコ取り的な音を得られる。が、重い。 [[ヴィクター・ベイリー]]はコアボディのジャズベ(ペンザ・サー製)を使っていたが、ミッドが出過ぎたため、 現在はバックにマホガニーをラミネートしたもの(フェンダー製)を使っているらしい。 &bold(){カーボングラファイト}&italic(){graphite} 炭素鉱物の一種で、日本語では「石墨」(せきぼく)ないしは「黒鉛」(こくえん)と呼ぶ。 鉛筆やシャープ・ペンシルの芯、ボーイング・787と同じ材。 スタインバーガーやスぺクター、モデュラスやZONのネックに使われている。 ZONでは「コンポジット」と称されている。木材と比べて音の立ち上がりが早い上に、木材と違って非常に反りにくい。 毎回反りを直さなければいけないというストレスから一気に開放される。 ヴィジェの場合メイプルネックの中に仕込むという形で使われている(裏側にラインが引かれるように)。 効果は同じなのか自信なのかトラスロッドは装着されてない。 &bold(){セン}&italic(){kalopanax} 70~80年代の国産ブランドのフェンダータイプのベースに使われてる事が多い。 重いオニセンと軽いヌカセンがある。オニセンはアッシュ、ヌカセンはアルダーに似ている。 だがオニセン使ってるかヌカセン使ってるか表示されている事はまずないので、耳でと重さで確かめるしかない。 アッシュの項目に「日本では『セン』とも呼ばれる。」とあるが別物、 だが昔のギター雑誌にはそう書かれていた時期もあったらしい。 &bold(){アガチス}&italic(){agathis} 70~80年代の国産ブランドのフェンダータイプのベースに使われている事が多いセンに対して 70~80年代の国産ブランドのギブソンタイプのベースに使われている事が多い。 最近ではフェンダーの廉価ブランドであるスクワイアが使っている。 &bold(){ウォルナット}&italic(){walnut} 名前の通りクルミの木。臙脂のような色をしている。 メイプルと似たような感じだが、どちらかというとこっちのほうが高音域が強いらしい。勿論ズッシリとくる重さである。 ウォルナットもメイプル同様幾つかの種類が存在し、フレイムの出やすい種類なんかもあるそうな。なお、ウォルナットとクラロウォルナットは別の種。 アレンビック(多分)、ケンスミス、ウォル、フォデラ(多分)、ゾンなどで使われている。 &bold(){ウエンジ}&italic(){wenge} IbanezのSRのハイエンドモデルやwarwickなどに使われている。 色はウォルナットに近い感じの臙脂色だが、その見た目によらず音は柔らかい。 ボディに使えば中音域が強調される。特にウェンジ1Pネックは一部で流行っている。 ベース以外では高級家具などにも使われている。 &bold(){ココボロ}&italic(){cocobolo} 別名サザンアメリカンローズウッド。 中南米産の希少な木材で、アレンビックなどのTopに使われている。 クラリネットの材としても使われている模様。 &bold(){ブビンガ}&italic(){bubinga} かなりの重量がある。硬質で引き締まった感じなサウンド。低音がゴンゴン響く。アタックが強くてサスティーン長い。 WarwickのThumb Bassが有名。 &bold(){アユース}&italic(){ayous, abachi, Obache, African Basswood, Sambawood} アフリカ原産では最大級の樹木。サウナの椅子の木、というと想像しやすい。 別名をAbachiやObeche、Sambawoodという。こっちの方が楽器材としては通りがいいかも。 乾燥後の狂いは少なく、非常に軽量。ただし、強度に問題アリ。ポプラのような材。 Fender Japan AYSシリーズとしてリリースされたJB75/AYSは約4.25kgで JB70s(プロトタイプ)の約5.1kgを800g近く下回る。 アルダーと似た、中音域に特徴のあるヌケのいい音。 //ローズウッドやエボニーでやらかしたGibsonがRDベースの指板に使ってきたが、 //無理くり黒く染めたりとか、それは強度的にどうなんだろうとか、疑問点は果てしなく多い。 ---- *指板 &bold(){メイプル}&italic(){Maple} &ref(http://www.fujigen.co.jp/lineup/electric-basses/feature/maple_fb.jpg) 大抵の場合メイプル1ピース(メイプルネックで指板無し、つまりネックが指板などで覆われておらずむき出しということ)の事を指すが、 別の木材を使ったネックの上にメイプル指板が接着されていたり、 あるいはメイプルネックの上にわざわざメイプル指板を接着しているものも稀にある。 最近では、オーブンでこんがり焼いたメイプルをネックに使うこともあるが、基本的に音は同じ。 //VolcanizedとかBurnt、Chocolateとか呼ばれているものです。 モノによるが、大抵の場合ツルツルしてて滑りやすいので好みは分かれる。 ローズ指板とは比べ物にならないほど、音の立ち上がりが速く、抜けがいい。 パチッとしたアタックも魅力で、特にスラップ・タッピングにはもってこい。 メイプル指板のプレベといったらピック弾きを連想するのは俺だけかな? 基本的にオイルフィニッシュなど無色透明の塗装が施されている事が多い。汚れが目立つので、よく拭くことを推奨。 &bold(){ローズウッド、紫檀}&italic(){Rosewood} &ref(http://www.fender.jp/images/product/1374/big3.jpg,,width=551,height=395) 恐らく一番オーソドックスな指板。音はメイプル指板と比べてマイルドで甘い。アタックも柔らか。 ローズウッドは異常な程種類があり、正直何がなんだかサッパリわからない。 よく使われているのは、インディアンローズ(バリサンダー)とかいうやつ。 ローズウッドは樹脂の多い木で、全般にしっとりした触り心地。 リッケンバッカーなどオイルフィニッシュされているものはちょっと滑りやすい。 メイプルやエボニーに比べたら柔らかめなのが災いし、指板が削れてしまうことがある。 稀にネックに使われることもある。 &bold(){ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)}&italic(){Brasilian rosewood(Jacaranda)} &ref(http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/85/0000651085/32/imgc3939a0bzik7zj.jpeg) ワシントン条約(CITES)の絶滅危惧種に指定され国外への移出が禁止されている。 が、なんだかんだ結構見かける。なんでなんだぜ? 水に沈む程の重く硬い木で、一般的なローズよりも立ち上がりの早いパーカッシブな鳴り。 まあ正規品は伐ってからもう数十年経つわけで、シーズニングが済んでるからあの音なんだと思う。 &bold(){マダガスカルローズ}&italic(){Madagascar rosewood} &ref(http://www.shimamura.co.jp/cms/media/73/20130510-P1020563-s.jpg,,width=420) なんちゃらキングウッドとも言う。ハカランダに木目が激似。ハカランダに比べ激安。 音も良く似た感じらしい。品質に思ったよりもバラつきがあるとかないとか。 &bold(){エボニー、黒檀}&italic(){Ebony} &ref(http://www.kurosawagakki.com/sh_bass/pix/mtd/eb_fb.jpg) 色は黒々としている。重く硬い。 スラップして良し、指で弾いてよしの優等生。高音から低音まで非常にバランスが良い。 重くて硬いことが影響するのか、出音は正確な感じ。 ガッツがないわけじゃないんだけど、時々ものすごく冷たく感じるほどに、正確で正しい音が出る。 辺材は淡い赤色を帯び、心材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列して縞目を有する。 稀に真っ黒なものもあり、それを本黒檀又は真黒と称し、縞杢を有したものを縞黒檀(マッカーサーエボニー)と言う。 エボニー指板は古くなってくると、たまに指板がネックから剥離することがある。怖い。 基本的に無塗装。樹脂は少なめで、ローズよりもさらっとした触り心地。 &bold(){ウエンジ}&italic(){Wenge, 紫鉄刀木} &ref(http://www.musicland.co.jp/static-image/shibuya/fab4/3256/corvett/4H.jpg,,width=420) 密度があり、ボディはもちろんネック・指板にも使える。重い。 コンプをかけたような、中音域に偏った暖かく柔らかい音。指弾きでどうぞ。 スラップするとやたら弾力のある音が出る。 弾いてるとスカされるような感覚に襲われるけど、周りやPAさんの反応、録音は良好なのが不可思議。 指板材として最初に採用したのはワーウィックで、その後愛馬のハイエンドモデルにも使われてる。 外人は度々ウェンゲーと発音する。なんかウケる。 &bold(){ココボロ}&italic(){Cocobolo} &ref(http://www3.alembic.com/img/ws_fg_cocoboloL.jpg,,Height=400) 指板に使うと、ブラジリアンローズウッドに似たサウンドが得られるという。 //油分が多く接着に難があったため、近年になってようやく指板として日の目を見た。 高音から低音までバランスよく出力する。 サステインや弦分離、明瞭さはエボニー寄り。中音域の粘りはローズ譲り。 また中低音の抜けは良好で、確かにハカランダっぽいかもしれない。 優等生過ぎてキャラが薄く感じるのが玉に瑕。でも木目はやっぱり美しい。 &bold(){モラド}&italic(){Morado, Pau Ferro, Bolibian rosewood} パーフェロー、ボリビアンローズウッドとも言う。硬い。 アタックが明瞭でレスポンスが早いのが特徴。粒立ちもいい。 また、ローズ系には珍しくレゾナンス成分が多く、どこかメイプルに似た明るい音。 指弾きも楽しいが、タッピングはもっと楽しい。上手くなった気になれる。 &bold(){フェノリック}&italic(){phenolic} &ref(http://isbs1484.kir.jp/shibuya/item/image/05-321301400/3.jpg) フェノリック(あるいはフェノール)樹脂のこと。熱硬化性樹脂の一つ。 大抵というよりほぼ全部ネックと一体の1ピースネック&指板。 木ではなく樹脂を使っているため、強度性に優れている。但し、木材のように十分な自然乾燥を施した材ではないため、 コンプレスされた音になるという意見もあり好き嫌いは分かれるところ。 スタインバーガー(写真)やステイタスがネック・指板全体に、ZonやModulusがネックに、 Vigierなどがネックの一部に使っている。 ---- *杢 木目の紋様で、特に装飾性の高い美しいものを杢 (もく) と呼んでいる。 製材したときに稀に現れるもので、希少価値が高い。 ベースには杢の現れたメイプル等が指板やトップ材として用いられる。 &bold(){スポルテッド} その木が生えていた頃バクテリアやカビの作用で黒く変色した跡がある木材。 緻密な木でないと生まれないため、ベースに使われる木材ではメイプルやトチ(Buckeye)くらい。 木目が美しいためトップ材に使われる。 黒く変色した、とあるが実際微生物に食われているため脆く、加工は案外難しかったりする。 また、バールとの複合タイプも散見される。 &bold(){バール} バールとは根っ子近くにできる瘤のことで、派手な木目が入るためにトップ材に使われる。 木目が美しいので食器、家具、ビリヤードのキューなど色々使われていてお高め。 「バールのような物」は関係がない。 &bold(){キルテッド} 木の表面に近い板に現れる波のような杢目や、その板の事。鱗杢。 派手なためトップ材として人気がある。 基本的にはソフトメイプルに現れ、ハードメイプルにはでない。 稀にマホガニーに出ることもあり、装飾用として非常に珍重される。 &bold(){バーズアイ} 小鳥の目のような小いさな円形の斑点が、板にたくさん散らばって表われる杢目。 指板のメイプルに見られる事がある。 トップに使う人もいるけど、どうなのよソレ。 &bold(){柾目} 年輪へ直角に角度に切った木材。 勿論直角に切るには太い必要があり、高樹齢の大径木からしか取れないので貴重で、そのため高価。 その割に「均一な美しさ」なため派手さが無く装飾のためのトップ材には用いられる事は少ない。 ただし、ゼブラウッド、マッカーサーエボニー、インディアンローズ、ココボロ等の柄は 年輪と直交しているため、トップに使おうとすれば自然と柾目になる。 &bold(){トラ杢(とらもく)} 繊維が不規則に捻じれると虎の模様の様な美しい模様が出る木目。 フレイムともいう。 珍重され、美しく、人気もある。 比較的様々な木材に見られる。メイプルが有名だが、スプルース、コア、ウォルナット他にも出る。 個人的にはギタリストが好きな気がする。 &bold(){葡萄杢(ぶどうもく)} ブドウの実のような塊が連なったような模様が出る木目 バール材に多い。とても美しくこれもトップ材に用いられる [[その他>http://www.fuchu.or.jp/~kagu/siryo/moku.htm]] ---- *塗装 &bold(){ラッカー} 塗膜が薄いため木の振動を極力殺さずに済むため、サステインが得やすかったり木本来の響きが得られやすい ただ、衝撃に弱く、ベース本体をぶつければ塗装どころか本体の木そのものにも、 強いダメージを与えかねない(とはいえ塗膜が厚けりゃ大丈夫だと思わずに大事に使うように)。 熱や溶剤などに弱く変色しやすいのにも注意が必要。 ラッカー非対応のベーススタンドに長時間置いていると確実に変色する。 &bold(){ポリエステル・ポリウレタン} ラッカーと比べれば塗膜が厚いが、かといって音の響きが悪いといえばそうでもなく、 むしろラッカーより丈夫で皮脂にも強くメンテナンスが容易だとされており、 ラッカーが一番!だとは一概には言えないだろう。 &bold(){オイルフィニッシュ} オイルを木材に浸透させ木の質感を生かした塗装。 塗膜をほとんど形成しないため、木肌そのままの自然な触り心地である。 ポリやラッカーに比べたら、ファットな音になる印象があるようだ。 しかし耐久性はやや劣り、凹みやすかったり汗などで色落ちしたりする。 ---- - 木材の事はギターと違ってよくわからんかったからサンクス。後、バスウッドは、人によっちゃ無個性でつまらく聴こえるかもね。 -- 名無しさん (2011-06-09 22:18:17) - 確かにバスウッドは人によって好き嫌いはありそうだね。ギターの場合だと評判良かったりするけれど・・ -- 名無しさん (2011-06-09 22:28:56) - 画像一部追加 -- 名無しさん (2011-06-09 22:56:09) - 画像貼りすぎると、ベースの種類みたいな事になるかもしれん -- 名無しさん (2011-06-10 00:17:02) - 了解、じゃあとりあえず指板だけ画像貼ることにするわ -- 名無しさん (2011-06-10 09:53:57) - わかりやすいな お疲れ -- 名無しさん (2011-06-10 17:36:19) - ↑×4 あのページと用語集は1200行縛りにひっかかってるだけで画像の数はさして影響ない。ただ大きさそろえないと見にくい -- 名無しさん (2011-06-10 17:42:41) - すまん、俺算数苦手だからアスペクト比どうすれば良いか解らんw -- 名無しさん (2011-06-10 21:39:02) - ウォルナットはマジで重いらしいな -- 名無しさん (2011-06-30 00:52:54) - ローズの写真はフレットレスか -- 名無しさん (2011-07-12 16:19:24) - あとはキルテッド、コア、ウェンジとかも頼む -- 名無しさん (2011-09-03 20:55:03) - SGって指板は基本ローズじゃね? -- 名無しさん (2011-09-04 03:31:47) - スポルテッド、バールに続いてキルテッド追加、ドンドン修正頼む -- 名無しさん (2011-09-04 23:17:18) - 俺このページ好きだわ 編集してる人ありがとう -- 名無しさん (2011-09-06 15:58:40) - ウィッシュベースここでも出てくるかw -- 名無しさん (2011-09-06 18:46:35) - 指板のメイプルとローズの音の所が気になったのでとりあえずコメントアウトした。 -- 名無しさん (2011-09-08 08:17:51) - 塗装のこと詳しく知りたかったんだ。乙 -- 名無しさん (2011-09-11 20:37:01) - 柾杢、虎杢、葡萄杢を更新、知ってる限りで書いたからドンドン編集頼む -- 名無しさん (2011-10-19 00:24:25) - アルダーボディのベースにエフェクターかけてアッシュボディのベースみたいな音って出るもんかね? -- 名無しさん (2011-11-19 18:09:46) - コンプとEQをかます。コンプでアタック、EQで中域ブースト。てかアンプの設定で追いつくと思うし、何故にわざわざ…? -- 名無しさん (2011-11-22 01:02:05) - MIDはカットだと思うんだけど -- 名無しさん (2011-11-22 01:34:33) - 確かキルト模様はソフトメイプルにしか出なかったはず。バーズアイはハードメイプルのみに、フレイム(トラ杢)はソフトとハード両方に出る。フレイムにフレックと呼ばれる小さな斑点がある場合はハードメイプルである可能性が非常に高い。 -- 名無しさん (2011-12-06 09:53:51) - だね -- 名無しさん (2011-12-06 19:36:33) - ハードメイプルなんてネック材として散々使われてる -- でゅふふ (2011-12-20 21:38:43) - 自分もこのページ好きだわ。編集職人達よありがとう -- 名無しさん (2012-02-09 18:50:26) - 今月とどいたうちのアレンビックは、ウォールナットボディにマートルトップ。  -- 名無しさん (2012-05-31 11:03:37) - ブラジリアンローズウッドの移出でギブソンが... -- 名無しさん (2012-08-08 12:40:17) - ↑やっちゃったなGibson…というか、これで違法流出を牽制するつもりなんだろうが、ぶっちゃけ焼け石に水だよ… みんなもCITESに載ってるブツを個人輸入するときは許可証とるのを忘れないようにしよう!w -- 名無しさん (2012-08-08 20:51:06) - コリーナは削って加工した後のおがくずを吸うとヤバイって聞いたぞ -- 名無しさん (2012-10-19 16:02:43) - エボニーは水に沈むらしいよ。本当がどうかは知らんが。 -- 名無しさん (2012-11-01 01:07:11) - エボニーは重いから、本当かもね -- 名無しさん (2012-11-01 20:29:16) - エボニーいいぞ~ -- 名無しさん (2012-11-03 16:39:50) - このページ最高! -- 名無しさん (2012-11-06 14:17:05) - 同意 -- 名無しさん (2012-12-05 23:20:13) - うん -- 名無しさん (2013-01-22 15:49:17) - 質問なんですけどパンフレットとかに書いてあるボディ材のアッシュは「ホワイトアッシュ」でいいんですか? -- 名無しさん (2013-01-24 00:51:40) - 塗装の辺り書き換えた方がいいかな?ポリエステルやポリウレタンも最近はかなり薄く仕上げれるみたい -- 名無しさん (2013-01-24 01:48:54) - いいよ。 -- 名無しさん (2013-02-11 21:32:39) - オイルフィニッシュ超すき -- 名無しさん (2013-03-11 04:47:55) - オイルフィニッシュに改造するのたまらんよね -- 名無しさん (2013-06-03 14:01:43) - コアボディとウォルナットボディは糞重い -- 名無しさん (2013-06-08 20:10:00) - だれか、アユース弾いてみて(´・ω・`) -- 名無しさん (2013-06-16 11:14:38) - アユースとか初めて聞いたな -- 名無しさん (2013-07-07 23:57:39) - おー指板材が増えてるww -- 名無しさん (2013-07-09 20:07:53) - ↑↑Gibsonが現行LPやSG(ギターね)の指板に使ってるのがコレ(Obache)。古くはHofnerがArtist Bassのボディで使ってたよ -- 名無しさん (2013-07-10 07:16:52) - ツルツルテカテカのネックが苦手だからいつもヤスリかけてサラサラサテンにリフィニッシュしてる -- 名無しさん (2013-07-10 14:39:08) - パーフェローが気になる -- 名無しさん (2013-11-29 14:52:52) - 指板だけど、メイプルよりローズの方が硬い。メイプルは大抵塗装するから塗装が硬いだけ。 -- 名無しさん (2014-03-20 08:59:15) - ココボロ指板が気になるなあ -- 名無しさん (2015-01-19 22:16:32) - YAMAHAのなんかのベースのボディ心材にファカルタとか書いてあったんだがファカルタって何 -- 名無しさん (2015-02-12 19:29:49) - 自己解決。ベースはYAMAHA RBX4A2で、ファカルタとは南洋原産の材木だそうだ。 -- 名無しさん (2015-02-12 19:32:52) - ためになりすぐる。 -- 名無しさん (2015-02-18 09:27:41) - 細かな知識どこで知るんですか? -- 名無しさん (2015-02-18 09:28:18) - バスウッドは弾いてみたところローミッドの弱いアルダーって感じだねいアルダー -- 名無しさん (2015-03-10 01:51:14) - ウォルナットボディはローミッドにピークがあるけどハイのギラギラ感もあってかなり渋い。 -- 名無しさん (2015-05-09 04:08:52) - バスウッドでもアクティブベースなら問題ないかねえ…音が軽いとかそういう点で -- 名無しさん (2015-06-01 15:11:01) - ボディにポプラってどうなんですか。。。 -- 名無しさん (2015-07-06 17:44:39) - ポプラは安いベースにしか使われてないけど、希に20~30万のベースにも使われたりするから本当にわからん。アルダーに似てるらしいけど -- 名無しさん (2015-07-07 23:32:04) - 予算の関係でBUSKER'S BJBを使っているが、ボディ材がボローニァ、聞いたことない -- 初心者 (2015-08-21 19:14:12) - ファカルタってDIYで加工が楽で使ってるけど、楽器用としては強度も重量も足りないクズみたいな木材って印象なんだけど音はいいのか? -- 名無しさん (2015-08-29 22:23:11) - ↑というよりは軽量化目的だね。アガチスでファカルタをサンドしてる。ガッツリポリ塗ってあるし強度は大丈夫でしょう。 -- 名無しさん (2015-09-03 18:37:06) - ボローニァってどんな木かわかる人いる? -- バスカス使い (2015-10-27 13:17:56) - ↑いわゆる桐、音はだいたいバスウッド。癖のない音でサステイン弱く高音より。エフェクター乗りは悪くないが、つまり素の音は薄いってことでもある。厳しいことを言うようだが、バスカーズだと木材がどうの言うレベルでない気がする。せめてフジゲン製のCoolzを… -- 名無しさん (2015-10-30 00:27:41) - ウォルナットボディのベースとかかなり重そう -- 名無しさん (2016-01-25 01:40:26) - ウォルナットのリッケン見た目渋すぎて思わず買いそうになった -- 名無しさん (2016-01-25 05:50:29) - B.C.Richのハワイアンコアのイーグルを弾いた事があるけど、ねちっこくて気持ちいい音だった。 -- 名無しさん (2016-04-13 14:33:09) - ベースのボディの木材で、ハードウッドっていうのがあったんだけど、大体こんな音!っていう音あります? -- 名無しさん (2016-05-13 23:22:36) #comment
ここでは、ベースのボディ・ネック・指板・塗装など使われる材料・材質についてを説明していく。 一応、文で説明したら以下のような感じになるのだけれど、サウンドの捉え方は人それぞれ。 もし本当に「この木材の音が気になる」と思ったら迷わず楽器屋寄って試奏するのが先決かな。 ※ベースの音=木材の音では必ずしもないということも頭に入れておこう。ピックアップの配線や構造、更にはアクティブ・サーキットの有無やそのサーキットの個性も音質に少なからず影響を与えてしまう。 [[木材図鑑>http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/index.htm]] [[Warmothボディ材>http://www.warmoth.com/Bass/Options/WoodDescriptions.aspx]] [[Warmothネック、指板材>http://www.warmoth.com/Bass/Necks/BassNeckWoods.aspx]] [[ESP>http://www.espguitars.co.jp/ordermade/material.html]] ---- *ボディ及びネック あ、ちなみに色というのは塗装前の木材そのものの色のことなので混同しないように。 //画像は結構です &bold(){アルダー}&italic(){alder} やや柔らかく、ヌケの良い中音域の強さが特徴。重量は軽い。しばしば「枯れた音」と形容される。 ボディ材としては、定番中の定番。 &bold(){ホワイトアッシュ}&italic(){white ash} 単にアッシュと呼ぶ場合はこちらの事を指す事が多い。 日本ではかつて「セン」とも呼ばれていたらしい(後述の通り厳密には別物)。色は白っぽいベージュといったところだろうか。 強いアタック感と中音域が特徴で、アルダーとメイプルの中間的なサウンドが得られる。 70年代仕様のジャズベやプレベなどによく使われている。かなり重い。 &bold(){スワンプアッシュ}&italic(){swamp ash} 上記のホワイトアッシュと比べて柔らかく、質量も軽い。 高音域特性に優れ、ライトアッシュとも呼ばれる事もある。 &bold(){メイプル}&italic(){maple} 所謂「楓」。ガッシリとした硬い木材。アッシュより若干薄い色をしている。 硬質なサウンドというイメージが強いが、実は木の密度はそんなに高くない。 とにかく重いため、軽量化を図るため裏側や真ん中に、 別の軽い木材を接着している(ギターだが、レスポールのメイプルトップ+マホガニーバック)か、 ボディそのものを薄型にしている(リッケンバッカーなど)事例が多い。 &bold(){マホガニー}&italic(){mahogany} ほうじ茶のような色をしている。 ネックでもボディでも、柔らかくふくよかで中低音域の強い音。アルダーに比べたら、意外とダークな音。 Gibson系のベースによく使われている。マホガニーとは本来キューバンマホガニーのことであり、 現在は超希少材であるため流通が禁止されている(密輸されていることもあるんだとか)。 ホンジュラスマホガニーや一部でマホガニーと称されているマコレなどは厳密にはマホガニーではない。 &bold(){リンバ(コリーナ)}&italic(){limba, korina} 音がマホガニーに良く似た木材。木目も良く似ている。しかし黄色い。 毒をもち、加工には難が有るとされる。中音域にマホガニーには無い独特の癖があり、 粘るような音のマホに比べ、明るくオープンな音色になる。一部のFlyingVベース等に使われている。 正直、ベースでは殆ど見ない木材。 &bold(){バスウッド}&italic(){basswood} 所謂「シナノキ」もバスウッドのうちに入るが、ここではアメリカンバスウッドについて解説する。 サウンドはアルダーに似ており、低音域から高音域までしっかりとバランスよく音を出すことが出来る。重量も軽い。 反面、少し芯に欠け腰の無い音になってしまうことがあり、特徴のない音や迫力のない音と蔑まれることもある。 良く言えば、クセがなくて使いやすい音、悪く言えば、無個性でつまらない音。 Fender JapanやMUSICMAN BONGO、Mosriteくらいにしか使われていない。 &bold(){ポプラ}&italic(){poplar} 安くて軽く柔らかく加工しやすいため初心者向けの低価格帯のものに使われることが多い。 バスウッドと同じくアルダーに似た音だが低音域が弱い。 だが非常に音が明るく、トーンもバランスが取れてる。 元々バール(こぶのこと)ができやすい木材であるため、最近ではボディのトップ材として使われることもある。 &bold(){コア}&italic(){koa} ウクレレのトップ材として使われている事で有名。良く知らないけどフォデラとかに使われている。 外見的にはウォルナットっぽいのが有名だが、稀に白いコアもある。 トップに使われることのほうが多いけど、古いMoonやB.C.Richとかだと全部コアとかいうのも。 アルダーとアッシュのいいトコ取り的な音を得られる。が、重い。 [[ヴィクター・ベイリー]]はコアボディのジャズベ(ペンザ・サー製)を使っていたが、ミッドが出過ぎたため、 現在はバックにマホガニーをラミネートしたもの(フェンダー製)を使っているらしい。 &bold(){カーボングラファイト}&italic(){graphite} 炭素鉱物の一種で、日本語では「石墨」(せきぼく)ないしは「黒鉛」(こくえん)と呼ぶ。 鉛筆やシャープ・ペンシルの芯、ボーイング・787と同じ材。 スタインバーガーやスぺクター、モデュラスやZONのネックに使われている。 ZONでは「コンポジット」と称されている。木材と比べて音の立ち上がりが早い上に、木材と違って非常に反りにくい。 毎回反りを直さなければいけないというストレスから一気に開放される。 ヴィジェの場合メイプルネックの中に仕込むという形で使われている(裏側にラインが引かれるように)。 効果は同じなのか自信なのかトラスロッドは装着されてない。 &bold(){セン}&italic(){kalopanax} 70~80年代の国産ブランドのフェンダータイプのベースに使われてる事が多い。 重いオニセンと軽いヌカセンがある。オニセンはアッシュ、ヌカセンはアルダーに似ている。 だがオニセン使ってるかヌカセン使ってるか表示されている事はまずないので、耳でと重さで確かめるしかない。 アッシュの項目に「日本では『セン』とも呼ばれる。」とあるが別物、 だが昔のギター雑誌にはそう書かれていた時期もあったらしい。 &bold(){アガチス}&italic(){agathis} 70~80年代の国産ブランドのフェンダータイプのベースに使われている事が多いセンに対して 70~80年代の国産ブランドのギブソンタイプのベースに使われている事が多い。 最近ではフェンダーの廉価ブランドであるスクワイアが使っている。 &bold(){ウォルナット}&italic(){walnut} 名前の通りクルミの木。臙脂のような色をしている。 メイプルと似たような感じだが、どちらかというとこっちのほうが高音域が強いらしい。勿論ズッシリとくる重さである。 ウォルナットもメイプル同様幾つかの種類が存在し、フレイムの出やすい種類なんかもあるそうな。なお、ウォルナットとクラロウォルナットは別の種。 アレンビック(多分)、ケンスミス、ウォル、フォデラ(多分)、ゾンなどで使われている。 &bold(){ウエンジ}&italic(){wenge} IbanezのSRのハイエンドモデルやwarwickなどに使われている。 色はウォルナットに近い感じの臙脂色だが、その見た目によらず音は柔らかい。 ボディに使えば中音域が強調される。特にウェンジ1Pネックは一部で流行っている。 ベース以外では高級家具などにも使われている。 &bold(){ココボロ}&italic(){cocobolo} 別名サザンアメリカンローズウッド。 中南米産の希少な木材で、アレンビックなどのTopに使われている。 クラリネットの材としても使われている模様。 &bold(){ブビンガ}&italic(){bubinga} かなりの重量がある。硬質で引き締まった感じなサウンド。低音がゴンゴン響く。アタックが強くてサスティーン長い。 WarwickのThumb Bassが有名。 &bold(){アユース}&italic(){ayous, abachi, Obache, African Basswood, Sambawood} アフリカ原産では最大級の樹木。サウナの椅子の木、というと想像しやすい。 別名をAbachiやObeche、Sambawoodという。こっちの方が楽器材としては通りがいいかも。 乾燥後の狂いは少なく、非常に軽量。ただし、強度に問題アリ。ポプラのような材。 Fender Japan AYSシリーズとしてリリースされたJB75/AYSは約4.25kgで JB70s(プロトタイプ)の約5.1kgを800g近く下回る。 アルダーと似た、中音域に特徴のあるヌケのいい音。 //ローズウッドやエボニーでやらかしたGibsonがRDベースの指板に使ってきたが、 //無理くり黒く染めたりとか、それは強度的にどうなんだろうとか、疑問点は果てしなく多い。 ---- *指板 &bold(){メイプル}&italic(){Maple} &ref(http://www.fujigen.co.jp/lineup/electric-basses/feature/maple_fb.jpg) 大抵の場合メイプル1ピース(メイプルネックで指板無し、つまりネックが指板などで覆われておらずむき出しということ)の事を指すが、 別の木材を使ったネックの上にメイプル指板が接着されていたり、 あるいはメイプルネックの上にわざわざメイプル指板を接着しているものも稀にある。 最近では、オーブンでこんがり焼いたメイプルをネックに使うこともあるが、基本的に音は同じ。 //VolcanizedとかBurnt、Chocolateとか呼ばれているものです。 モノによるが、大抵の場合ツルツルしてて滑りやすいので好みは分かれる。 ローズ指板とは比べ物にならないほど、音の立ち上がりが速く、抜けがいい。 パチッとしたアタックも魅力で、特にスラップ・タッピングにはもってこい。 メイプル指板のプレベといったらピック弾きを連想するのは俺だけかな? 基本的にオイルフィニッシュなど無色透明の塗装が施されている事が多い。汚れが目立つので、よく拭くことを推奨。 &bold(){ローズウッド、紫檀}&italic(){Rosewood} &ref(http://www.fender.jp/images/product/1374/big3.jpg,,width=551,height=395) 恐らく一番オーソドックスな指板。音はメイプル指板と比べてマイルドで甘い。アタックも柔らか。 ローズウッドは異常な程種類があり、正直何がなんだかサッパリわからない。 よく使われているのは、インディアンローズ(バリサンダー)とかいうやつ。 ローズウッドは樹脂の多い木で、全般にしっとりした触り心地。 リッケンバッカーなどオイルフィニッシュされているものはちょっと滑りやすい。 メイプルやエボニーに比べたら柔らかめなのが災いし、指板が削れてしまうことがある。 稀にネックに使われることもある。 &bold(){ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)}&italic(){Brasilian rosewood(Jacaranda)} &ref(http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/85/0000651085/32/imgc3939a0bzik7zj.jpeg) ワシントン条約(CITES)の絶滅危惧種に指定され国外への移出が禁止されている。 が、なんだかんだ結構見かける。なんでなんだぜ? 水に沈む程の重く硬い木で、一般的なローズよりも立ち上がりの早いパーカッシブな鳴り。 まあ正規品は伐ってからもう数十年経つわけで、シーズニングが済んでるからあの音なんだと思う。 &bold(){マダガスカルローズ}&italic(){Madagascar rosewood} &ref(http://www.shimamura.co.jp/cms/media/73/20130510-P1020563-s.jpg,,width=420) なんちゃらキングウッドとも言う。ハカランダに木目が激似。ハカランダに比べ激安。 音も良く似た感じらしい。品質に思ったよりもバラつきがあるとかないとか。 &bold(){エボニー、黒檀}&italic(){Ebony} &ref(http://www.kurosawagakki.com/sh_bass/pix/mtd/eb_fb.jpg) 色は黒々としている。重く硬い。 スラップして良し、指で弾いてよしの優等生。高音から低音まで非常にバランスが良い。 重くて硬いことが影響するのか、出音は正確な感じ。 ガッツがないわけじゃないんだけど、時々ものすごく冷たく感じるほどに、正確で正しい音が出る。 辺材は淡い赤色を帯び、心材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列して縞目を有する。 稀に真っ黒なものもあり、それを本黒檀又は真黒と称し、縞杢を有したものを縞黒檀(マッカーサーエボニー)と言う。 エボニー指板は古くなってくると、たまに指板がネックから剥離することがある。怖い。 基本的に無塗装。樹脂は少なめで、ローズよりもさらっとした触り心地。 &bold(){ウエンジ}&italic(){Wenge, 紫鉄刀木} &ref(http://www.musicland.co.jp/static-image/shibuya/fab4/3256/corvett/4H.jpg,,width=420) 密度があり、ボディはもちろんネック・指板にも使える。重い。 コンプをかけたような、中音域に偏った暖かく柔らかい音。指弾きでどうぞ。 スラップするとやたら弾力のある音が出る。 弾いてるとスカされるような感覚に襲われるけど、周りやPAさんの反応、録音は良好なのが不可思議。 指板材として最初に採用したのはワーウィックで、その後愛馬のハイエンドモデルにも使われてる。 外人は度々ウェンゲーと発音する。なんかウケる。 &bold(){ココボロ}&italic(){Cocobolo} &ref(http://www3.alembic.com/img/ws_fg_cocoboloL.jpg,,Height=400) 指板に使うと、ブラジリアンローズウッドに似たサウンドが得られるという。 //油分が多く接着に難があったため、近年になってようやく指板として日の目を見た。 高音から低音までバランスよく出力する。 サステインや弦分離、明瞭さはエボニー寄り。中音域の粘りはローズ譲り。 また中低音の抜けは良好で、確かにハカランダっぽいかもしれない。 優等生過ぎてキャラが薄く感じるのが玉に瑕。でも木目はやっぱり美しい。 &bold(){モラド}&italic(){Morado, Pau Ferro, Bolibian rosewood} パーフェロー、ボリビアンローズウッドとも言う。硬い。 アタックが明瞭でレスポンスが早いのが特徴。粒立ちもいい。 また、ローズ系には珍しくレゾナンス成分が多く、どこかメイプルに似た明るい音。 指弾きも楽しいが、タッピングはもっと楽しい。上手くなった気になれる。 &bold(){フェノリック}&italic(){phenolic} &ref(http://isbs1484.kir.jp/shibuya/item/image/05-321301400/3.jpg) フェノリック(あるいはフェノール)樹脂のこと。熱硬化性樹脂の一つ。 大抵というよりほぼ全部ネックと一体の1ピースネック&指板。 木ではなく樹脂を使っているため、強度性に優れている。但し、木材のように十分な自然乾燥を施した材ではないため、 コンプレスされた音になるという意見もあり好き嫌いは分かれるところ。 スタインバーガー(写真)やステイタスがネック・指板全体に、ZonやModulusがネックに、 Vigierなどがネックの一部に使っている。 ---- *杢 木目の紋様で、特に装飾性の高い美しいものを杢 (もく) と呼んでいる。 製材したときに稀に現れるもので、希少価値が高い。 ベースには杢の現れたメイプル等が指板やトップ材として用いられる。 &bold(){スポルテッド} その木が生えていた頃バクテリアやカビの作用で黒く変色した跡がある木材。 緻密な木でないと生まれないため、ベースに使われる木材ではメイプルやトチ(Buckeye)くらい。 木目が美しいためトップ材に使われる。 黒く変色した、とあるが実際微生物に食われているため脆く、加工は案外難しかったりする。 また、バールとの複合タイプも散見される。 &bold(){バール} バールとは根っ子近くにできる瘤のことで、派手な木目が入るためにトップ材に使われる。 木目が美しいので食器、家具、ビリヤードのキューなど色々使われていてお高め。 「バールのような物」は関係がない。 &bold(){キルテッド} 木の表面に近い板に現れる波のような杢目や、その板の事。鱗杢。 派手なためトップ材として人気がある。 基本的にはソフトメイプルに現れ、ハードメイプルにはでない。 稀にマホガニーに出ることもあり、装飾用として非常に珍重される。 &bold(){バーズアイ} 小鳥の目のような小いさな円形の斑点が、板にたくさん散らばって表われる杢目。 指板のメイプルに見られる事がある。 トップに使う人もいるけど、どうなのよソレ。 &bold(){柾目} 年輪へ直角に角度に切った木材。 勿論直角に切るには太い必要があり、高樹齢の大径木からしか取れないので貴重で、そのため高価。 その割に「均一な美しさ」なため派手さが無く装飾のためのトップ材には用いられる事は少ない。 ただし、ゼブラウッド、マッカーサーエボニー、インディアンローズ、ココボロ等の柄は 年輪と直交しているため、トップに使おうとすれば自然と柾目になる。 &bold(){トラ杢(とらもく)} 繊維が不規則に捻じれると虎の模様の様な美しい模様が出る木目。 フレイムともいう。 珍重され、美しく、人気もある。 比較的様々な木材に見られる。メイプルが有名だが、スプルース、コア、ウォルナット他にも出る。 個人的にはギタリストが好きな気がする。 &bold(){葡萄杢(ぶどうもく)} ブドウの実のような塊が連なったような模様が出る木目 バール材に多い。とても美しくこれもトップ材に用いられる [[その他>http://www.fuchu.or.jp/~kagu/siryo/moku.htm]] ---- *塗装 &bold(){ラッカー} 塗膜が薄いため木の振動を極力殺さずに済むため、サステインが得やすかったり木本来の響きが得られやすい ただ、衝撃に弱く、ベース本体をぶつければ塗装どころか本体の木そのものにも、 強いダメージを与えかねない(とはいえ塗膜が厚けりゃ大丈夫だと思わずに大事に使うように)。 熱や溶剤などに弱く変色しやすいのにも注意が必要。 ラッカー非対応のベーススタンドに長時間置いていると確実に変色する。 &bold(){ポリエステル・ポリウレタン} ラッカーと比べれば塗膜が厚いが、かといって音の響きが悪いといえばそうでもなく、 むしろラッカーより丈夫で皮脂にも強くメンテナンスが容易だとされており、 ラッカーが一番!だとは一概には言えないだろう。 &bold(){オイルフィニッシュ} オイルを木材に浸透させ木の質感を生かした塗装。 塗膜をほとんど形成しないため、木肌そのままの自然な触り心地である。 ポリやラッカーに比べたら、ファットな音になる印象があるようだ。 しかし耐久性はやや劣り、凹みやすかったり汗などで色落ちしたりする。 ---- - 木材の事はギターと違ってよくわからんかったからサンクス。後、バスウッドは、人によっちゃ無個性でつまらく聴こえるかもね。 -- 名無しさん (2011-06-09 22:18:17) - 確かにバスウッドは人によって好き嫌いはありそうだね。ギターの場合だと評判良かったりするけれど・・ -- 名無しさん (2011-06-09 22:28:56) - 画像一部追加 -- 名無しさん (2011-06-09 22:56:09) - 画像貼りすぎると、ベースの種類みたいな事になるかもしれん -- 名無しさん (2011-06-10 00:17:02) - 了解、じゃあとりあえず指板だけ画像貼ることにするわ -- 名無しさん (2011-06-10 09:53:57) - わかりやすいな お疲れ -- 名無しさん (2011-06-10 17:36:19) - ↑×4 あのページと用語集は1200行縛りにひっかかってるだけで画像の数はさして影響ない。ただ大きさそろえないと見にくい -- 名無しさん (2011-06-10 17:42:41) - すまん、俺算数苦手だからアスペクト比どうすれば良いか解らんw -- 名無しさん (2011-06-10 21:39:02) - ウォルナットはマジで重いらしいな -- 名無しさん (2011-06-30 00:52:54) - ローズの写真はフレットレスか -- 名無しさん (2011-07-12 16:19:24) - あとはキルテッド、コア、ウェンジとかも頼む -- 名無しさん (2011-09-03 20:55:03) - SGって指板は基本ローズじゃね? -- 名無しさん (2011-09-04 03:31:47) - スポルテッド、バールに続いてキルテッド追加、ドンドン修正頼む -- 名無しさん (2011-09-04 23:17:18) - 俺このページ好きだわ 編集してる人ありがとう -- 名無しさん (2011-09-06 15:58:40) - ウィッシュベースここでも出てくるかw -- 名無しさん (2011-09-06 18:46:35) - 指板のメイプルとローズの音の所が気になったのでとりあえずコメントアウトした。 -- 名無しさん (2011-09-08 08:17:51) - 塗装のこと詳しく知りたかったんだ。乙 -- 名無しさん (2011-09-11 20:37:01) - 柾杢、虎杢、葡萄杢を更新、知ってる限りで書いたからドンドン編集頼む -- 名無しさん (2011-10-19 00:24:25) - アルダーボディのベースにエフェクターかけてアッシュボディのベースみたいな音って出るもんかね? -- 名無しさん (2011-11-19 18:09:46) - コンプとEQをかます。コンプでアタック、EQで中域ブースト。てかアンプの設定で追いつくと思うし、何故にわざわざ…? -- 名無しさん (2011-11-22 01:02:05) - MIDはカットだと思うんだけど -- 名無しさん (2011-11-22 01:34:33) - 確かキルト模様はソフトメイプルにしか出なかったはず。バーズアイはハードメイプルのみに、フレイム(トラ杢)はソフトとハード両方に出る。フレイムにフレックと呼ばれる小さな斑点がある場合はハードメイプルである可能性が非常に高い。 -- 名無しさん (2011-12-06 09:53:51) - だね -- 名無しさん (2011-12-06 19:36:33) - ハードメイプルなんてネック材として散々使われてる -- でゅふふ (2011-12-20 21:38:43) - 自分もこのページ好きだわ。編集職人達よありがとう -- 名無しさん (2012-02-09 18:50:26) - 今月とどいたうちのアレンビックは、ウォールナットボディにマートルトップ。  -- 名無しさん (2012-05-31 11:03:37) - ブラジリアンローズウッドの移出でギブソンが... -- 名無しさん (2012-08-08 12:40:17) - ↑やっちゃったなGibson…というか、これで違法流出を牽制するつもりなんだろうが、ぶっちゃけ焼け石に水だよ… みんなもCITESに載ってるブツを個人輸入するときは許可証とるのを忘れないようにしよう!w -- 名無しさん (2012-08-08 20:51:06) - コリーナは削って加工した後のおがくずを吸うとヤバイって聞いたぞ -- 名無しさん (2012-10-19 16:02:43) - エボニーは水に沈むらしいよ。本当がどうかは知らんが。 -- 名無しさん (2012-11-01 01:07:11) - エボニーは重いから、本当かもね -- 名無しさん (2012-11-01 20:29:16) - エボニーいいぞ~ -- 名無しさん (2012-11-03 16:39:50) - このページ最高! -- 名無しさん (2012-11-06 14:17:05) - 同意 -- 名無しさん (2012-12-05 23:20:13) - うん -- 名無しさん (2013-01-22 15:49:17) - 質問なんですけどパンフレットとかに書いてあるボディ材のアッシュは「ホワイトアッシュ」でいいんですか? -- 名無しさん (2013-01-24 00:51:40) - 塗装の辺り書き換えた方がいいかな?ポリエステルやポリウレタンも最近はかなり薄く仕上げれるみたい -- 名無しさん (2013-01-24 01:48:54) - いいよ。 -- 名無しさん (2013-02-11 21:32:39) - オイルフィニッシュ超すき -- 名無しさん (2013-03-11 04:47:55) - オイルフィニッシュに改造するのたまらんよね -- 名無しさん (2013-06-03 14:01:43) - コアボディとウォルナットボディは糞重い -- 名無しさん (2013-06-08 20:10:00) - だれか、アユース弾いてみて(´・ω・`) -- 名無しさん (2013-06-16 11:14:38) - アユースとか初めて聞いたな -- 名無しさん (2013-07-07 23:57:39) - おー指板材が増えてるww -- 名無しさん (2013-07-09 20:07:53) - ↑↑Gibsonが現行LPやSG(ギターね)の指板に使ってるのがコレ(Obache)。古くはHofnerがArtist Bassのボディで使ってたよ -- 名無しさん (2013-07-10 07:16:52) - ツルツルテカテカのネックが苦手だからいつもヤスリかけてサラサラサテンにリフィニッシュしてる -- 名無しさん (2013-07-10 14:39:08) - パーフェローが気になる -- 名無しさん (2013-11-29 14:52:52) - 指板だけど、メイプルよりローズの方が硬い。メイプルは大抵塗装するから塗装が硬いだけ。 -- 名無しさん (2014-03-20 08:59:15) - ココボロ指板が気になるなあ -- 名無しさん (2015-01-19 22:16:32) - YAMAHAのなんかのベースのボディ心材にファカルタとか書いてあったんだがファカルタって何 -- 名無しさん (2015-02-12 19:29:49) - 自己解決。ベースはYAMAHA RBX4A2で、ファカルタとは南洋原産の材木だそうだ。 -- 名無しさん (2015-02-12 19:32:52) - ためになりすぐる。 -- 名無しさん (2015-02-18 09:27:41) - 細かな知識どこで知るんですか? -- 名無しさん (2015-02-18 09:28:18) - バスウッドは弾いてみたところローミッドの弱いアルダーって感じだねいアルダー -- 名無しさん (2015-03-10 01:51:14) - ウォルナットボディはローミッドにピークがあるけどハイのギラギラ感もあってかなり渋い。 -- 名無しさん (2015-05-09 04:08:52) - バスウッドでもアクティブベースなら問題ないかねえ…音が軽いとかそういう点で -- 名無しさん (2015-06-01 15:11:01) - ボディにポプラってどうなんですか。。。 -- 名無しさん (2015-07-06 17:44:39) - ポプラは安いベースにしか使われてないけど、希に20~30万のベースにも使われたりするから本当にわからん。アルダーに似てるらしいけど -- 名無しさん (2015-07-07 23:32:04) - 予算の関係でBUSKER'S BJBを使っているが、ボディ材がボローニァ、聞いたことない -- 初心者 (2015-08-21 19:14:12) - ファカルタってDIYで加工が楽で使ってるけど、楽器用としては強度も重量も足りないクズみたいな木材って印象なんだけど音はいいのか? -- 名無しさん (2015-08-29 22:23:11) - ↑というよりは軽量化目的だね。アガチスでファカルタをサンドしてる。ガッツリポリ塗ってあるし強度は大丈夫でしょう。 -- 名無しさん (2015-09-03 18:37:06) - ボローニァってどんな木かわかる人いる? -- バスカス使い (2015-10-27 13:17:56) - ↑いわゆる桐、音はだいたいバスウッド。癖のない音でサステイン弱く高音より。エフェクター乗りは悪くないが、つまり素の音は薄いってことでもある。厳しいことを言うようだが、バスカーズだと木材がどうの言うレベルでない気がする。せめてフジゲン製のCoolzを… -- 名無しさん (2015-10-30 00:27:41) - ウォルナットボディのベースとかかなり重そう -- 名無しさん (2016-01-25 01:40:26) - ウォルナットのリッケン見た目渋すぎて思わず買いそうになった -- 名無しさん (2016-01-25 05:50:29) - B.C.Richのハワイアンコアのイーグルを弾いた事があるけど、ねちっこくて気持ちいい音だった。 -- 名無しさん (2016-04-13 14:33:09) - ベースのボディの木材で、ハードウッドっていうのがあったんだけど、大体こんな音!っていう音あります? -- 名無しさん (2016-05-13 23:22:36) #comment

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