スティング

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スティング(Sting)
イギリスのバンド、The Policeのベース兼ボーカル。
本名はゴードン・マシュー・トーマス・サムナー(Gordon Matthew Thomas Sumner)。
なっげぇ。
ステージネームの由来は
ポリス結成前のバンド(どうしようもないロックバンドと古臭いジャズバンドを掛け持ちしていたらしい)で、
よく黄色と黒の縞の上着を着ていたことから
黄色と黒→蜂→刺す(Sting)ということらしい。
ユニヴァアアアス!
同時期のパンクバンドとは一線を画した曲と演奏で、1970年代後半から80年代半ばにかけて君臨した。


大学卒業後はとある小学校の国語教師として勤めていた。
「高校教師」という邦題は忘れろ。あれは教育実習生時代のものだ。
26歳の時、「一緒にバンドやろうぜ!」とスチュワート・コープランドに誘われてThe Policeを結成した。
“27歳クラブ”なんてものや、同時代に存在した「ベースを弾けないベーシスト(享年21)」と比較すると
ずいぶんと遅咲きである。まあアンディは当時30半ばでしたけどね。
キャリアを積んだミュージシャンがある日ブレイクするのは稀に良くあること。

デビュー時に「3年でビートルズの記録を全部塗り替える!」と豪語したのはあまりにも有名。
それが叶うことはなかったが、記憶に残る名盤を世に送り続けた。
私個人の意見だが、「Synchronicity」はビートルズの「Sgt.~」に匹敵しているんじゃなかろうか。
だが、そんな神懸かったアルバムを作った後にメンバーに創作意欲が湧く訳も無く、おまけに仲も悪く、
バンドの活動は停止する。

その後、「一緒にセッションしようぜ!」と広告を出し、ブルー・タートル・バンドを結成。
そして「ブルー・タートルの夢」でソロデビュー。
お前もその仲間に加えてやるってんだよォッ!
以後もコンスタントに作品をリリースしながらグラミー賞を受賞するなど、存分に才能を発揮している。

ロックの殿堂での同窓会以降、ポリスを再集結させLive Earth出演やツアーを行っている。


演奏
80年代のポール・マッカートニーと称されるほどの作詞作曲センスのため、
ベースの演奏に関してはスルーされがち。
某紙の「最も過小評価されているベーシスト TOP20」において第7位だったことからもそれが伺える。
だがしかし、このランキングは
「高い技量であるが、周りのメンバーが派手すぎて地味orベースであることを忘れてしまうほどの作曲センス」
という意味を持っているため、決して「下手」という評価を下されたわけではないので悪しからず。

むしろ演奏力は高く、エレキだろうがアップライトだろうがなんなく弾きこなす。
とはいえ、フレーズ選びや歌いながら弾くことに関しては非凡極まるが、
すげー速弾きとかバッキバキのチョッパーをするようなことは無い。
良く言えば「アンサンブルに徹したプレイ」、穿って言えば「無難」。

なんだかよくわからんフレーズを軽々弾きながら歌う。
ポリスの魅力である不思議なグルーヴは、
走リ続けるスチュワート・マイペースに弾くアンディ・その二人の間に音を挟めまくるスティングから生まれている。
ポリス時代のライブでのリズムキープが怪しいのはだいたいスチュのせい。
スティングへの殺意をスネアドラムとハイハットにぶつけて走りだすスチュのせい。

90年代頃から、55年製のぼろぼろのオリジナル・プレシジション・ベースを使用するようになる。
ソロ活動時もベースを持ち、ポリスの頃よりも落ち着きと洗練さを増した演奏を見せてくれる。
(ダリル・ジョーンズのような優秀なミュージシャンにベースを任せ、ギターを演奏することがたまーにあるが)


逸話
あまりにもグラミー賞を取るので、嫉妬したロッド・スチュワートの
「(自分がグラミー賞を貰った事が無い事に対して)彼らは、スティング以外の英国人には賞を与えないつもりなんだ。
 インディアンに親切なミスター・シリアス以外にはね」
という発言に、こう返す。
「彼は(グラミーを受賞するに)値する。ほんとにそう思うね。
 彼には僕のを1つ送ってやろうかと思ってる」
イケメンは切り返しもイケメン。

【The Police - Message In A Bottle - The Synchronicity Concert】

【STING-ENGLISHMAN IN NEW YORK (LIVE IN ITALY 2001) 】


息子
ちなみに彼の息子、ジョー・サムナーもミュージシャン。
親父と同じくFiction Planeというトリオバンドのベース兼ボーカルで活躍している。
顔も声も親父そっくり。
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Fiction Plane-Two Sisters
さすがにバンドはポリスそっくりではないが。
スティングの息子ということを抜きにしても、
なかなか良いバンドなので、ぜひご賞聴あれ。



というか、娘の一人も女優であり歌手である。
I Blame Coco。本名はEliot Pauline Sumner。
愛称はCocoらしいので、そう呼んであげよう。
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カッコいい系の美人さんである。
まああの両親の血を引いているからさもありなん。
それにしても父親に似ている。スティング遺伝子強し。

音楽プロジェクト、I Blame Cocoではエレクトロニックなロックを聴かせてくれる。
また、映画「CBGB」のパティ・スミス役でもある。
ボーイッシュな感じがぴったり。

昔は両親にコンプレックスを抱いていたらしく、
「父の職業は弁護士ということにしておいた。」らしい。
有名人の子供って大変だ。
乗り越えて欲しいものです。

父親譲りの声は、ハスキーで艶っぽい。
一聴の価値あり。
I BLAME COCO / IN SPIRIT GOLDEN // OUT NOW




  • The Police時代もいいけど、English man in NewYorkのインパクトが忘れられない! -- 名無しさん (2012-05-18 00:53:22)
  • この人の飄々としたところがルックスと相まってまたカッコいいんだよねえ -- 名無しさん (2012-05-22 15:36:27)
  • スティングってすごいことをさらっとやるよね
    ポリス初期の頃のライヴで歌いながらフレットレスのプレシジョンを正確に弾いてるのを見て驚愕した -- 名無しさん (2012-07-28 19:51:46)

  • かっこいい -- 名無しさん (2013-08-22 23:12:04)
  • 知人がリハを見学したことあるらしいんだが、ウォームアップでジャコばりの速弾きをしていたらしい、 -- 名無しさん (2013-10-28 22:19:44)
  • 人生のお手本です。私がベースを弾くのは全てStingへのトリビュート。 -- Haj=Ko Kish (2014-02-11 21:48:29)
  • ジャコばりの速弾きをしていたという書き込みがあるけど、このクラスになるとなんでもできる上で自分のこだわりのプレイスタイルをだしているってことなんでしょうね。 -- 名無しさん (2017-08-16 23:36:17)
  • スティングに憧れてSpectorも50年代のOPBも買った -- 名無しさん (2018-04-18 07:45:36)
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最終更新:2018年04月18日 07:45
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