炉心融解

作曲/iroha
作詞/kuma

街明かり 華やか エーテル麻酔の冷たさ
眠れない 午前二時 全てが急速に変わる

オイル切れのライター 焼けつくような胃の中
全てがそう嘘なら 本当によかったのにね

君の首を絞める夢を見た 光の溢れる昼下がり
君の細い喉が跳ねるのを 泣き出しそうな眼で見ていた

核融合炉にさ 飛び込んでみたいと思う
真っ青な光 包まれて奇麗
核融合炉にさ 飛び込んでみたら 
そしたら すべてが許されるような気がして

ベランダの向こう側 階段を昇ってゆく音
陰り出した空が 窓ガラスに 部屋に落ちる

拡散する夕暮れ 泣き腫らしたような陽の赤
融けるように少しずつ 少しずつ死んでゆく世界

君の首を絞める夢を見た 春風に揺れるカーテン
乾いて切れた唇から 零れる言葉は泡のよう

核融合炉にさ 飛び込んでみたいと思う
真っ白に 記憶 融かされて消える
核融合炉にさ 飛び込んでみたら
また昔みたいに眠れるような そんな気がして

時計の秒針や テレビの司会者や
そこにいるけど 見えない誰かの 笑い声 飽和して反響する

アレグロ・アジテート 耳鳴りが消えない 止まない
アレグロ・アジテート 耳鳴りが消えない 止まない

誰もみんな 消えてく夢を見た 真夜中の部屋の広さと静寂が
胸につっかえて 上手に息ができなくなる

(Shout!!)

核融合炉にさ 飛び込んでみたら そしたら
きっと眠るように 消えていけるんだ
僕のいない朝は 今よりずっと素晴らしくて
全ての歯車が噛み合った きっと そんな世界だ

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炉心融解 iroha kuma
最終更新:2012年10月24日 19:40