「私の名前は荒木 雪子です。
…………。
あ、私、沖縄というか、
そのすぐ近くの生まれなんですけど、
雪子なんです」


荒木 雪子は、落ち込んでいる。
(先内のこと?)(恋の悩みですか)
「……え。
え、え?」
雪子は、顔を赤らめた。
「何でわかるの?」

(派手にぶっ倒れる)(いやまあそりゃ)
「…気づかれたら…負担になるからって、
ずっと隠していたのに…。
お、お願い。
黙ってて。
お願い…」


「みんな勘違いしてるけど、
私が剣さんを面倒見ているんじゃないの
剣さんが、その、ドジでいいところなしの
私の面倒を見てるの。
あの人のそばにいるだけで、優しい子とか
言われるし…。
あの人は、私の…外見も気にしない…。
出来ないし…だから…あの、でも…。
でも剣さんは、そんな私のあさましい事も
わかってて、でもそれでも優しくて。
その…、だから…」
雪子は、顔を真っ赤にして下を見ている。


何か恥ずかしいことがあるのか、
雪子はあなたに小さく頭をさげると、
すぐ離れた。


「私、弱虫だから…気持ち知られるの、怖い。
言いふらされたりすると…本当に駄目だから。
小学生の時友達にやられて、
泣きたくなるくらい本当に駄目だったから…」


「剣さん、あなたの事を気にしてますよね。
………。
いえ、いいんです。
きっと、いい事だと思うから」


「…でも、時々は、時々でいいから。
剣さんを、私に返して。
でないと私…」


「剣さん……」


「剣さんは…何かとてもすごい人で。
魂が自由などこかにあって、どんな事も
受けとめられる。
どんなに現実離れしていても。
…それは自分を信じているから。
剣さんはどんな時でも自分を疑う事がない。
必要なら人の言う事を無視出来る。
私は、わかる。
剣さんは、どこか遠くに行くわ。
私の言う事を無視して、自分だけを信じて。
何もかも捨てて、あなたに連れられていく。
だから私は、自由は嫌い。
剣さんを…私から奪うから」


「…やっぱり、剣さんの魂はあなたに奪われたわ。
……
勝てるわけないじゃない。
あなた人間じゃないんだもの!!
剣さんが言ってたわ。
あなたは風の妖精だって。
何だってそんなものが私達の前に現れるのよ!」


「何で私達の前に現れたのよ…。
私達は……私は、今まで上手く
いっていたのに!
…何で私のところに出てくるのよぅ。
不幸にするなら、もっと悪い人が
いるはずじゃない…」


「…負けるか。
負けるもんか…。
私は幸せになるんだ……」


突然、後ろから首を絞められた。
「…お前さえいなくなれば……」
(投げ飛ばす)
(引き剥がす)
雪子は、あなたに腕をつかまれたまま
うつむいて言います。
「…あなたが息をしたくなさそうだったから。
手伝ってみました」


「…何で、何で大人しく
絞められないんですか!」
(できるか!)
「……ケチ。
覚えておきなさい」
(……いいからいけ)
「……いい気になって。
覚えておきなさい。」


突然、後ろから首を絞められた。
「……往生、往生せぇやぁ……」
(投げ飛ばす)
雪子は、遠くに投げ飛ばされました。
「ぜぇぜぇ。
…あら、やだ。
軽い冗談だったのに。」
雪子は、乱れた着衣を直しています。
(引き剥がす)
雪子は、あなたに腕をつかまれたまま
うつむいて言います。
「…隊長と部下の
軽いスキンシップですよ」


「……チャ、チャーンス……」
(投げ飛ばす)
雪子は、遠くに投げ飛ばされました。
「……チィ、誘いワナか」
(引き剥がす)
雪子は、あなた腕をつかまれたまま    ※原文まま
うつむいて言います。
「……ち、誘いワナか」


「今日は調子が悪いのでパス…」
あなたが物を投げると、
雪子は笑いながら去っていった。


「……愛、ある意味これも愛……」
(投げ飛ばす)
雪子は、遠くに投げ飛ばされました。
「……。
全部が嘘じゃないわ。」
雪子は、乱れた着衣を直しています。
(引き剥がす)
雪子は、あなたに腕をつかまれたまま
うつむいて言います。
「……どうしても私を拒むのね」


「…身構えなくても。
私、わかったんです。
自分がバカだって事。
どうせ、どうやっても
どうにもならないんです。
だから…、だから諦めました」


「いい天気ですね、フフフ。
雪でも降ればいいのに。
ラララー、ラララー」


雪子は、あなたをにらんでいる。
「いえ、何も。
ウフフ。
まあ、なんていい天気」


「……これで、これでどうだ……」
(投げ飛ばす)
雪子は、遠くに投げ飛ばされました。
「……腕は鈍ってないようね。」
(引き剥がす)
雪子は、あなたに腕をつかまれたまま
うつむいて言います。
「……緊張感が足りてなさそうだったから
足してあげたのよ……」


雪子は、ブツブツつぶやいている。
「……相手が風の妖精だからって無敵じゃない。
何か方法があるはずよ、何かが…
何だその方法は。
考えるんだ…」
あなたは、徒労感を覚えました。


「……お前さえいなければ……」
(投げ飛ばす)/(引き剥がす)
雪子は、顔を近づけてきた。
う、うぎゃあ。


「……。
あれは、気の迷い…。
そういう事にしてください。
きっとそれが、お互いの幸せだから…」


突然、後ろから抱きしめられた。
「……最初からこうなる事、
わかってたのよ。
そして、絶対私は不幸になる。
でも……でも……。
とまらないよぅ……」

(※キャライベントクリア:一枚絵)


雪子は、下を向いてヘコんでいます。
「…武器を使えばよかった」


「……まず奇麗になるところから
始めるから…。
見捨てないで…」


「……頑張ります」




(エンディング)

撤退の日ですか。
60km後退するのに大袈裟だなと
思いました。
同じだけ戻るのに1年かかったんですけどね…。

一山岳騎兵の言葉



その日、撤退を支援するヘリの群れが来た日、
貴方は荒木 雪子と共に最後のヘリに
乗り込んだ。

「……」

突然、後ろから首を絞められた。

「…まさか、このタイミングで来るとは
思ってなかったでしょう……」

(投げ飛ばす)
荒木 雪子は、遠くに投げ飛ばされました。
「やっぱり最後はこれでないとー」
貴方は笑うと、先にヘリに乗り込む事に
しました。
(はいはい、いいから乗りましょうね)
「……もうっ。
ずっと、チャンス待っていたのに」
そう言って、
荒木 雪子はコロコロと笑いました。
「まあ、いいか。
次の手を考えます」
荒木 雪子は笑ってヘリに乗ると、
貴方に手を差し伸べました。







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最終更新:2009年11月16日 21:45