「…自己紹介って、ヘンだよね。
人柄も名前も長く話していれば嫌でもわかるし。
もう話さないなら最初から自己紹介いらないし。
んーでも、まー、名前だけは。
菅原乃恵留(すがわら のえる)。
じゃ、そーゆー事で、よろしくねっ!」
背中を叩かれました。
「…いったぁ。背中に何か入ってるんじゃないの!?
もー、注意してよね!」
怒って行ってしまった…。なんて人だ。


「やっほ、何やってんのええ暗そうそんな事
やってんだ私は普通だよ髪のセットには時間かけ
たけどねああそうそう今日は葉月がねぇ…」(NPC山口葉月がいる場合)
「やっほ、何やってんのええ暗そうそんな事
やってんだ私は普通だよ髪のセットには時間かけ
たけどねああそうそう今日はねぇ…」(NPC山口葉月がいない場合)
(ごめん、少しゆっくり言って)
「…アンタ、トロいのね
ま、いいけど。
私も早口で喋るの、最近減ったし」
背中を叩かれました。
「元気出しなさいってば。
朝ぐらい元気ないと、
一日中ユーウツになるわよ」
彼女は手を振り走っていった。
かなり痛かったらしい。
(圧倒される)
彼女は手を振り走っていった。


「最近TVのチャンネル争いで、
岩プーに負け続けで困ってるのよ。
うーん。
ジャンケン強くなる方法ってないのかな。」
(ないでしょ)
「何もしてないのに、わかりきった事言わない!
…って葉月がいつも言っているでしょ?
そう、特訓するしかっ!
つきあえっ!」
100戦(2時間)ばかり付き合わされました。
「勝ったっ、勝ったっ。
えー、なんで負けるわけぇ?」
…表情の良く変わる人だ。
「よし。
49回負けたけど51勝。
自信出てきた。」
ノエルは、背中を叩こうとして、
激しく咳き込んだ。
「ごめん…なんか喉につまっちゃった。
…よしっ。
ありがと!
じゃ!そういう事でー!」
(岩プーって岩崎のことですか)
「そう。
なんか人柄まで出てそうだよね。
ふわふわ浮いて風船みたいなの。」


「…なに?」
(元気ない?/顔、白くない?)
「何いってんのよぉ! もー!」
ノエルは背中を叩こうとして、
迷った後、やめた。
「ヘンな事気にしてると、
牛になっちゃうぞ」


「…昔ね、陸上部にいたんだ。
走るの、結構好きだったから。
…あーもうっ、今考えると、
ばっかみたい。
なんで一所懸命、走ってたんだろう」


「彩華先輩を…村田彩華先輩って、
昔、みんなのアイドルだったんだよ。
奇麗で優しくて、出来ない事はなんにもなくて。
でも、高校に入ってから変わっちゃった。
会った時、誰が誰だかわかんないくらい
埋没してて…。
…悲しくて、悔しかった。
何で先輩はそんな風になったんですかって、
そう言いたかった」
(言えばいいんじゃん/……)
「…実際言ったら、あの頃は若かったからって
言われた…。
…年を取るって、嫌だよね。
私は年なんか取りたくない。
あんな風になりたくない…」


「私、16になったら死んでやるの。
彩華先輩みたいになってたまるか…」
(いや、そんな/……うーん)
「負けるもんか…。
負けるくらいなら、自爆してやる」


(PC村田の時上記2つの代わりに発生)
「…その、先輩。
いえ、きっと私の事なんか覚えて
ないと思いますけど。
実は私、ずっと前から先輩の事知ってました。
憧れてました。
でも……、
…なんで先輩は変わったんですか。
そんな目立たなく
なっちゃったんですか!?」
(大したことなかっただけだよ)/(無理をするのに疲れた)
「私が聞きたいのは、
そんな答えじゃありません!
なんで悟りきったような事を言うんですか!?
…アナタが一番、
わからず屋で格好良かったくせに!
私はアナ…アンタみたいにはならない。
絶対ならない。
アンタが16で変わったんなら、
16になるまでに私は死んでやる!」


「……」
(ノエルと名前で呼んでみる)
彼女は顔をキッとあげた。
「…なんでファーストネームで呼ぶのよっ!
よりにもよってアンタがぁっ!」
 (え、いや/なんとなく)
「私が自分の名前嫌いって、前に言った…。
あれ?
言ってなかった!?
いやいやいや、とにかく!!
どーせ私の名前、ケーキみたいと
思ったんでしょ!
…うっ」
ノエルは激しく咳き込んだ。
ノエルはまだ咳き込んでいる。
喋れない。
ノエルは胸に手をあてて呼吸を整えている。
「…もう、いい…。
べーだ」
(不機嫌そうなんで黙っとく)
あなたが離れる時、
彼女は苦しそうに咳き込んでいた。


ノエルは名前を呼ばれるんじゃないかと
警戒している。
「…なによ」
(いい名前じゃないか/分かった。もう名前で呼ばない)
「…。
……。
………。
…………なによそれ。
ひどい脅迫だわ…。
…じゃあいいよ。
名前で呼んでも」


朝っぱらから泣いている上田を
菅原が慰めている。
菅原「…なに泣いてるのよ。
  トラのくせに」
上田「だってペンギンがひどいんだよ。
  …いつも厳しい事いうんだ」
菅原「ペンギンなんかに泣かされない!
  虎の方がペンギンより強いんだから、
  文句あるならパクパクってかみついちゃえ!」
上田「…ひどいよ。
  ノエルちゃん…」
菅原「ひどくない。
  涙をふくの」
  (ふふ、私ってば葉月みたい。)


ノエルは、小さなダチョウの彫り物を
持っている。
「これ…?
ペンギンがくれたの。
奇麗だよね。
…ふふ、ペンギンか。
トラってば、こんな小さなプレゼント
くれる時くらい言い訳しなくてもいいのにね」


ひどく蒼白な顔をしている。
何度か咳き込んだ。


「…私って、夏生まれなの。
夏生まれなのにクリスマス・キャロルだよ。
何でよりによって、そんな名前にするかな。
私、ケーキみたいな名前じゃない方がよかった。
好きな男の子からからかわれたりしない
名前の方が良かった。
夏実とか、小夏とか夏子とか…。
…………まあ、でも。
もういいけど。
私を脅迫した事、胸に刻んどいてよね。
重罪なんだから」


ノエルは背伸びしたり、
しゃがんだりしながらこっちを見ている。
(なにやってるの/何の体操?)
「…いや、いつになったら声かけるかなって。
今、賭けていたの。
3秒で気づいてくれたら、
もっと生きてみようって。
…まあ、20秒くらいかかったら
やっぱり私は駄目なんだけどね」


「葉月と同じ人、
好きになりたくはないな。
…だって、勝ち目ないもの…。
たぶん、絶対駄目だ…。
私じゃ勝てっこない……」


ノエルは袖をまくって、腕を見せた。
「…見てよ。
こんなに手が細い。
足だって……筋肉落ちる一方。
細くなるのはいいけど…こんなに細いんじゃ、
気持ち悪い…。
でも食べられないの。
葉月の料理はおいしいのに。
食べたいと思ってるけど…、
咳が激しくなる度に、
どんどん食欲が減っていくの。
気持ち悪いでしょ?
でもまあ、いいけどね。
16までには、死ぬんだし。
病気になんか殺されないもんね」


「……私が、あんまり長くない事、
知ってるんでしょ」
(知ってるよ)
「なんで優しいの?
そんな事、無駄なのに。
…アンタは人が悪いのよ。
そうやっていつも私を苦しめるんだっ。
バカ!」
ノエルは三歩歩いて、振り向いて口を開いた。
「バカバカっ、バカ!」
(なんのこと?)
「…じゃあ、いい。
そのうち絶対、後悔させてやるんだから。
あの時もっと優しくしておけば良かったって。」


ペンギン「彼女の死は、かなり前に予約されている。
    運命と言う奴だ。
    夏生まれなのにクリスマス・キャロルから
    名前をとられているんだ。
    親は名前に祈りを込めたんだろうよ。
    おそらく、あの病気は生まれつきだ。
…諦めろ」
(いやだ)
ペンギン「お前の言葉はガキの意見だ。
    俺に嫌だと言ってどうする」
ペンギンは、ため息をついた。
ペンギン「後悔だけはするなよ。
    ハードボイルドならな。
    …俺達の…ガンプ・オーマの拳は、
    運命に反逆するために突き上げられる。
    精霊手は、覚えているな。
    あれで殴れ。
    お前に運命を超えるだけの力が
    あれば、ワールドタイムゲートが開くだけの力が
    あれば、それで助けられるはずだ。
    …クソガキよ。
    翼はなくても心の翼は天をかける事が出来る。
    闇を抜けてみろ、その翼で。
    羽は生えそろっているかどうか知らんが、
    お前が決めたのなら、俺は何も言わん。
    お前は一羽の裁きの鳥。
    俺と同じ空を見上げるしかないロクデナシの体と
    そうでもない心からなるアンバランス。
    裁いてみせろ、運命って奴を。
    裁いてみせろ、己の生き方を。
    お前が正しければお前が勝つ、それだけだ」
(絶望して立ち去る)
ペンギン「…生きるって奴は思い通りにならないもんだ。
    それを理解するのが大人になる事だ。
    お前は今、大人になったのさ。」


あなたは、ノエルの手を引いて
体育館裏へ連れ出しました。
「…なによ…」
あなたは拳を輝かせると、
思いっきり彼女をぶった。
「…なっ。
な、なんて事するのよ!
バカヤロー!
あれ?
身体がすごい軽い…?
ん?
いや!
そうじゃなくてなんて事すんのよ!
バカバカバカ!」
10倍にして返されました。
「あー、すっきりした。
ひさしぶりに汗かいた。
…こら、なにまだ寝てんのよ。
はーもう、しょうがないなあ。
はい、起きてよ。
すねないの。
…アンタが無茶苦茶やるから、

うん。
元気になっちゃった。
私、なに考えてたのかなあ。
はあ?
なんでアンタに感謝すんのよ。
あっかんべーだ。
悔しかったら捕まえてみろー」


ノエルは背中を叩こうとして、迷った後、
あなたの腕に抱きついて笑った。


「うーん。快調ー!
やっぱ思いっきり背中叩けるのって、いいよね。
いや、だからって逃げないでも。
………………。
……ありがと。
ううん?なんか。そんな気がしたから。
なんでだろね」
(※イベントクリア)



ペンギン「助けられたようだな。
    それは良かった。
    …そうだ、一つ言い忘れた。
    お前がやったのは運命の改変で、
    世界的に言えば因果の前借だ。
    お前はこれから死ぬほど勉強して
    医者になる必要がある。
    すごい名医にな。
    お前が助けたという必然を、
    これからつけるんだ。
    出来なきゃ、
    つじつまあわせでいずれ彼女は死ぬ。
    誰かの代わりにお前の運命は
    決まったわけだ。
    それが人を助けたっていう代償だ。
    それが安いか高いか、俺は知らん。
    …だがまあ、軍人よりはお前にゃ医者が
    似合ってるだろうよ。
    それだけだ。
    いってこい」



(菅原乃恵留ED)
戦争が一息ついて家に帰れると分かったら、
私、凄い勉強をやらなきゃいけないって事に
気づいたんです。
生き残った事が嬉しくて、でも受験とか
思うとブルーな気分で、なんだか複雑な気分
だったなあ。
好きな人と同じ学校に行こうと思ってたから
大変だったの。

(108警護師団に
   配属されていた学生兵の手記より)

あなたが書類を焼いていると菅原 乃恵留が
近づいてきた。
「なに?もう春なのに焚き火?
あ、そうか。軍隊辞めるんだよね。
医者になるって本当?」
(うん/まだなれるか分からないよ)
「ふーん。
ま、殺しすぎたもんね。私たち。
今度は助けたいよねえ。
という事で、私もアンタと同じコース
行く事したから。
明日からみっちり勉強教えなさい」
(……いや、君の成績では/え?)
背中を思いっきりぶったたかれました。
「もー。そういう事は気にしないのっ。
私が傍に居る事を喜びなさいってば。
……う、何よその顔は。
いいわよ。私が傍に居ないほうが幸せ……
きゃっ」
菅原に飛び火がついてます。
(……ほっとけない人だ/わわわ。水、水)
「でしょ?
だったら、私の事をほっとかないの。
ずっと傍において大事にするの」



菅原乃恵留 通常 / 提案 / 派生 / シナリオ

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最終更新:2014年02月11日 20:22