大雲山 龍安寺

だいうんさん りょうあんじ


京都府京都市にある臨済宗妙心寺派の寺院。
本尊は釈迦如来。

砂庭式枯山水庭園である方丈石庭で有名。
古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。

所在地 京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13
料金 500円
時間 8:00~17:00(12月から2月は8:30~16:30)
URL http://www.ryoanji.jp/


歴史

室町幕府の管領、守護大名で、応仁の乱の東軍総帥となった細川勝元が1450年(宝徳2年)に創建した禅寺。
衣笠山山麓に位置する龍安寺の所在地は、藤原北家の流れを汲む徳大寺実能以来、徳大寺家の山荘であったところを、細川勝元が譲り受けた。
創建当初の寺地は現在よりはるかに広く、京福電鉄の線路のあたりまでが境内であったという。

龍安寺は、開基細川勝元自身が一方の当事者であった応仁の乱(1467-1477年)で焼失。勝元の子の細川政元と、4世住持・特芳禅傑によって長享2年(1488年)に再興された。

近世の地誌類によれば、最盛期の龍安寺には塔頭(たっちゅう、子院)が21か寺、軒を連ねていたという(現存するものは3か寺)。『都名所図会』のような絵入りの名所案内書を見ると、当時、龍安寺の池はオシドリの名所として知られており、今日有名な石庭よりもむしろ、池を中心とした池泉回遊式庭園のほうが著名であったらしい。

寛政9年(1797年)の火災で仏殿など主要伽藍を焼失したため、塔頭の1つである西源院の方丈を移築して龍安寺の方丈(本堂)とした。




関連項目











最終更新:2018年10月12日 17:47
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