中門造り
ちゅうもんづくり
新潟県や、秋田県・山形県・福島県などの東北地方、中国山地などに分布する民家の形態。
主屋から棟を変えて突出する中門は、江戸時代中期に作業空間を拡張するため雪除け庇を常設化したのが始まりで、積雪地帯に広がった。
正面の前中門(表中門)は、厩があることから厩中門とも呼ばれる。
岩手などに分布する
曲屋は多くの馬を飼うための造りだが、前中門は厩・作業場・便所・出入口と多機能である。
背面の後中門(裏中門)は、寝室や流しとして使われる。
前後に中門を持つ民家もある。
関連項目
最終更新:2007年10月18日 19:31