東海館
とうかいかん
「旧木造温泉旅館東海館」として、伊東市指定有形文化財となっている。
- 竣工:1928年(昭和3年)
- 構造:木造
- 屋根材:瓦葺
松川河畔にある木造三階建て温泉旅館群の一つ。
創業者の稲葉安太郎氏は材木店を営み、質の良い木材をこの旅館に使用した。
昭和13年頃に建築された部分では3人の棟梁を各階ごとに競作させ、廊下の飾り窓や階段の手すりの柱などにそれぞれ違った職人の技と凝った意匠を見ることができる。
玄関の豪快で力強い彫刻や書院障子の組木のデザイン、照明器具など。
- 1928年(昭和3年):現在の旧館(東側部分)竣工、東海館創業
- 1938年(昭和13年):新館竣工、旧館増築
- 1949年(昭和24年):望楼の増築
- 1959年(昭和34年):災害復旧
- 1965年(昭和40年):101、102号室改築
- 1988年(昭和63年):静岡県まちなみ50選に選定
- 1997年(平成9年):旅館を廃業。伊東市に寄贈
- 1999年(平成11年):伊東市指定有形文化財に指定
- 1999年(平成11年)〜2001年(平成13年):保存改修工事
- 2001年(平成13年)7月26日:伊東温泉観光・文化施設『東海館』として開館
関連項目
最終更新:2013年03月05日 01:08